iPad Proのコンピュータ化
新型iPad Proが発売になった。特に12.9インチディスプレイiPad ProはM1チップとミニLEDを搭載したプロ仕様のタブレットPCだ。iPad Proは、トラックパッドと本格キーボードを搭載したMagic Keyboardを取り付けることで「コンピュータ」として使うことができる。
長年Macbookシリーズを使ってきたけど、タブレットとして使えるiPad Pro+Magic Keyboardもいいかなと思い、昨日新型iPad Proを触ってきた。
ミニLEDディスプレイは色が鮮やかで、フラットなボディは新鮮だ。だけど、Macbook Proから乗り換えるには1点気になることがあった。
小さなトラックパッド
Magic KeyboardのトラックパッドはMacbook Proよりも小さい。こちらが13インチMacbook Proとの比較。
キーボードも若干小さいが、それよりもトラックパッドの小ささが気になる。iPadはマルチタッチジェスチャで3本の指で操作することができるが、Magic Keyboardの小さなトラックパッドだと指がぶつかってやりづらい。
Magic Keyboardではなく、サードパーティ製のキーボードを使う手もある。こちらはロジクールのトラックパッド付きキーボード。Macbookと比べるとトラックパッドの面積はやはり小さい。
12.9インチiPad Proと13インチMacbook Proの奥行きはほとんど同じ長さだが、iPad Proはヒンジが本体の外になるので、その分トラックパッドに使える面積が小さくなってしまう。
ヒンジを本体に内蔵しているMacbookシリーズとの大きな違いだ。
慣れなのかもしれないが、店頭で触るだけでは違和感が拭えなかった。
どうしても大きなトラックパッドが使いたいなら、Magic Keyboardではなく、Magic Trackpad 2を使う方法もある。Smart Keyboard Folioと併用することで、キーボードと大型トラックパッドを使うことができるが、持ち運びに不便だし、不恰好だ。
タブレットを取るか、トラックパッドを取るか
何かを得るには何かを失わないといけない。iPad Proを買うならタブレットとしても使える利便性を得られる代わりに小さなトラックパッドを受け入れる覚悟が必要だ。