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楽天モバイルの解約を待った方が良い3つの理由

1GB未満無料プランが廃止

大きく報道されている通り、楽天モバイルの1GB未満無料が廃止さて、契約者は8月から最低料金が月額1,078円を支払わないといけない(最大4ヶ月は還元キャンペーンあり)。

今まで0円運用をしてきたユーザーはすぐに解約したくなると思うけど、少し待った方が良いかもしれない。

その理由をご説明します。

通話無料

Rakuten Linkで通話すると電話料金は無料だ。新プランの詳細が発表されていないので、不確かな部分はあるが、今後も通話無料は続くと思われる。

無料通話ができるキャリアは楽天モバイル以外にほとんどない。5分間の通話無料はahamoなどを提供しているが、無制限の通話無料ではない。KDDIのpovo 2.0は30秒の通話時間あたり22円なので、30分話せば1,220円かかる。楽天モバイルは3GBまで1,078円だから、通話料金を足した他社プランの方が高くなるケースがある。

LINEなどの会話で済む人なら良いが、1ヶ月で合計30分ぐらい話す人は結構いると思う。金額だけで比較するなら、新しい楽天モバイルのプランの方がお得な場合もある。

少なくてもRakuten Linkの詳細が判明するまで解約は待っても良いと思う。

他社のキャンペーン

楽天モバイルが0円プランを開始してから、MVNOから楽天モバイルへ移行したユーザーが急増した。

プラン変更によって、今度は逆に楽天モバイルからユーザーが流出することが予想される。今まで楽天モバイルに苦労させられていたMVNOは楽天モバイルからユーザーを取り戻すために新たなキャンペーンを行う可能性が高い。

多くのMVNOは3,000円前後の初期手数料がかかる。ahamoやpovoは無料なので、対抗して初期手数料を減額するキャンペーンを始めるMVNOがあるかもしれない。

楽天モバイルのキャンペーン

プラン改悪でユーザーが流出することを楽天も想定している。流出を少しでも食い止めるために、楽天モバイルユーザーが楽天市場で買い物した時のポイントを最大2%追加した。

だが、今回のプラン改悪による批判が高まっているので、これだけではおそらく流出は止まらないだろう。昨日楽天のサービスが一時期繋がりづらくなったのは解約したユーザーが多かったのが原因という見方も出ている。

0円ユーザーは経営の足枷になるからいなくなっても構わないという考えもあるが、そういったユーザーが常に0円を維持していたとは限らない。月によっては使いすぎて1GBをオーバーすることもあるし、(間違えて)Rakuten Link以外で通話して通話料金を支払うこともある。使う容量が安定していない人は、使わなければ0円になることに安心して契約した人もいる。

そういった潜在的に利益を生むユーザーも今回のプラン改悪で楽天モバイルから離れてしまう危険性が高い。一年間無料など多額のコストをかけてせっかく集めたユーザーがいなくなるのは非常にもったいない。

楽天はたとえ0円でも他の楽天サービスを使ってくれればペイできると以前は主張していた。楽天モバイルを解約したユーザーは他の楽天のサービスからも離れていってしまう。

想定以上に解約数が多ければ、ユーザーを繋ぎ止めるために、新たなキャンペーンを楽天が打つ可能性がある。

来月以降の楽天の動向を見てから解約しても遅くはない。

慌てる必要はない

楽天の還元キャンペーンを考慮しなくても、6月末までは0円プランを利用できる。今回のプラン変更を受けて、MVNO各社は自社へユーザーを取り込むキャンペーンを考えていると思われる。そのキャンペーンが出揃うまでは待っても損しないと思う。

また、Rakuten Linkを使うことを厭わず、電話をしょっちゅう利用する人は通話料金を考慮して、プランを決める必要がある。

いずれにしろまだ1ヶ月以上猶予はあるので、慌てずじっくり考えて次のキャリアを考えよう。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
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