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自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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一番売れたApple製品はAirPods。Appleを支えるヘッドホンジャックアダプタ

最も売れた製品はAirPods

アメリカ大手の家電量販店Best Buyで最も売れたApple製品が、AirPodsだった。

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引用::Ceros

それまでは、Lightning − 3.5 mmヘッドホンジャックアダプタが1位だった。ヘッドホンイヤホンジャックを廃止したiPhone 7以降同梱しているもので、筆者はほとんど使ったことがないが、アメリカでは需要があるようだ。ヘッドホンジャックアダプタがiPhoneにあった頃は、Lightning - USBケーブルが1位だった。破損したケーブルの交換用だろう。

二年前の製品なのに、人気

このグラフから二種類のことが読み取れる。

ひとつはAirPodsの好調な売れ行き。発売から2年が経過した製品としては異常なほど売れている。防水機能やノイズキャンセリング機能がないなど、欠点はあるが、手軽で(しかもApple製品にしては安い)AirPodsは、今でも人気製品だ。

9月には防水・ワイヤレス充電に対応した新型AirPodsを発表すると予想される。

ケーブルが支えるAppleビジネス

もうひとつは、ケーブルがAppleの売上を支えているということ。Appleというとレガシーの端子や規格を容赦なく切り捨てるイメージが強いが、一方でLightningコネクタのような独自規格を長く維持する。

上下の区分なく挿せるLightning端子は、発表当時は画期的だったが現代ではUSB-Cの方が一般的だ。それでもAppleは、iPhoneでは未だにLightning端子を使い続けていて、USB-Cに移行しない。今年の発売の新型iPhoneでもLightning端子を維持して、充電器側の端子をUSB-Cへ移行するようだ。

Lightningを維持する背景には”ケーブルビジネス“があるからだろう。Lightning端子を廃止するなら、USB-Cではなく、ワイヤレス充電を普及させて、自社のAirPowerを売るのがAppleの思惑に違いない。

AirPowerの開発遅れが影響するケーブルビジネス

AirPowerの開発の遅れは、Appleの端子戦略に影を落としている気もする。昨年AirPowerを予定通り発売してヒットしていれば、今年はLightning端子を廃止し、USB-Cに移行していたかもしれない。今年の9月にはAirPowerを発売すると思うが、iPhone側はLightning端子が維持され、高速充電を行うために、同梱の充電器とケーブルがUSB-C対応になるというちぐはぐに思える対応となりそうだ。

9月以降の売れ行きは?

9月移行は、もっとも売れるApple製品は新型AirPodsで、2位がLightning − USB-Cケーブルになるのでしょうかね。Apple製品だけのランニングを日本では見ないけど、国内の販売ランキングと比較してみたいですね。

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【Apple京都オープン記念】次のAppleストアは川崎、大阪、横浜、広島

Apple京都オープン

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日本国内9店舗目のAppleストアが京都にオープンした。

japanese.engadget.com

和のテイストを加えた今までのAppleストアとは異なるデザインに、日本市場におけるAppleの本気度が見て取れる。クックCEOが数年前に京都を訪れており、CEOの肝いりで予算をふんだんに遣えたのかも。

国内に新たな店舗

数年以内に国内で数店舗オープンするとAppleの担当者は言っている。ロゴと状況から1店舗は川崎が有力視されているが、他の店舗はどこにできるのだろう? 経済圏の規模から考えてみる。 

経済圏から考える次の店舗

Apple京都を含めた1店舗あたりの人口だ。東京・大阪・名古屋の三大都市圏の1店舗当たりの人口が大きいのがわかる。新宿、川崎(予定)と首都圏に新店舗が集中するのも当然の流れだ。

  人口(万人) Appleストア 1店舗当たりの人口
東京 3530 4 882.5
大阪 1205 1 1205
名古屋 576 1 576
京都 280 1 280
福岡 257 1 257
神戸 248    
札幌 236 1 236
仙台 161 1 161
岡山 153    
広島 143    
Appleストアは休業・移転中含む

川崎の次は大阪

川崎の次に出店するなら1店舗あたりの人口が1200万人の大阪だろう。以前噂が出たように大阪に2店舗目はかなり有力だ。2店舗になれば600万人となるので、名古屋並となる。1店舗当たり250万人から500万人前後が妥当な店舗数に思える。

いよいよ横浜

次はやはり東京経済圏。Apple新宿と休店中の渋谷をあわせて4店舗もあるのに、1店舗あたりの人口が882万人にもなる。噂通りに川崎にできれば、706万人と多少減るが、まだ名古屋より多い。

川崎の次に横浜への出店を予想する。日本第2位の人口を誇り街のイメージも良い横浜に店舗がないのは奇異だ。横浜にはAppleの研究所もあるのに。

もっとも川崎もそうだが、路面店として出店するとなると横浜は意外と難しい街でもある。横浜駅周辺はデパートと駅ビルばかりだ。路面店として出店できそうな場所はみなとみらいになるが、出店する土地は限られている。そんな理由もあって、良い出物があった川崎が横浜よりも先になったのだろう。ちなみに川崎だと、ラゾーナ以外の出店場所はちょっとイメージがつかない。

そして、広島

次の空白地は神戸だが、大阪に2店舗目ができると、ちょっと多すぎる気もする。大阪地域の2店舗目が神戸の可能性もある(大阪と神戸を一緒にすると怒られそうだけど)。

それよりも1店舗もない中国地方の方が先だろう。経済圏としては岡山のがわずかに大きいが、ブランドショップが中国へ進出する時は広島が先のケースが多い。ここは広島からで。

まとめ

まとめると、

1.川崎

2.大阪(または神戸)

3.横浜

4.広島

が数年以内にAppleストアができる場所と予想する。札幌の復活、渋谷のリニューアルオープンも必要だ。

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プロ向けMac miniが年内に登場? Mac Proは?

新型Mac mini?

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Appleが新型のMac miniを年内に発売すると噂がでている。Mac miniはアップデートされないまま、4年が経ち、筐体は8年近く変わっていない。8年間同じデザインで作り続けている電子デバイスは非常に珍しい。

廉価版デスクトップPCの需要は?

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Mac miniは廉価版デスクトップPCとしてAppleは販売してきた。ノートブック型が主流で、廉価版ノートPCも多数出回っている現代に安いデスクトップPCの需要がどれだけあるのだろうか。

8年前は自宅のテレビをディスプレイ代わりに使ってApple TVなしで動画を再生する人もいたが、今はApple TVもあるし、スマホやタブレット、ノートPCで動画配信サービスを使う人の方が多い。

周辺機器にこだわるユーザーには人気

Bloombergの報道によると、新しいMac miniは廉価版ではなく、プロ向けだということだ。ストレージ、マシンパワーがアップし、それにともない価格も上昇するそうだ。AppleのデスクトップPCというと、ディスプレイ一体型のiMacが主流だ。今は最大18コアを搭載できるiMac Proもあり、プロユースとしても十分使える。

ただ、iMacだとディスプレイを選択できないし、マウスとキーボードも同梱されている。Mac miniの同梱物は電源ケーブルしかなく、ユーザーが自由にディスプレイ、マウス、キーボードを選べる。熟練のエンジニアは、愛用の周辺機器を使いたいものだ。

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設置場所をとらないMac minを小型サーバーとして重宝しているケースも多い。性能が向上すれば使いたいエンジニアも一定数いると思われる。

Mac Proはどうなる?

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他にも長らくアップデートされていないAppleの商品にMac Proがある。本来はプロ向けデスクトップPCはMac Proが担うべき分野だ。アップデートが遅れているのは需要も小さいからで、2種類のセパレート型デスクトップPCを開発販売する費用対効果があるとは考えづらい。

Mac miniのプロユース化が本当なら、Mac Proと統合するのかもしれない。

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MacBook Air後継は9月に登場しない?

低価格の新型Macbook?

Appleが低価格のMacBookを開発している報道がでた。MacBook Airの後継と言われている。現行MacBook Airは2010年からデザインが変わっておらず、太いベゼルのボディは今見ると懐かしさすら漂う。

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混沌とした小型ノートPC群

以前記事にしたように、Appleの小型ノートPCのラインナップは混沌としている。12から13インチの間にMacだけで、4モデル。12.9インチiPadを入れれば、5モデルもある。全PC中15%以下であるMacのシェアを考えると、整理が必要だ。

 

MacBook Airと呼ばれるのかMacbookなのかわからないが、このまま放置するわけにはいかないだろう。Macのシェアを増やすには、大学生が買える価格のエントリーモデルは重要だ。Windowsに慣れたユーザーをMacに乗り換えさせるのは困難だ。

発表は本当に9月?

Bloombergによると、低価格MacBookは9月のイベントで発表するそうだが、本当だろうか。9月のイベントは3タイプのiPhone、Apple Watch、AirPowerと大量の新製品の発表が予想される。

9月のイベントは、新しいOSの正式版をお披露目する場でもあるので、macOS「Mojave」の話もするから、ついでにMacbookの話をしてもできそうだが、デザインを刷新するなら第第的に発表したいところ。iPhoneの発表に時間がかかり、新しいMacbookを発表する時間は長くとれそうにない。

発表が噂される新型iPad Proと一緒に10月か11月のイベントに発表すると予想する。

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Apple Watchのバンド数種類が販売停止?

Apple Watch用バンドを削除

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Appleが公式サイトから複数種類のApple Watch用バンドを削除した。

新製品の発売前に、在庫調整のため既存商品が売り切れや販売停止になるのはよくあることだ。今回も9月の新型iPhone発表イベント前の調整だと噂されている。 

新色バンドの発表がある?

Apple Watch series 4の登録が明らかになり、9月の新型Apple Watchの発表が確実視されている。このところ新色のバンドを定期的に発表しているので、9月のイベントで新型Apple Watchと同時に新色のバンドを発表する予定なのだろう。

バンドのサイズは変わらない?

今までの噂によると、新型Apple Watchは外装のサイズは変わらず、既存のバンドも流用できそうだが、他のバンドも続々売り切れになるようだと、バンドのサイズが変わる可能性も出てくる(2ラインのバンドを売り続けるのは在庫上厳しいので、サイズの変更は行わないと思うが)。

9月のイベントに向けて、今後も様々な情報がでてくるだろうから、要注目だ。

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iPhone 7にiOS 12のパブリックベータを入れてみた

iOS 12パブリックベータ

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妻のApple Pay騒動で未使用のiPhone 7が手元にあったので、iOS 12のパブリックベータ版を入れてみた。

もちろん普段使っているiPhone Xはそのままで。パブリックベータ版は未完成のOSなので、バグや不具合がでる可能性がある。使っていないデバイスで試したほうがよい。

ちなみにパブリックベータはAppleの機密情報なので、情報を公開することができない。感想だけを述べると「ほとんど変わらない」だ。少し触ったぐらいでは違いがわからないぐらい。目立つのは「通知」の設定ぐらいですかね。

iOS 12のパブリックベータはすでにベータ7版まで進んでおり、かなり枯れてきている。バグは見当たらない。

試してみたい人のためにパブリックベータ版のインストール方法です(自己責任でどうぞ)。

iOS 12のパブリックベータのインストール方法

  1. Apple Bata Software Programに登録する。はじめての人は『登録」をクリック。以前に使用した事がある人は「サインイン」。Apple IDでサインインまたは登録

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  2. macOS, iOS, tvOSからiOSを選択

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  3. 「お使いのiOSデバイスを登録」をクリックf:id:tkan1111:20180822105908p:plain

  4. iTunesバックアップを行う。面倒だけど、リスク回避のために実施しておこう

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  5. iOSデバイスから「プロファイルをダウンロード」

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  6. 構成プロファイルの表示を「許可」

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  7.  プロファイルを「インストール」
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  8.  「パスコード」を入力→ 「インストール」→「再起動」

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  9. 再起動後、「設定」→「ソフトウェアアップデート」→「ダウンロードとインストール」を選択(画像はダウンロード完了後の画面)

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新作長編小説をカクヨムに公開しました

新作公開

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新作の長編小説をカクヨムに公開しました。もちろん無料ですので、お読みいただけると幸いです。

本作は、今までの作品の中で最もIT成分が多めです。ブロックチェーン技術をモチーフにして、ポリコレと呼ばれる倫理をITでコントロールしたらどうなるか? をテーマにしたサスペンス物です。ブロックチェーンに似たシステム「ボックスチェーン」の開発者である主人公が命を狙われながら、システムのせいで歪んだ世界を修正するために謎と己の過去に迫ります。

物語内にITに関連する話もありますが、わかりやすく説明していますので、ブロックチェーン技術の触りを知りたい方にも良いかも。

はじめてのカクヨム

今までの筆者の作品はすべてAmazonのKindleで販売していましたので、カクヨムで公開するのははじめての試みです。書いていた作品が募集していた「サイバーセキュリティ小説コンテスト」のテーマに沿っていたので、今回はカクヨムに応募しました。

小説投稿系のサイトでは、元祖「小説家になろう」をはじめ、ライトノベルに強い「エブリスタ」など多くありますが、「カクヨム」は大手出版社KADOKAとはてなが組んだ比較的新しいサイトです。出版社と関係が近いので、書籍化された作品も多いようです。

はじめてなので、まだ勝手がよくわからないですが、サイトデザインは見やすいし、PV数のチェックなども当然できます。

ぜひお読みください

本作は半年かけて書いたオリジナル長編小説です。まずは第1話でも、お読みいただければ幸いです。箱の中の優しい世界(高山 環) - カクヨム

あらすじ

「世界を共有化する」ワタナベノートに従い、次世代セキュリティシステム「ボックスチェーン」の開発を進めていた佐野は、システム完成直後ランニングをしていて車に轢かれてしまう。
事故から目覚めると世界は一変していた。動物がいない動物園、隠された美術品、PCと呼ばれる新たな概念が支配する世界。自らが開発したボックスチェーンが世界の変化に関与していた。
そこに、ライバル企業の暗躍、死んだと思っていた昔の上司の登場。欲望と裏切りが渦巻く世界をより良くするために、佐野は再び走る。箱の中の優しい世界(高山 環) - カクヨム

 

新型iPhone XSの発表イベントは9月12日、発売日は9月21日⁉

近づく新型iPhoneの発表

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8月も下旬に入り、毎年恒例の次期iPhoneの発表が近づいてきた。Appleは何の発表もしていないが、サプライヤーからの情報などで、Appleが今年は3タイプのiPhoneを9月に発表することが確実視されている。

では、いつ発表されて、いつ発売されるのだろう。過去の実績から予想してみた。

発表日の法則

ここ数年の新型iPhoneの発表日は、9月7日から9月12日の間の火曜日か水曜日に集中している。

モデル 発表日 発売日
2017年 iPhone8/8 Plus 9月12日(火) 9月22日(金)
2016年 iPhone7/7 Plus 9月7日(水) 9月16日(金)
2015年 iPhone6s/6s Plus 9月9日(水) 9月25日(金)
2014年 iPhone6/6 Plus 9月9日(火) 9月19日(金)
2013年 iPhone5s 9月10日(火) 9月20日(金)
2012年 iPhone 5 9月12日(水) 9月21日(金)

この法則に従うと、今年のiPhoneの発表日は9月11日か9月12日しかありえない。

では、9月11日か9月12日のどちらなのか?  火曜日か水曜日にするかは、以前は会場を予約できるかどうかで決まっていたようだが、昨年は新社屋内のスティーブ・ジョブズシアターで行われたので、今年も同じシアターを使うならAppleが自由にイベント日を決めることができる。

ただ、過去に9月11日に開催したことはない。9月11日は同時多発テロ事件があった日で、毎年慰霊行事が行われる。今年もこの日は避けるだろうから、9月12日と筆者は予想する。今年と同じ曜日の並びである2012年も9月12日水曜日に開催しているので、信憑性は高いと思う。

発売日は発表日翌週の金曜日

発表日が決まったら、次は発売日。過去の発売日は、すべて発表日翌週の金曜日で統一されている。というわけで、今年の発売日は、9月21日金曜日と予想する。これは簡単。

全タイプ同時発売?

最後の疑問は、今年の3タイプのiPhoneがすべて同時発売するかどうか。昨年のiPhone Xの発売日は11月3日だった。iPhone XはApple初のOLED搭載のスマートフォンということで、遅れるのも納得できた。OLED搭載2年目の今年、iPhone X後継のiPhone XS、iPhone XS Plusは法則通り、9月21日に発売されると予想する。

一方、液晶モデルであるiPhone 9は開発の遅れが噂されている。

ホームボタンを除くフルディスプレイは液晶モデルではiPhone 9が最初になるので、製造に苦労しているのは想像できる。

また、以前の記事で指摘したように、廉価版を後からだすことで、フラッグシップモデルに注目を集めるのはよくあるマーケティング手法だ。ただ同時発表すれば高価なモデルを買い控えされる危険性もある。

そこで、今年は全モデルを同時発売すると予想する。AirPowerの開発の遅れなど、Appleの開発能力に懸念が出ている中、十年間販売している液晶モデルの開発が遅れているとは言いづらい。

その開発が遅れていたAirPowerも、新型iPhoneと一緒にようやく発表されそうだ。周辺機器であるAirPowerも同時に発売したほうが一緒に購入してくれる顧客も多いだろう。

というわけで、今年の新型はiPhoneは、このように予想します。

まとめ

  • iPhoneの発表日は、9月7日から12日までの火曜日か水曜日
  • 2018年の発表日は、9月12日水曜日
  • iPhoneの発売日は、発表日翌週の金曜日
  • 2018年の発売日は、9月21日金曜日
  • 全3モデル同時発売

楽しみな9月

今年はiPhoneだけではなく、Apple Watch、AirPowerの発表を行うと思われる。

イベントの告知は9月中旬、予想が当たるかどうかも含めて今から楽しみだ。

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Apple Payができない時の対処法

Apple Payできない

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Apple Payできたクックさん、できないカミさん

先日、カミさんと電車に乗ろうとしたら、改札でカミさんが止められてしまった。iPhone 7のApple Payが反応しないのだ。iPhoneを自動改札機に何度近づけても反応しない。5,000円ばかりチャージされているので、料金は足りている。

電車を降りた後、セブンイレブンでiDを試してみたが、やはり反応しない。カミさんはITの知識がまったくないから、なにか使い方が間違っているのかと思ったが、クレジットカードをメインカードに登録しているし、やりかたも間違っていない。やりかたと言っても、ホームボタンに指をおいてiPhoneを読み込み機に近づけるだけだから、間違えようがない。

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iPhone 7とiPhone Xで異なるカード読み出し方法

カードを表示してからApple Payすればよいかと、カミさんのiPhoneでカードを読み出そうとしたら、やり方がわからない。iPhone Xはサイドボタンをダブルクリックでカードを表示できるが、iPhone 7は異なる。

一年前は自分もiPhone 7を使っていたのに、やり方をもう忘れている。ホームボタンダブルクリックだったのね。

カード表示方法

  • iPhone 7・・・ホームボタンをダブルクリック

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  • iPhone X・・・サイドボタンをダブルクリック

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カードを表示させて、コンビニでもう一度試したけど、やっぱり無反応。

まずは「すべての設定をリセット」

設定の問題かと、ネットで探してもApple Payができない事例がでてこない。そもそもApple Payの無効化する設定がどこにもない。

トラブルが発生した時は、まず初期化。Macでデータをバックアップして、「すべての設定をリセット」。この初期化作業はいつも緊張する。ましてやカミさんのiPhone。データが消えたり、LINEの設定がおかしくなったら、大事だ。

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Macでバックアップをしておくと、iTunesバックアップより素早くリストアできる。バックアップのときに、「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れておくと、パスワードやヘルスケアデータなどもバックアップをとれる。チェックしないと、アプリのパスワードを入れ直さないといけない。

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15GBのリストアが30分で完了。LINEなども設定を変更せず無事に使えた。

では、もう一度、いざコンビニへ。

 

結果は、やっぱり無反応。

 

iPhoneをレジの端末に近づけてもピクリとも反応しない。

失敗したときを想定して、レジの横で僕がiPhone Xを握りしめて、使えなかったら素早く横から割り込んでApply Pay。コンビニの店員は、おかしな夫婦だと思っただろう。 

今度は「すべてのコンテンツと設定をリセット」

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設定のリセットでだめなら、「すべてのコンテンツと設定をリセット」。2つのリセットの違いは、アプリのデータなどを初期化するかしないか。バックアップデータを使ってリストアする場合は、リセット後の状態はどちらも変わらない。

リストアしても必ず行わないといけないのが、指紋の登録。何度も行っていると、カミさんのイライラが増してくる。今回は自分のためだから、協力してくれているが、そろそろ限界だ。

 

再び、コンビニへ。

同じコンビニだと不審者っぽいというか、新手の詐欺集団に間違えられそうなので、別のローソンへ。

 

また駄目・・・。

 

妻が決済していると割り込んでくるおかしな夫を再び演じるはめに・・・。

切り分けの基本は、スワップ

OSをリセットしても改善しなければ、いよいよハードを疑う段階に入る。幸いなことに、うちには使っていないiPhone 7がもうひとつある。昨年iPhone Xに買い替えた時にiPhone 7を売らないでとっておいたのだ。

そこで、iPhone 7ブラック(僕の前機種。カミさんのはiPhone 7ホワイト)にカミさんデータを使ってリストア。久々にiPhone 7を触るとiPhone Xより小さくて軽くて驚く。ホームボタンに触れるだけでアンロックされるのが、画面を見てから上にスワイプしなければならないiPhone Xより便利だ。iPhone 7は軽くて良い機種だ。

同じリストアでも別のiPhoneに変更する時は手順がややこしい。一番簡単なのは今使っているiPhoneに近づける方法だ。これだとiCloudのパスワードなどの設定も不要だ。

だが、今回はできるだけ初期の設定に近づけたかったので、手動で他のiPhoneの切り替えを試みる。

他のiPhoneに切り替える方法

  1. 「新しいiPhone」としてセットアップ
  2. OSをバージョンアップする(OSのバージョンが揃っていないとリストア出来ない)
  3. 前の機種のバックアップデータを使ってリストア

同じマシンへのリストアと異なり、同じiPhone 7でもマシンが変わるといくつか設定しなければならない。

一番やっかいなのがLINEだ。LINEは原則1台の携帯電話でしか使用できない(携帯とiPad、携帯とPCの組み合わせなら同時使用できる)。なりすましを防ぐためだと思うが、複数の機種で利用できるクラウドサービスに慣れていると違和感を覚える。

とは言え、カミさんのLINEのデータを消したら、離婚級の大不祥事だ。慎重に対応する。知っていれば、別に難しいことはない。

LINEの引き継ぎ方法

  1. 前の機種のLINEで「設定」→「アカウント引き継ぎ設定」を「オン」に設定
  2. リストアした新機種でLINEを起動して「アカウントの引き継ぎを続けるためには?」と表示されたら、「続行」をタップ
    ダウンロード

    official-blog.line.me

これで完了。Apple Payの設定をして、いざ三度コンビニへ。

 

ティララーン!

 

見事Apple Payできた! データは前機種と変わらないので、やはり前機種のハードが原因だと切り分けできた。

やはりハードの問題

念の為、前の機種であるiPhone 7ホワイトをリセットして、自分のiPhone Xのバックアップデータを使いリストアしてコンビニへ出掛けたら、やはり無反応。

とりあえずカミさんは、「黒いiPhoneって勇ましすぎ」と言いながら、仕方がなくiPhone 7ブラックを渋々使っている。

iPhone 7ホワイトは、他の機能は全く問題ないので、Apple Payの機能(NFC)だけが故障していることになる。どうしたら、そんな器用な壊れ方をするのかわからないが、とりあえずハードの問題であることは間違いなさそう。

根本的な解決はできなかったが、Apple Payできるようなり夫婦の危機は回避された。

一応Apple Payが出来ない時の対処をまとめておきます。

まとめ

  • Apple Payの無効化設定はない
  • 設定を疑う(カードを登録しているか。メインカードになっているか)
  • 使い方を疑う(iPhone X以外なら指をホームボタンに置いているか)
  • リセット
  • 本体交換(予備機がないとできないので、この時点で修理となる)

ベータ版をいれてみた

折角だから、手元に残ったiPhone 7ホワイトにパブリックベータのiOS 12をインストールしてみた。その話は、また後日。

Safariの長押し裏技7つ【iPhoneの小ネタまとめ】

Safariの便利機能

iPhoneのSafariは、アイコンを長押しすると様々な機能ができます。裏技っぽいのもあるので、まとめておきますね。iOS 11.4.1で検証。

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1.アドレスバー

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長押しメニューは2種類。「ペースとして検索」は必須機能

  • コピー・・・表示しているアドレスをクリップボードにコピー。普通ですね
  • ペーストして検索・・・コピーした単語やアドレスをペーストしてすぐに検索してくれる便利な機能。この方法を知らないで同じ動作するには、アドレスバーちょっと押し→アドレスをちょっと押し→ペーストを選択→「開く」をタップと七面倒臭い。ぜひ覚えましょう。

2.更新ボタン

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更新ボタンを長押しすると、画面下部にメニューが登場。Webサービスなどで「デスクトップ用サイトを表示」は結構使います。

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  • デスクトップ用サイトを表示・・・多くのサイトはスマートフォン用の表示書式をもっていて、小さい画面でも見やすく工夫されています。ただスマートフォン用の表示だと情報量が少ないので、デスクトップ用サイトを参照したいときは、このメニューを選択。デスクトップ用画面にしても、一度閉じて開くとスマホ用表示に戻ります。
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    左側がスマホ用、右側がデスクトップ用画面。情報量が異なる。
  • コンテンツブロッカーなしで再読み込み・・・やたら長いメニュー名ですね。iOS から登場した「コンテンツブロッカー」機能。サイト中の不要なコンテンツを消してくれる。自分のサイトがどのように表示されるか”素のサイト”を見たい時などに使うのでしょうが、筆者は使ったことがないです。ちなみにコンテンツブロッカーを永遠に止めたい時は、「設定」→「Safari」→「コンテンツブロッカー」

3.リンク

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画面のリンクを普通にタップすると、そのリンクに飛びますが、長く押すと画面下部にメニューが現れます。
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  • 開く・・・普通にリンクを開きます。短く押した時と同じ挙動
  • 新規タブで開く・・・通常の「開く」だと今表示している画面から遷移しますが、このメニューを選ぶと新たなタブを開いて画面を表示するので、今表示している画面はそのまま残ります。このメニューの中では一番使いますね。
  • リーディングリストに追加・・・好きな人はヘビーに使うリーディングリスト機能。このメニューを選択すると、画面を開かずにリーディングリストにだけリンクを追加できます。ページを読んでいる時に見つけた気になるリンクをリーディングリストに追加しておけば、後から読みことができる。同じiCloudアカウントのデバイスであればリーディングリストは自動的に共有されるので、iPhoneでみつけたページをMacのSafariで見ることが出来ます。

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    リーディングリストはブックマークを開いて「メガネ」のアイコンをタップ
  • コピー・・・リンクのアドレスをクリップボードにコピー
  • 共有・・・リンクのアドレスを他のアプリやAirDropで共有する機能。画面下部のメニュー中央のアイコンと似た機能ですが、共有するアドレスがリンク先のアドレスの点が異なります。

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4.戻るボタン

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普通にタップすると、一つ前の画面に戻りますが、長押しすると履歴画面に変わり、以前表示したページを選ぶことが出来ます。選べるのは「このタブで開いたことがあるページ」だけです。すべての履歴が参照できる「ブックマーク」の「履歴」とは異なります。

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5.進むボタン

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同じく履歴のページに飛びますが、こちらは今表示しているページより先の履歴だけ。使ったことがないですねえ。

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6.ブックマーク

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ブックマークボタンを長押しすると、今表示しているページをブックマーク・リーディングリストに追加できます。

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  • 追加・・・表示しているページをブックマークに追加
  • リーディングリストに追加・・・表示しているページをリーディングリストに追加

7.タブボタン

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右下のタブボタンを長押しすると、タブを操作できます。おすすめは「すべてのタブを閉じる」

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  • すべてのタブを閉じる・・・いつのまにかたくさん開いてしまうタブを一度に閉じる技。よく使いますねえ。タブボタンを短く押して進めるタブ選択画面でも「完了」を長押しすると、すべてのタブを閉じることが出来ます。
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  • このタブを閉じる・・・表示しているタブだけを閉じます。

  • 新規プライベートタブ・・・履歴に残らないプライベートモードで新規タブを開きます。 ブックマーク画面が最初に表示されます。

  • 新規タブ・・・通常モードの新規タブを開きます。

強押しも便利

3D Touch機能をもつiPhoneだと、長押しの他に「強押し」ができる。Safariで強押しが使えるのは、リンクだけですかね。リンクを強押しすると次の画面をプレビューできますが、そこから上にスワイプすると、いくつかのメニューを選択できます。

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3D Touchでリンクを強押しして、上にスワイプすると…

気に入った機能を自分をものに

豊富な長押し機能を全部覚えるのは大変なので、気に入った機能だけを自分のものにしよう。筆者は、

  • アドレスバー長押し→ペーストして検索
  • タブボタン長押し→すべてのタブを閉じる

をよく使います。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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AirPods / AirPods Proで音が出ない時の対処法【繋がってるのに聞こえない】

AirPodsで音が出なくなったら

AirPodsはApple製品であれば簡単にペアリングができて、すぐに使える。ケーブルがないイヤホンがこんなに快適だったのか教えてくれたのがAirPodsだった。

だけど、たまに音楽が聴こえないときがある。急に音が出なくなった時の対処法をご紹介します。

Apple Watchで音楽が聴けない人は、こちら

バッテリーの充電切れ

見かけによらずAirPodsのバッテリーは結構保つ。一回の充電で最大5時間の再生、ケースで充電すれば24時間以上再生できる。

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バッテリーが保ちすぎるのが逆に盲点で、充電し忘れてしまうことがある。ケースに入れておけばいつでも使えそうだが、ケースのバッテリーも当然いつかはゼロになる。

AirPodsを使っていて「ポロロッ」という小さな音が聞こえたら、バッテリーの残量が減っている知らせだ。あんまり小さい音なので、聞き逃してしまうことがあるので、たまにバッテリーを確認しよう。

バッテリー容量を確かめる方法は簡単。

iPhoneに繋がっているときは、iPhoneの近くでAirPodsのケースを開けばいい。

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おすすめはウィジェットに登録しておくこと。iPhoneのホーム画面から右スワイプでバッテリーの充電状況を確認できる。

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ウィジェットの設定方法

  1. iPhoneのホーム画面から右スワイプ
  2. ウィジェットの一番下の「編集」をタップ

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  3. 「バッテリー」右の「+」をタップ

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デバイスに繋がっていない

AirPodsは複数のデバイスを登録できるが、複数のデバイスと同時に繋がらない。ややこしいけど、複数のデバイスを登録しても音声が出力できるデバイスは1つだけ。使用するデバイスをその都度選択しないといけない。Macに繋げたあとにiPhoneから音楽を聴きたいなら、iPhoneに繋げ直さないといけない。

Bluetoothの設定画面など、いくつかの方法があるが、おすすめなのはコントロールセンターからの設定。

iPhoneへ繋げ直す方法

  1. コントロールセンターを開く(画面下から上にスワイプ。iPhone Xなら画面右上から下へスワイプ)
  2. 「ミュージック」右上をタップ

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  3. AirPodsをタップ
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Apple Watch単体で使う時に音を出力する場合も設定の変更が必要。

Apple Watchに繋げる方法

  1. 「ミュージック」アイコンをタップ

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  2. 左下のアイコンをタップ

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  3. 「AirPods」をタップ
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他のデバイスに接続している

iOS 14からAirPods Proは「音声自動切り替え機能」に対応した。この機能は、名前の通り「音声が出ている端末に自動的に切り替える」機能なので、複数のデバイスに同時に接続しているわけではない。

Macに接続しているときは、iPhoneからの音声をAirPods Proで聞くことができない。iPhoneから音声を出力すれば自動的に切り替わるはずなのだが、よく失敗する。

その場合は、iPhoneから出力するように手動で設定しよう。

iPhoneから音声を出力する方法

  1. iPhoneのコントロールセンターを開く(iPhone X以降なら画面の右上端から下へスワイプ)
  2. 右上のアイコン をタップ

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  3.  「AirPods Pro」をタップする

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再起動

相性バツグンのiPhoneとAirPodsだが、ときたま接続できないときや、音がでないときがある。そうした時は、迷わずiPhoneを再起動しよう。

ケースに戻す

AirPodsを耳につけているのに反応しない時は、一度AirPodsケースに戻そう。AirPodsは光学センサーと加速度センサーで耳に装着しているかどうか確認している。センサーの調子が悪い時はケースに戻せばリセットされる。そのとき必ず両耳のAirPodsをケースに入れること。

掃除する

前述どおりAirPodsは光学センサーを用いて装着を確認している。センサーが汚れていると、装着を認識できない。ティッシュや綿棒で軽く掃除しよう(自己責任でね)。

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iPhoneの登録を再設定する

ここまでやっても駄目なら、再設定しよう。iPhone上でAirPodsの登録を解除する。

AirPods登録の削除方法

  1. 「設定」アイコンを3D Touchする

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  2. AirPods右横の「i」マークをタップ

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  3. 「このデバイスの登録を解除」をタップ

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  4. 解除したら再登録。iPhoneの近くでAirPodsのケースを開く

左右イヤホンの設定を合わせる

AirPods Proを使っているとノイズキャンセリングの操作などができなくなる時がある。左右イヤホンが独立して接続してしまうために起きる。こうなったらBluetoothの接続を解除し、イヤホンを耳にしまおう。

  1. iPhoneやMacでBluetoothの接続を解除する。スピーカーの変更では接続は継続するのでダメ

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  2.  AirPods Proのイヤホンを耳から外してケースにしまう

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  3.  再びイヤホンを耳に装着し、iPhoneやMacで接続させる(おそらく自動で接続されるはず)

リセットする

最後の手段はリセット(初期化)だ。と言っても、AirPodsの登録はめちゃ簡単なので、上手くいかないなら悩むより、リセットを試してみよう。

リセット方法

  1. AirPodsの蓋を開けた状態で、ケース背面にある「設定ボタン」を長押しする

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  2. ステータスランプ(AirPodsの間にあるランプ)がオレンジ色に点滅するまで押し続ける
  3. 白色の点滅に変わったらリセット完了

駄目なら、Appleへ相談

リセット・再登録しても駄目なら、Appleへ相談しよう。

もしも修理になった場合、費用は結構かかる。片耳の修理で7,800円。

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でも、一度AirPodsに慣れてしまったら、一日でもないと辛い。そういう時は、いっそもう一個買っちゃってもいいかもしれない。 

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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Appleが2025年までに自動車を販売?Apple Car開発の背景と課題

2025年までにApple Car?

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引用:KnowTechie

Appleが2025年までに自動車を発売すると、Appleについて正確な情報を流すことでおなじみのアナリストであるミンチー・クオ氏がレポートした。

Appleの自動車開発は、世界でもっとも有名な極秘プロジェクトだ。従来より「プロジェクト・タイタン」の名前でAppleが自動車を開発しているのは公然の秘密となっている。

ただ、自動車本体の開発を断念して自動運転のソフトウェアだけの開発に転換したなど多くの噂が過去にも流れた。

最近では、プロジェクト・タイタンを統括した後テスラへ転職した幹部がAppleに復職するなど、Appleが自動車開発を諦めていないことを示す報道も出てきている。

なぜAppleは自動車を開発するのか?

IT企業であるAppleが自動車開発を進めるメリットと課題がある。

メリット

  • 巨大な市場規模
  • 転換期にある自動車産業
  • ITとの親和性
  • AppleデザインとiOSデバイスの活用

課題

  • 進歩が遅いEV
  • 安全性への強い要求
  • Appleの垂直統合モデル

巨大な自動車産業

自動車産業は巨大だ。Appleが売上の8割近く得ているスマートフォン市場は飽和しつつある。成長するためにAppleは別の市場を開拓する必要がある。

時価総額が一兆ドルを超えた初めてのアメリカ企業であるAppleがさらに成長するためには、小さな市場ではiPhoneと並ぶ売上規模にならない。全世界で最も販売額が大きい腕時計になったApple Watchの売上はAppleの総売上の5%にも満たないと思われる(Apple Watchの売上をAppleは公表していないから決算から読み解いた数字)。

自動車は世界最大の産業のひとつだ。新車販売だけで200兆円、部品やメンテナンスなど自動車関連を含めた市場規模は全世界500兆円を超えると言われる。Appleの次の成長エンジンとするのに十分な市場規模だ。

転換期に入る自動車業界

100年の歴史がある自動車産業は歴史的な転換点にある。フォード・T型以来ガソリン自動車が主流だったが、ハイブリッドを経て電気自動車(以下、EV)の時代に入ろうとしている。

エンジン内部でガソリンを燃焼し動力を得る内燃機関より、バッテリーとモーターで走る電気自動車の部品点数は半分以下と言われている。エンジン出力をデジタルに制御できるモーターには、クラッチや変速機が不要だ。今までの自動車メーカーが蓄えたものとは異なる知識と経験がEVの開発には必要になる。

転換期だからこそ、Appleが新規参入する余地があるわけだ。

ITデバイスになる自動車

自動車はITと切っても切れない関係になっている。内燃機関もコンピュータが制御し、カーナビ、追突防止システムと、自動車の様々な部分にIT技術が使われている。

そして、全自動車業界が必死で開発しているのが自動運転技術だ。カメラや様々なセンサーと連動して、人間の操作ではなく自動で運転するシステムを目指している。

自動運転のメリットは明確だ。運転という”労働”から人間を開放でき、人為的ミスをなくすことで自動車事故を減らせる。2013年時点での交通事故でなくなった人は全世界で125万人。負傷者は10倍以上いる。

カメラやセンサーの数値から現在の状況を認識するのはスマートフォンがもっとも得意とする分野だ。移動量の有無など違いはあるが、iPhoneで培った技術を自動運転に活かせる。

AppleデザインとiPhoneとの連携

自動車はデザイン力が売上に大きく影響する工芸品でもある。Appleが描くシンプルで機能美溢れたデザインの車に乗りたい人は多いだろう。それに強力なAppleブランドが加われば、BMWなど既存のプレミアムブランドに匹敵する商品力をもつ可能性が高い。

また、Car Playですでに実現しているように、車載モニタと連携したiPhoneをカーナビ・カーステレオをとして使えるだろうし、iOSデバイス付き巨大なモニタを搭載してくることも考えられる。

iOSの洗練としたインターフェイスが、うんざりするほど旧態依然としたカーナビ・カーステレオを一掃してくれるだろう。

遅いEVの進歩

利点ばかりをあげるとAppleが自動車産業へ参入するのは必然と思えるが、課題もある。

まずは、EVの進歩が鈍化していることだ。世界初の量産電気自動車である三菱i-MiEVが登場してすでに10年が経過したが、電気自動車の販売は新車販売の1%に満たない。自動車は買い替えサイクルは平均10年なので、世の中に走っている自動車が電気自動車に代わるには、かなりの時間がかかる。

電気自動車普及の妨げになっているのは、走行距離の短さと充電時間の長さだ。どちらも課題の根源はバッテリーだ。EVはガソリンの代わりに充電池を搭載する。現在の電気自動車が搭載しているリチウムイオンバッテリーも進化してきているが、バッテリーの性能はガソリンのレベルに全く到達できていない。バッテリー重量や経年劣化など、課題は山積している。

リチウムイオン電池以外にも、水素電池や金属燃料電池などの研究も進んでいるが、実用化に至っていない。

電池だけではないが、世界最大の電気自動車専用メーカーであるテスラの経営が様々な問題を抱えていて、不安定なのは周知のとおりだ。

EVが本格普及してこないと、部品開発能力を持たないAppleが市場で安価で部品を調達することができない。

安全への覚悟

Galaxyの発火問題以降、スマートフォンの安全性を問われることは増えたが、自動車に要求される安全性はスマホの比ではない。物理的に数トンもある鉄の塊が高速で移動する自動車は、簡単に凶器となりえる。前述したように年間100万人以上が交通事故の犠牲になっている。自動車には何重ものセキュリティシステムが要求される。

IT業界にありがちなレッスン&ラーニングが通用する業界ではない。携帯オーディオプレイヤーが流行った時、各メーカーは大容量で安価なHDDをどうやって壊さずに携帯できるか開発に苦労したが、Appleは初代iPodでウレタンの緩衝材に包んだだけのHDDを内蔵した。例として悪いかもしれないが、初代iPodのようにある程度の”事故”を想定した製品出荷は自動車では許されない。

今までのITデバイス開発とは異なる次元の覚悟がAppleに迫られる。

囲い込み戦略が足かせに

今までのAppleの戦略は、ユーザーを自分たちの楽園に引き込んで囲い込むことだった。iOSはApple製品でしか動作しないし、Apple WatchはiPhoneにしか対応していない。統一された世界がAppleの強力なブランド力の源泉にもなっているが、自動車という汎用品では欠点となる。

Apple CarがCarPlayに対応だけに対応していたら、AndroidユーザーはApple Carを購入するだろうか。悪いことにAndroidユーザーはiPhoneユーザーよりもはるかに多い。Apple Carを広範囲に売るためにはAndroid OSの車載向け機能であるAndroid Autoに対応する必要がある。

Apple CarがiOSデバイスを標準搭載したら、Androidとどのように連携するのか、ちょっと想像がつかない。

それでもApple Carは走る

Appleが自動車開発を続ける背景と課題を見てきた。課題は多くあるが、それでも次の成長のためにAppleは自動車開発を続けるだろう。時間がかかっても、それを支えるだけの財務基盤がAppleにはある。承知の通り、ライバルのGoogleも自動車開発を進めていると言われている(Appleとは異なりソフト開発だけのようだが)。

自社製自動車を販売するなら、数年前にテスラを買収した方が早かったかもしれないが、自動車業界の情勢を見ながら、ゆっくりと着実に開発を進めるのが良いと思う。それだけの余裕がAppleにはまだある。

なにより、みんなApple Carを見たいはずだ。

www.kantakayama.com

Nike+ Run Club「音声ガイドライン」の使い方

ランニングは孤独なスポーツ

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ランニングアプリ「Nike+ Run Club」は、ランニングを継続できるようにモチベーションを高める機能がいくつかも用意している。

ランニング時にランニングコーチが走り方のアドバイスをしてくれる。

これが、結構面白い。ランニングは非常に孤独なスポーツだけど、この機能を使うとパーソナルトレーナーがついてくれるように走る気力が湧いてくる。

頼りになる「音声ガイドライン」を紹介します。

音声ガイドラインの特徴

  •  豊富なメニュー
  • 走行距離に応じたガイダンス
  • Apple Watch単体でも利用可能

豊富なメニュー

  • ショートラン (10 min, 30 min)

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  • スピードラン(23 min・ファルトレク, 25 min・インターバル走)

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  • 初めてのランナー向け (20 min, 22 min, 25 min)

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走行距離に応じたガイダンス

走りはじめると、トレーナーが走行姿勢や走る心構えについて教えてくれる。走行ペースや心拍数を見ていてコーチングしてくれるわけではなく、走行したタイムによって、ガイダンスが流れるようだ。

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ランニング完了直前ではカウントダウンもしてくれるし、設定したタイムを走り終えると、クールダウンの方法も教えてくれる。

フリーでのランと異なり規定のタイムを過ぎると、それ以上のランは記録されなかったが、バージョンアップして、自分で再開すればひとつのアクティビティとしてランニング記録を追加してくれる。ただ一旦ランニング停止になるので、自分で再開する必要があるので注意。

Apple Watch単体でも利用可能

この音声ガイドラインは、Apple Watchにダウンロードして利用できる。iPhoneがなくても、Apple Watchのセルラーモデルでなくても使える。

  • NRCのアイコンをタップ → 左スワイプで「音声ガイドライン」
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Apple単体でも利用できる

開始するには音声データを事前にダウンロードする必要がある。

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積極的に使っていこう

走りはじめた初心者でも、中級者でも、有効な機能と思う。同じガイドラインもたまに聞いてみると自分の走り方を確認できる。

一人ではなかなか実施しづらいインターバル走行も、この機能を使えば簡単に行える。ランニングが趣味な方は是非利用してみてください。

10年使ったEvernoteをやめようと思った理由

10周年

Evernoteがサービス開始から10年を迎えてロゴを変更した。

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今までの緑色のバックに灰色のゾウから、白地に緑色のゾウになった。昨日起きたら、iPhoneアプリのアイコンが変わっていて、結構驚いた。

筆者はEvernoteをずっと使っている。アカウントを調べたら2008年9月9日に登録しているので、たっぷり十年使っていることになる。iPhoneのホーム画面で一番触れやすいと思っている、右から2番目、下から2番目の位置にEvernoteのアイコンを置いている。

有料会員も9年間ぐらい継続しているんじゃないかな。十周年記念ということで、10年間Evernoteを使った感想と使い方を書いておきます。

すべての情報を保存する

Evernoteのミッションは「すべてを記憶する」で、サービス開始からずっと変わっていない。筆者の使い方もまさにそのとおりで、すべての情報をEvernoteに保存している。小説やブログのヒントは、思いついた時にいつでもどこでもiPhoneやPCでメモを取りEvernoteに保存している。筆者は10年間で約1万件のノートを保存している。

紙で届いた資料や情報もカメラで撮影し、Evernoteに取り込む。Evernoteのカメラスキャン機能は優秀で、メモや資料にカメラを向けるだけで、自動的にトリミングしてくれる。

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カメラで取り込むと自動でトリミングしてくれる


「Evernoteプラス」会員以上なら、画像内の文字も検索してくれる(PDF内の文字検索はEvernoteプレミアム会員のみ)。

Evernote

Evernote

 

Evernoteプラス

使用しているプランは、「Evernoteプラス」。Evernoteに格納しているのは文字情報がほとんどなので、1GBのアップロード容量で十分だから、プレミアムプランから3年ぐらい前に移行した。今はEvernoteプラスは廃止になっていて、現Evernoteプラスかプレミアム会員以外はEvernoteプラスプランを選択できない。

Evernoteは他のクラウドサービスとは異なり、保存するデータ容量に制限がなく、毎月アップロードする容量に制限をかけている。写真をアップロードしないなら、Evernoteプラス会員で十分だと思うのに、残念だ。

オフライン機能も有料会員の特権だ。iPhoneに情報を格納できるので、いつでもすばやくノートを参照できる。

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保存したら検索

情報を保存しても、検索しないと意味がない。筆者はいつでも検索できるように、Windows PC、Mac、Androidタブレット、iPhone、Apple Watchで検索・参照できるようにしている。一番使う検索方法は、iPhoneからの検索だ。保存しておいた店の情報などを外出先で検索する。Evernoteは3D Touchに対応しているので、アイコンを強く押すとすぐに検索を選択できる。

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Evernoteの3D Touchメニュー

ロック画面から右スワイプで選べるウィジェットにも対応している(Evernoteの良いところは、3D Touchやウィジェット、Apple Watchなど最新の機能にいち早く対応してくれることだ)。

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EVERNOTE Perfect GuideBook [改訂第2版]

EVERNOTE Perfect GuideBook [改訂第2版]

 

Apple Watchに対応

サードパーティ製で筆者が使う数少ないApple WatchアプリがEvernoteだ。Apple Watchの小さい画面でテキスト入力はできないが、音声入力はできる。

筆者はApple Watchでは参照しかしない。直近のノートの他に「ショートカット」に登録したノートを参照できる。ショートカットはよく見るノートをすぐに参照できる機能で、自宅の住所などを保存している。

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タグは使わず、ノートブックを活用

ノートにタグをつけてグループ化できるが、筆者はほとんど使っていない。「小説」や「メモ」といったカテゴリー別にノートブックを作成してノートを整理している。メモを保存する時に多くの属性を設定するのが面倒だからだ。短期的な仕事をする時は、タグを使ってグループ化するが、終わったらタグは削除する。

リマインダー機能もほとんど使わない。リマインダーはiPhone・Mac純正のアプリを使っている。隔週水曜日など、細かく頻度を設定できるからだ。

Webクリッパー

Webページを簡単に保存する機能。MacのSafari、Google Chromeでは拡張機能で提供されている。Webページでアイコンを押すと、必要な部分だけをクリッピングしてくれる。秀逸なのがページの内容から保存すべきノートブックを自動的に選択してくれることだ。レストランの情報ページだったら、ノートブック「グルメ」を自動で選んでくれる(間違えることもあるけど)。

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Mac SafariのWebクリッパー

iPhoneだと、Safariの画面から、下段中央のアイコンを押すと、Evernoteへの出力を選択できる。iPhoneからの取り込みは画面が崩れる場合もあるので、あとでPCで修正する。

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やめようと思っていたEvernote

十年使っている割には、Evernoteについてあまり書くことがなかった。他にもグループで作業できるなど多くの機能があるが、触ったことがない。

僕がEvernoteに求めているのは、すぐに保存できて、検索できるシンプルなことだ。保存と検索がスムーズにできれば、それで満足だ。

実は今年になってEvernoteをやめようと思っていた。iPhoneで検索できなくなったからだ。検索してもノートがなかなか表示されず、テキスト情報なのに1分以上待たされた。オフライン機能で全ノートをiPhoneに保存しているにもかかわらず、ノートが表示されない。MacやWindowsではすぐに検索・表示できるのに。

サポートに問い合わせると、ログアウト、再インストールしろと言われたが、まったく改善しない。1万近いノートを検索するのが限界なのかと思い、iPhoneのメモやMicrosoftのOne Noteに移行しようと試みた。

両方のアプリとも、ノートを正しく表示できなかったり、1万件のメモだとやっぱり検索が遅かったり、クラウドストレージの費用を負担しなければならないなど多くの課題がわかったので、結果的にEvernoteを渋々使い続けてきた。

Evernoteは、AppleやMicrosoftのような超大手企業と比べれば、ベンチャー企業だ。そのため筆記用具を売り始めて事業が迷走したり、技術が伴っていなかったりと問題も多いが、ベンチャー特有の機敏な動きは好感が持てる。

今のCEOになって、会社の方針も安定してきたと思う。

今回のアップデートはアイコンの変更だけではなく、バグの修正も行ったようで、長年悩まされた検索の遅延が解消された! 昨日からめちゃすばやく検索できるようになった。素晴らしい! Evernoteの最大の不満が解消されたので、これからも使っていこうと思う。

というわけで、心から

「十周年おめでとう、Evernote!」

とお伝えしたい。

健康チップを加えたApple Watchが狙う500兆円

健康チップを自社開発?

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健康をチェックするチップをAppleが開発している報道がでた。アメリカのニュースメディアCNBCがチップを開発する求人情報を見つけたそうだ。自社でチップを開発すれば、コストと性能の両面で他社より優位に立てる。

このチップをどのデバイスに載せるかAppleはもちろん発表していないが、健康チェックというと、Apple Watchがすぐ頭に浮かぶ。今でもApple Watchは心拍数を計測でき、不整脈を報告するなど医療機関との連携もはじまっている。

他にも、以前はAirPodsにも健康センサーを内蔵する噂もあった。

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500兆円産業

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引用:月刊事業構想

Appleがどうして「健康」にこだわるかというと巨大なヘルスケア産業を狙っているからだ。ヘルスケア産業は2030年にも全世界合計で500兆円に成長すると言われている。人類の長寿命化が進むことで、治療だけではなく、疾病予防や介護費も急増する。グローバリゼーションに伴い、先進国だけではなく新興国でも膨らむ社会保障費が問題になってきている。

デバイスで健康をチェックし病気を予防すれば、医療費を削減できるし、身体の以上を医療機関にレポートできれば、命が救われる。

一筋縄ではいかない自動車産業

成熟化したスマートフォン産業の次にAppleが狙う産業が見えてこない。Apple Watchで狙った腕時計産業は規模として小さく、Appleはすでに販売額でトップに立っている。

世界で最も規模が大きな産業である自動車は、噂はたくさんあるが、具体的な成果はまだ見えてこない。膨大な部品と経験が必要で、安全を最優先しなければならない自動車産業はAppleをもってしても容易に参入できる業界ではない(先進的な自動車メーカーとして名を挙げたテスラの苦悩を見ればわかるとおり)。

Appleの2つの武器

巨大なヘルスケア産業に参入することができれば、Appleはまた一段と成長することができる。

参入の際に、健康をチェックできるチップを自社で専有できれば既存の医療メーカーと有利に戦える。

Appleのもうひとつの優位点は、個人情報だ。フェイスブックの情報流出問題をきっかけに、個人情報を慎重に管理しているAppleの取り組みが称賛されてきている。健康というもっともプライベートな情報を扱うのに、Appleの個人情報への取り組みは大きな武器となるだろう。

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