新型AirPods Pro登場?
AirPods Proが登場してから二年半が経過している。今でも売れているし、性能的にはライバルに負けていないので、慌ててモデルチェンジする必要はないのかもしれないが、これだけ長い間モデルチェンジしない製品はレアだ。
新しいAirPods Proの噂が出ているので、検証したいと思います。
変わらないデザイン
デザインは現行モデルと変わらないらしい。ステム(イヤホから伸びている)もそのまま。最近のワイヤレスイヤホンはステムがない製品が多いが、ステムはすでにAirPodsのアイデンティになっているので、残したいのだろう。3代目AirPodsもステムは残っている。
マイク性能を高める意味もあるが、ステムがあることで操作しやすいメリットは見逃せない。多くのイヤホンがタップ式を採用しているが、AirPodsが採用する感圧式の方が、「つまむ」という操作した感触が指に残るので誤動作しにくい。
新しい製品も現行を踏襲するデザインになるに違いない。
心拍数測定
新しいAirPods Proは心拍数測定機能が内蔵されるらしい。センサーで外耳から心拍数を測定できる機能は、他社のイヤホンにもある。
気になるのは、Apple Watchにも同等の機能があることだ。常に腕に装着しているApple Watchの方が心拍数を常時測定するのは向いているデバイスだ。
わざわざAirPodsに内蔵しなくても良いような。
体温測定
新型AirPods Proは体温が測定できるそうだ。Appleは環境光センサーで耳中の体温を測定する特許を取得している。
Apple Watchでも同様に体温を測定する機能が噂されている。この機能も常時装着しているApple Watchの方がいつも測定するには適している。
どんなに音楽好きでもAirPodsをいつもつけていないでしょ。
USB-C端子
新モデルでは、現行のLightning端子がUSB-C端子に代わるらしい。EUの規定で2024年秋までにUSB-C端子に統一する必要がある。次期モデルもモデルチェンジが長いなら、このタイミングでUSB-C端子を搭載した方がよい。
これは確実かと。
ケースにスピーカー
ケースにもスピーカーを内蔵する噂がある。スピーカーは音楽を鳴らすためではなく、「探す」アプリで見つけるためのものだ。音を鳴らしてイヤホンを見つかることはできるが、現行モデルではスピーカーがないので、音を鳴らしてケースを見つけることはできない(最後にBluetooth接続した場所を探すことはできる)。
これもありえるかと。
新しいコーデックに対応
新しいロスコーデックの「Low Complexity Communication Codec(LC3)」に対応しているらしい。AirPods Proはロスレスに非対応で、数少ない欠点になっている。高品質・低電力に定評があるLC3に対応するのは、あり得そうだ。
発売は9月?
新型AirPods Proはいつ発売されるのだろう。AirPods Proだけでイベントをするとは思えないので、サイレントローンチかもしれない。
iPhoneとAirPods Proは親和性が高い。元々AirPodsはiPhoneがイヤホンジャックの内蔵をなくしたタイミングで同時に発表したデバイスだ。
イベントで発表するなら新型iPhoneと同時で今年の9月かもしれない。