2021年版新しい文字盤
watchOS 8が登場して、新しい文字盤が追加された。今年追加された文字盤は2つ(Nikeモデルは3つ)。
新しい文字盤をご紹介します。
ポートレート
iPhoneで撮影したポートレート写真を文字盤にできる。被写体に焦点が合い、背景は自動的にぼやける。面白いのは、Apple Watchが被写体を認識して人物の背後に時刻が表示される。文字のフォントは3種類用意されている。
表示できるコンプリケーションは2種類で、1つは日付で固定。もう一つは横に一行のコンプリケーションが設定できる。スケジュールなどが良いかも。
ワールドタイム
24個の時間帯のすべての時間を一度に表示できる。中央の地球儀をタップすると、6時の位置の矢印で示された現在の時間帯が中央に移動する。太陽と月のアイコンは現在地の日の出と日の入りを表し、地球儀の明と暗は昼と夜を表している。
小さい文字盤に文字と情報が凝縮されていて、44mmでもちょっと見づらい。全世界の時刻を把握したい人には良いだろうけど、2つぐらいのタイムゾーンならコンプリケーションで表示した方が良いかも。
ワールドタイムは4つのコンプリケーションを設置できるので、世界を股にかけて活躍している人には実用性はあるかな。
Nikeバウンス
Apple Watch Nike限定の文字盤。Apple Watch Nikeなら過去モデルで利用できる。手首の動きに合わせて数字の形が変化する。Digital Crownを回しても変化する。
コンプリケーションは1つも設置できない。その代わりにNikeマークをタップするとランニングアプリ「Nike Run Club」が起動する。
今年の文字盤は地味?
watchOS 8では追加された文字盤「ポートレート」も「ワールドタイム」もあまり実用的ではないかな。家族や恋人の写真を文字盤にできる人にはポートレートは良いかも。
今年の秋に発売されるApple Watch series 7は他にも2つの文字盤が利用できる。ひとつは「輪郭」。Nikeバウンスみたいに手首の動きに合わせて数字の形が動く。「モジュール」は大型のモジュールを2つ設置できる。株価や心拍数、アクティビティなどの時系列で推移できる大型のモジュールが2つ置ける文字盤は史上初だ。
個人的には、モジュールがたくさん設置できる実用性が高い文字盤と、モジュールは4つぐらいでデザイン性が高い文字盤があると嬉しい。