楽天モバイルのシェアが2.4%
総務省が2021年度第4四半期の携帯電話契約者数のシェアを公表した。
楽天モバイルのシェアは2.4%だった。第4四半期はプラス0.1%で鈍化しているが、少しずつ増えてきているのがわかる。ただし、これは3月までで楽天モバイルが無料プラン廃止を発表する前の数字だ。無料プランが廃止後になる7月1日からのシェアがどう変わるか気になる。
MVNOは?
MVNOは微増したが、MNOよりは勢いがない。ahamo、povo、LINEMOはMNOに含まれるので、キャリアの低価格プランへのMNP、新規契約が多そうだ。
MVNOのシェアはトップは、IIJmioの 18.1%(前期比+0.8 ポイント)、NTT Comが 14.0%(前期比+1.2 ポイント)、mineoが 9.3%(前期比+0.2 ポイント)、楽天モバイルのMVNOが 6.2%(前期比▲ 0.7 ポイント)、ビッグローブが 5.8%(前期比±0 ポイント)となっている。
IIJmioは次々とキャンペーンを打ち出し、楽天モバイルからシェアを奪い取ろうと手を打っている。
6月以降の楽天モバイルに注目
注目は無料プラン廃止後の楽天モバイルのシェアだ。物議を醸した楽天モバイルのプラン変更だが、その後LINEMOが6カ月間実質無料、IIJmioなどが値引きキャンペーンを行い、シェアを獲得しようと他社が攻勢を強めてきている。
これにより、楽天モバイルのシェアがどれだけ増減するのか。楽天モバイルはすでに契約数を把握しているので、大幅に減少しているなら何かキャンペーンを行うはずだが、今のところおとなしい。契約者は11月までは実質無料なので、そこまでは契約者数は大きく動かないのかもしれない。