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ながら試聴には最適。Macでピクチャ・イン・ピクチャを行なう方法

Macで、ながら試聴

新型コロナウィルスの影響で自宅で働くテレワークを行なっている人が増えたと思う。仕事に集中できる人はいいけど、YouTubeやTverなどの動画を試聴しながら仕事をしたい人もいるでしょう。

Macには「ピクチャ・イン・ピクチャ」(PIP)という機能がある。動画のウィンドウを浮かぶように表示できるので、仕事をしながら、ながら視聴できる。

やり方をご紹介します。

ピクチャ・イン・ピクチャの方法

  1. YouTubeやTverなどの動画を再生する
  2. タブの右側にあるスピーカーアイコンを副ボタンをクリックする

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  3.  「ピクチャ・イン・ピクチャにする」を選ぶf:id:tkan1111:20200410093417p:plain

  4.  動画の画面だけ浮かんだように表示される。ウィンドウにカーソルを合わせるとウィンドウの大きさ・場所を変更できる

  5. 元に戻すときはマウスポインタをウィンドウの上に持っていくと表示される左下のアイコンピクチャ・イン・ピクチャボタンをクリック

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多くの動画サービスで利用できる

YouTube、Tver、Amazon Prime、AbemaTVなど多くの動画配信サービスで利用できる。画面を分割できるSplit Viewよりもウィンドウのサイズを調整しなくて良いので便利だ。

ただ、AbemaTVでコメントを表示しながらピクチャ・イン・ピクチャを行なうことはできない。コメントも表示したいならSplit Viewを使う方が良い。

 

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スポーツ版AirPodsに望む3つのこと

スポーツ版AirPods

リーク情報によると、スポーツ・ランニング向け「AirPods X」が秋に発表されるそうだ。以前、廉価版AirPods Proがでると報道されていたのが、このAirPods Xだという。

そもそもAirPodsってスポーツやランニングに使われているケースが多いと思うが、ランニング向け「AirPods」というものはどういうものだろう。

スポーツ向け「AirPods」があるなら、ランニングにずっと使っていて気になる部分をあげておきます。

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マルチアクセスポイント

ずっと言っているけど、AirPodsの一番の弱点は「マルチアクセスポイント機能がないこと」だ。同時に複数のデバイスと接続できないので、切り替える必要がある。自宅でMacと接続していて、屋外でランニングするためにiPhoneやApple Watchに接続するためには手動で切り替えないといけない。

マルチアクセスポイント機能があれば、再生しているデバイスの音声を自動的に出力してくれる。

屋外での利用を想定するスポーツ向け「AirPods X」なら、ぜひマルチアクセスポイント機能を付与してほしい。

めくれないチップ

AirPods Proは柔らかいシリコーン製イヤーチップを使っている。遮音性に優れているが、外す時にめくれてしまい、直すのが面倒だ。めくれない方法がわかったら少し楽になったが、もう少しだけ強度があればめくれないですむ。スポーツに使うなら汗で余計に密着するので、改善してほしい。

ボリューム調整

AirPodsだけでは音声ボリュームができない。Siriに命令したりApple Watchで操作したりしないと音声を変更することができない。

AirPodsのイヤホンだけでボリューム調整できると、とても便利だ。ノイズキャンセリングがあるので屋外でもボリュームを調整する頻度は多くないが、喧騒とした場所だとボリュームを上げたくなる。

とはいえAirPodsのイヤホンには物理スイッチが一切ない。デザイン的にも防水的にもスイッチがない方が良いが、使い勝手も高めて欲しい。

触感センセーを改良してボリュームを調整できるようにしてくれるとありがたい。

次期AirPods Proでいいかも

3つの要望を出したけど、スポーツ版「AirPods X」ではなくても次期AirPods Proで改善して欲しい。

初期モデルとしては非常に完成度が高いAirPods Proだが、これら3つの点を改善すれば、さらに満足度を高めるモデルになるだろう。

 

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14インチMacbook Proが登場する3つの理由

14インチMacbook Proが登場?

MacBook Airに続いて13インチMacBook Proの後継である「14インチMacBook Pro」が近日中に発表されると噂されている。 

その理由を考えます。

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新型キーボードの導入

ここ数年Appleがこだわってきたバタフライキーボードだが、不具合を完璧には解消できなかったために16インチMacBook ProとMacBook Airには新しいシザー構造をもつMagic Keyboardが導入された。ふたつのノートPCは全く同じキーボード構造を持つ。

古いキーボードを搭載しているMacbookは13インチMacbook Proだけになっているので、13インチMacbook Proも新しいキーボードに入れ替わるに違いない。

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ベゼルの狭小化

ディスプレイ枠のベゼルを狭小化して、旧15インチ版のボディサイズを変えずに新しいMacBook Proは16インチディスプレイを搭載した。

同様に技術を採用されて、13インチ版も同様の措置がとられてボディサイズを変更せずに14インチディスプレイが搭載されると思われる。

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CPU性能の強化

現行の13インチMacBook Proは第8世代のCPUを搭載している。16インチ版は第9世代なので見劣りする。噂によると第9世代を飛び越えて第10世代Ice Lakeチップを搭載するようだ。

MacBook Airは第10世代チップを搭載しているので、13インチ版も最新型チップが搭載される方が自然だ。

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発売は6月?

3つの理由により14インチ版MacBook Proが登場するのはほぼ間違いないと思われるが、発売時期はいつになるのだろう。

いつでも出荷できる体制にあると思うが、筆者は6月のWWDCと予想する。

なぜなら16インチ版も同時にアップデートされる可能性が高いからだ。第10世代チップを搭載した13インチ版が発売されると、第9世代の16インチ版が見劣りしてしまう。16インチ版はコア数もクロック数も異なるので、世代が上だとしても16インチ版の方が性能は上だが、最高価格の16インチ版がスペック上見劣りするのはよろしくない。

16インチ版が登場したのは2019年11月。すぐにモデルチェンジするのも最初に購入した人の反感を買うので半年空けたぐらいに変更すると考える。

 

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iPhoneのホーム画面にウィジェット?長年禁止だったウィジェット設置がiPhoneに許可される3つの理由

iPhoneにウィジェット?

次期OS「iOS 14」のホーム画面にウィジェットが置けるようになるとアメリカの9to5Macが報じている。

ウィジェットは天気やカレンダーなどをホーム画面に置ける機能で、アプリを開かなくても情報を参照できる。

Androidには古くからある機能で、iPadOSでは「今日の表示」をホーム画面に固定する形式でウィジェットを常時表示できたが、iPhoneには許可されていない。

この新しい機能の意味を考えます。

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念願のウィジェット機能

現行のiPhoneにもウィジェット機能はある。ホーム画面から右スワイプで「今日の表示」を参照することができ、「今日の表示」にはカレンダーや天気などのウィジェットを配置することができる。ただしホーム画面への固定はできなかった。

iPadと比べて画面が小さいのと、バッテリー消費が抑える必要があったのが理由だ。

実は、ホーム画面で自動更新が許されているアプリが2つだけある。「カレンダー」と「時計」だ。iPhoneの初期では更新されなかったが、現在ではこの2つのアプリだけは自動的に表記が変わる。

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どうして、長年禁止されていたiPhoneホーム画面のウィジェット設置が今になってどうして許可されるのだろう。

iPadOSとの共有

iPad用のOS「iPadOS」はiOSから分離独立したが、もとは同じOSで、ソースコードもほとんど同じだと思われる。iPadOSの機能をiOSに移植するのは難しいことではない。

iPadOSで好評だったから、iOSに移植されるというのは納得できる理由だ。

iPhoneの大画面化

iPhoneの歴史は大画面化の歴史だ。Plus・Maxシリーズが追加されて、現在最も大きなiPhone 11 Pro Maxのディスプレイは6.5インチもある。

今までは画面が小さいことが理由でiPadでしか提供されなかったマルチタップジェスチャーの一部はiPhoneでも使えるようになっている。iPhoneはもはや小さな画面ではなく、iPadと同様の動作ができるディスプレイサイズを持っているデバイスなのだ。

高価格の大画面iPhoneを売りたいAppleの意向もあって、ホーム画面へのウィジェットを設置を許可するのだと思われる。

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新たな発想

iPhoneも発売から10年が経ち、デバイスとして成熟してきた。最近のiPhoneとiOSはデザインも機能も大きな進化がなく、現状の改善という状況が続いている。

長年禁止していたウィジェットの設置を許可することで新たなアイディアを喚起することを考えているのかもしれない。たとえば「たまごっち」みたいなペットアプリをホーム画面で飼えるようにしたり、ホーム画面に付箋を貼れるようにしたりするなど、ホーム画面のカスタマイズが可能になれば斬新なアイディアがでてくる可能性は高まる。

今更だけど効果は大きい

以前からAndroidでは実現できている機能なので目新しさはないが、iPhoneに導入される効果は大きい。カレンダーやメモを置けるだけでも使い勝手は高まる。この機能追加により、大画面iPhoneの需要が高まる可能性はあると思う。

 

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Apple Watch版ランニングアプリ「NIKE Run Club」の裏技・Tips5選

ランニングアプリの定番「NIKE Run Club」

NIKEのランニングアプリ「NIKE Run Club」(以下、NRC)は専用モデルがあるほどApple Watchと相性がよいアプリで、愛用している人も多いと思う。

アップデートも頻繁に行われていて、いくつかの機能が改良されている。

Apple Watch版NRCの裏技的TIpsをいくつか紹介します。

Apple Watch版NRCの裏技・Tips

画面のカスタマイズ

中央の一番大きな数値は画面をタップすることで変更できる。「距離」「タイム」「ペース」「BPM」「「消費カロリー」の数値がタップごとに入れ替わる。

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ちなみに左上の数値は経過時間だ。

バックグラウンドカラーの変更

NRC画面のカラーが、いつのまにかカラフルになっている。この色はランレベルによって決まる。ランレベルはNRCを使った合計走行距離によって決まる(筆者の場合はパープル)。

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カラーを元のホワイトに変更することもできる。

変更方法

  1. iPhoneのアプリ「Nike Run Club」を開く
  2. 左上の自分のアイコンをタップ

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  3.  「設定」をタップ

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  4.  「ラン設定」をタップ

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  5.  「現在のペース/レベル表示」をタップ

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  6.  「レベルカラー」をオフ

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トワイライトモード

最近追加された新機能が「トワイライトモード」。画面が明るくなることで、夜間に屋外でのランニング時に事故の危険性を低減する。

  1. Apple Watchでアプリ「NRC」を起動。左にスワイプを二回して「設定」へ移る
  2. 「トワイライトモード」をオン

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右が「トワイライトモード」オン、左がオフ。

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ガイドラン

ランニング時にコーチングしてくれる「ガイドラン」機能がある。「ガイドラン」は走行時間に応じて、コーチが走りのアドバイスをしてくれる。「ショートラン」「ロングラン」「スピードラン」「初めてのラン」が選べる。

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Apple Watchにダウンロードしておくと、左スワイプで選択できる。

ボタンで一時停止

走っていてタイムを一時停止したい時は、右スワイプで「一時停止」を選ぶが、デジタルクロックとサイドボタン同時押しでも一時停止できる。画面をスワイプしてタップするより、物理ボタンの1アクションで一時停止できるので、走行中には便利かもしれない。

Apple Watch版ランニングアプリ「NIKE Run Club」の裏技・Tips5選

AirTagsの情報をAppleが誤って配信。AirTagsの機能は? 今でも使えるAirTagsの機能は?

誤って流出

AppleがAirTagsの設定を示す動画を誤って配信したと、MacDailyNewsが報じている。

動画の中には「Enabile Offering Finding」という今のiPhoneにはない機能が映っている。

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「Wi-Fiやモバイル通信で未接続時にこのデバイスとAirTagsをオフライン検索できる」機能をオンにできるようだ。

AirTagsは「忘れ物防止ツール」で、AirTagsをつけたものがどこにあるのか探すことができるデバイスと予想されている。

6月のWWDCで発表される噂がでている。

AirTagsはどうやって使うのか考えてみます。

 

Apple AirPods Pro

Apple AirPods Pro

  • 発売日: 2019/10/30
  • メディア: エレクトロニクス
 

 AirTagsの機能は?

「AirTags」には、iPhone 11シリーズにも内蔵されているU1チップを搭載していると言われている。

U1チップは、詳細な位置情報を検出できるUltra Wide Bandで通信ができる。iPhone 11シリーズでは、AirDrop利用時にiPhoneを向けた相手にコンテンツを送信できる。

財布や鍵にAriTagsをつけておけば、部屋のどこにあるかiPhoneやWeb上で確認できるようになるはずだ。

また、AriTagsがiPhoneと通信ができない状態になると、iPhoneに通知ができるようになると思われる。

ただ、AirTagsの他の機能はよくわかっていない。防水なのか、スピーカー内蔵なのか、ワイヤレス充電対応なのか。鍵などに取り付けられるなら防水対応の可能性が高い。スピーカー内蔵なら、見当たらない時に音が鳴らすことができるが、U1チップを内蔵するなら、かなり詳細な場所を特定できるのでスピーカーは内蔵しないかもしれない。ワイヤレス充電はぜひ対応してほしい。ボタン電池を交換するのは面倒だし、Appleらしくない。

今でも使えるAirTagsの機能

忘れ物を防止したり、見つけたりできるAirTagsだが、AirTagsがなくても忘れ物を見つける方法がある。AirPodsを使う方法だ。AirPodsを使っている時はAirPodsケースとiPhoneは常時通信しているので、iPhoneとの通信が途切れた場所が記録されて、iPhoneやMacの「探す」アプリでAirPodsの場所が特定できる。

AirPodsを耳に装着して、バッグにAirPodsのケースを入れておけば、バッグを忘れても場所を特定することができる。

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売れるかどうかは値段次第?

忘れ物ツールは、なくてもそれほど困るものではない。iPhoneは忘れても「探す」アプリで場所を特定できるので、iPhoneと一緒に忘れ物をするならAriTagsがあっても意味がない。

 iPhoneと離して鍵や財布を持ち歩いている人にはAirTagsは有効だ。また、部屋の中で鍵などをなくしてしまう人もAirTagsがあれば、どこにあるか場所が特定できる。

AirTagsは果たして売れるのだろうか。機能が判明していないので予想しづらいが、ポイントは価格だろう。忘れ物防止ツールとして有名なMAMORINOは2,720円から販売している。

Appleブランド料金を追加しても、4,800円あたりが売れる上限だと思う。5,000円を超えると、さすがに売れない気がする。

予想を書いておくと、こんな感じ。

AirTagsの仕様

  • U1チップ内蔵
  • スピーカーなし
  • 防水
  • ワイヤレス充電対応
  • 価格:4,980円
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Macの代わりにiPad Proを買う前に確認すべき6つのポイント

iPad Proは「新しいコンピューター」

新型iPad Proと同時にトラックパッド搭載キーボードが発表された。AppleはiPadを「新しいコンピューター」と常々言ってきて、トラックパッドへの対応は「新しいコンピューター」への重要な一歩だ。

iPhoneとiPadは画面を直接タップすることで直感的にコンテンツを扱えるインターフェイスを発明した。また、ソフトキーボードによって物理キーボードを廃し、大型スクリーンを実現した。

その結果、iPadをはじめとするタブレットは一定の市民権を得ることができたが、生産性という点ではPCに及ばなかった。

フリック入力など様々な新しい試みが行われたが、文字を大量に入力する用途にソフトキーボードは物理キーボードに勝てなかった。

ソフトキーボードだとブラインドタッチがしづらく、入力速度があがらない。生産性を高めるためには物理キーボードがどうしても必要になる。

物理キーボードを使うと、コンテンツ選択でスクリーンをタッチするためにキーボードからスクリーンまで指を動かす移動量が大きくなり、生産性があがらない。

今回のトラックパッドへの対応は、iPadがコンピューターになるための最大の障壁が取り払われた事になる。

iPadのマシンパワーは、すでに標準的なPCを凌駕する性能を持っている。

ここまで進化したiPadをMacやWindowsマシンの代替として検討している人もいると思う。ただ、トラックパッド以外にもiPadをコンピューターとして使うために気をつける点がいくつかあるので、挙げておきます。

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ソフト資産

まずはMacで日頃使用しているソフトがiPadに対応しているか確かめる必要がある。Mac用のソフトは長い間に数多く蓄積されてきたが、iPadに未対応のソフトも少なくない。特に業務系のソフト(アプリ)はいまだに少ない。

普段自分が使っているソフトがiPadに対応しているかどうか確認しよう。

マルチウィンドウ

iPadも進化して、2種類のウィンドウを並べるSplit View、小さいウィンドウを浮かすことができるSide Overと、複数のウィンドウを同時に表示することができるようになっているが、ウィンドウのサイズや場所はMacほど自由にならない。

多くのソフトを同時に起動させて作業するのにはMacの方がいまだに一日の長がある。

安定感

OSの安定感ではなく、筐体の安定感のこと。キーボードは未発売なので体験できていないが、iPad ProとMagic Keyboardの組み合わせは見た目不安定に見える。デスクの上での作業なら問題なさそうだが、膝の上に置いて使うには重心が高すぎる気がする。

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自由度

macOSはOSレベルで様々なカスタマイズができる。画面デザインやインターフェイスなど、ソフトを使って変更できる。だが、iPadOSではそのようなカスタマイズは難しい。細かい部分が気になって、カスタマイズしないと気が済まない人はAppleが用意したiPadOSをそのまま使えるか確かめた方が良い。

周辺機器

iPadも以前と比べて多くの周辺機器に対応してきた。iPad ProはUSB-Cに様々な機器を接続できるようなっており、SDカードなど外部デバイスも利用できる。ただ、Macと比べると未対応の機器も多い。DVDドライブやスキャナー、ペンタブレットなど、自分が使っている周辺機器がiPadに対応しているか確認した方が良い。

価格

iPadというとMacやiPhoneより価格が安いイメージがあるが、新型iPad Proは安くなったとはいえ一番安い11インチiPad Proで84,800円かかる。トラックパッド内蔵のMagic keyboardは31,800円なので、合計116,600円になる。MacBook Airの最低価格は104,800円で、iPad Pro + Magic keyboardよりも安い。

どちらもカスタマイズすることで価格は変動するが、Macよりお値打ちだからiPadという常識は変わってきている。

最大の課題は慣れかも

iPadでできないことをあげてきたが、Apple Pencilや軽快な動作などiPadを導入するメリットも数多くある。Macを捨ててiPadを導入するのは勇気がいるかもしれないが、Webやメールなど日常おこなう多くの作業は問題なくできる。

新しい環境を導入する時は、すべてがプラスではなく、プラスマイナス両方あるものだ。マイナスだけを見ていたら、新しいものは手に入らない。

iPadに切り替えられるかどうかはスペックではなく、過去の習慣を捨てて、新しい環境に慣れる勇気を持てるかどうかにかかっているかもしれない。

 

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iOS 13.4 / iPadOS 13.4 / watchOS 6.2 / tvOS 13.4の配信開始

iOS 13.4

Appleは、各OSの新しいバージョンの配信を開始した。

iPhone向けの「iOS 13.4」は、“笑顔とハート”、“ごめんなさい”、“パーティーフェイス”などの新しいミー文字ステッカーを追加された。

大きな変更は、「ファイル」アプリに“iCloud Drive”フォルダー共有が導入されたこと。この機能により、iCloud Driveのフォルダ内のファイルを複数の人で共有することができるようになり、協働作業が可能になった。

もうひとつの大きな変更点は、ユニバーサル購入の対象にMacアプリも含まれるようになったことだ。ひとつのアプリを購入すると、iPhone、iPod touch、iPad、Mac、およびApple TVのすべてで使用可能になる。

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iPadOS 13.4

iPadでは、iOSの変更点に追加して、マウスとトラックパッドに対応した。注目はマルチタップジェスチャーへの対応だ。Macのトラックパッドと同様にページ間のスワイプやアプリの切り替えを複数の指で操作できる。

Macを使う理由のひとつに、この快適なマルチタップジェスチャーがあるので、今回のiPadOSの変更は、操作性の点でiPadがMacと並ぶ(将来的に代替となる)ことを意味する。

watchOS 6.2 / tvOS 13.4

Apple Watch用OS「watchOS」、Apple TV用OS「tvOS」はセキュリティ関連の変更のみ行われているそうだ。Apple WatchのOSのアップデートを行なうためには、iPhoneのOSを最新にする必要がある。

 

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新型iPad Proと旧型iPad Proを比較して、買い換えるべきか考える

新型iPad Pro登場

Appleは第4世代iPad Proをサイレントローンチした。トラックパッド搭載のMagic Keyboardが一番の話題だけど、それ以外にも様々な点が変更になっている。

旧型モデルである第3世代と比較して、買い換えるべきかどうか考えてみます。

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CPU / GPU

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  • 新型iPad Pro・・・Apple A12Z Bionic 8コア / Apple独自8コア
  • 旧型iPad Pro・・・Apple A12X Bionic 8コア / Apple独自7コア

同じA12だが、GPUが8コアに拡張されていて、グラフィック性能が進化している。体感的にわかるレベルなのかがポイントだが、旧モデルでiPad Proは十分なパフォーマンスを出していたので、4K動画編集など、重たい作業をしないと効果は見えづらいかもしれない。

メインメモリ

  • 新型iPad Pro・・・6GB
  • 旧型iPad Pro・・・4GB / 6GB (1TB)

 旧型モデルは1TBモデルのみ6GBだったが、新型は全モデルが6GBに変更された。

ストレージ

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ストレージ容量が最大1TBは変わらずだが、第3世代は64GBモデルがあったが、第4世代では64GBは廃止され128GBに変わった。

全体的に新型の価格は下がっているので、128GBになってお得になった印象。

カメラ

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新型は超広角カメラを搭載した。iPhone 11シリーズに採用された超広角カメラだが、iPad Proで風景を撮影する局面があるのだろうか。

今回超広角カメラをiPad Proに採用した理由は、LiDARスキャナにあると思われる。

センサー

  • 新型iPad Pro・・・Face ID / 3軸ジャイロスコープ / 加速度センサー / 環境光センサー / 気圧計 / LiDARスキャナ
  • 旧型iPad Pro・・・Face ID / 3軸ジャイロスコープ / 加速度センサー / 環境光センサー / 気圧計

新型iPad ProにはLiDARスキャナを搭載した。iDAR(Light Detection and Ranging)は、光が対象物から反射して戻るまでの時間を測定して距離を割り出す機能だ。

対象物の距離を正確に測定する事で、AR(拡張現実)に用いようとしている。超広角カメラで部屋や風景全体を視界にいれて、iDARセンサーで把握した対象物に情報を付与した画面を見せるつもりなのだろう。

すぐに効果がでることはなく、次のOSやアプリの対応待ちになる。

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キーボード

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新型モデルと同時にMagic Keyboardが発表された。第3世代でもMagic Keyboardが使えるし、第4世代でもSmart Keyboard Folioは使える。

トラックパッド搭載Magic Keyboardを使うために、買い換える必要はない。

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Wi-Fi

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iPad ProはiPad製品としては初めてWi-Fi 6(802.11ax)に対応した。同時に発表されたMacBook Airは、Wi-Fi 6に対応しなかったので、AppleとしてはWi-Fi 6はPro用の仕様だと現時点では考えているのかもしれない。

サイズと重量

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サイズは全く変わらないが、重量は10g増えている。カメラを変更したからに違いない。

体感的には気付かないでしょう。

それ以外の機能

バッテリー持続時間、フロントカメラ、スピーカー、ディスプレイに変更はない。

変わったのは、カメラ周りとチップセット

キーボードが目立つが、旧モデルでも使えるので、買い換える理由にはならない。前モデルからの主な変更点は、超広角カメラ、LiDARスキャナ、チップセットだ。

iPad Proでは撮影しない、ARに興味ない、今のモデルの速度に不満がなければ、買い換える必要はない。

新作モデルは、今までiPad Proを持っていない人が買うべきモデルなのだろうか。今回のモデルチェンジは、マイナーチェンジであることは間違いない。チップセットも改良版でナンバリングは変更されていない。ボディサイズも変わらない。次か次々モデルではボディデザインが変更され、軽量化されるかもしれない。

ただ、今回のトラックパッド搭載Magic Keyboardは、AppleがiPadを次世代コンピューターにするために大きく踏み出した施策だ。

MacやWindows PCの買い替えを検討している人は、新型iPad ProとMagic Keyboardを検討の候補に入れても良いと思う。

過去のソフト資産が異なるので、今PCで行なっている作業がiPad OSで実現が可能かチェックして可能なら、今までにない軽快なOSと新しいインターフェイスを体験できるだろう。

新型iPad Proは前モデルからの買い替えではなく、Note PCからの買い替えを検討している人にお勧めしたい。

 

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新型MacBook Airを13インチMacbook Proと14項目で徹底比較。今すぐ買うなら迷わずAir

新型Macbook Air登場

コロナウィルス騒動の最中、Appleは新型Macbook Airをサイレントローンチした。Macbook   Airといえば、Macの入門機として長らく販売されているノートPCだ。

以前のAppleのラインナップは旧型新型が混じって、かなり混沌としていたが、今は13インチのノートPCはMacbook AirとMacbook Proの2種類しかない。

当然Proの方が性能は高いが、価格も高い。どの程度の差があるのか比較してみます。

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新型Macbook Airと13インチMacbook Proを比較

価格

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 MacBook Proは2ポート版と4ポート版がある。最低価格は、Macbook Airは104,800円、2ポート版13インチMacBook Proは139,800円からと35,000円の差がある。4ポートになると198,800円になるので、価格的には比較にならない。Pro向けのマシンだ。

インターフェイス

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Macbook Airには、Touch Barはない。とはいえ、評判があまりよくないTouch Barがなくても困る人も少ないだろう。13インチMacbook Proは新型15インチと異なり、ESCキーが物理キーではないので、使いづらい人もいると思う。

逆に考えると、Touch Barではない物理キーでファンクションキーを使いたい人はMacbook Airしか選択肢がないことになる。

プロセッサ

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AirとProではコア数と周波数も、もちろん異なる。デュアルコアのMacノートが選べるのはMacbook Airのみ。以前のMacbook Airはデュアルコアしか選べなかった。

13インチのMacbook ProはIntel第8世代のプロセッサを使っているが、Macbook Airは第10世代と2世代の差がある。

16インチMacbook Proはバージョンアップ済みなので、13インチ(14インチになる?)も、WWDCごろにはバージョンアップされるだろう。

グラフィック

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Macbook AirにもIntel Iris Plus Graphicsが搭載された。以前のIntel UHD Graphics 617よりより、最大80%のパフォーマンスが向上しているそうだ。体感でもわかるレベルと思われる。

メモリ

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メモリは、AirもProも8GBと16GBが選べる。Airのメモリは前モデルより進化して、LPDDR4になった。

ストレージ

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Airでも2TBが選べるようになった一方で128GBが選べなくなった。2ポート版Proは128GBが選べる。Proの最低価格である139,800円というのは128GBの価格で、256GBだと159,800円になる。

ディスプレイ

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AirもProも解像度は同じ。輝度と表現できるカラーが異なる。とは言え、お互い並べて比べないとわからないだろう。

ディスプレイサイズは以前と変わらないので、最近のノートPCとしてはベゼルが太め。

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サイズと重量

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伝統のウェッジシェイプ(くさび型)のAirは場所によって高さが異なる。薄い部分ならProより薄い。幅と奥行きは全く同じなので、底面積も変わらない。重量はAirの方が0.08g軽い。重さはほとんど変わらないが、薄い部分があるAirの方が体感的には軽く感じるに違いない。

おそらくProは、次のモデルチェンジで14インチを搭載し、少し重くなると思われる。

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カメラ

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カメラ性能は全く変わらない。多分中身も一緒。

オーディオ

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オーディオは新型Airの方が進化している。ワイドスピーカーで、マイクも指向性ビームフォーミングに対応している。

Dolby Atmosに対応しているのは16インチProと同じ。13インチも次のバージョンアップで、同程度のスペックに変わるに違いない。

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キーボード

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注目のキーボード。Airはシザー式のMagic Keyboardを採用した。以前のキーボードは薄型だったが、ゴミが詰まりやすくAppleも何度も改良を加えてきたが、ついに諦めて従来のシザー式に戻した。16インチProもシザー式を採用し、Airと同時に発表されたiPad Pro用のキーボードもMagic Keyboard。13インチも次のモデルチェンジでシザー式に交代するはず。薄型キーボードが欲しければ、13インチProを早めに買った方が良い。

AirはTouch Barの代わりに12個のファンクションキーが並ぶ。

カーソルキーが逆T型に変更になっている。これも16インチProと同じ。13インチProの長方形型よりもブラインドタッチの時にわかりやすいメリットがある。慣れればどちらでも問題ないけど。

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ワイヤレス

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ワイヤレス性能はAirもProも変わらない。

Airは前モデルのBluetooth 4.2から5.0に進化した。新規格であるWi-Fi 6に未対応。16インチProも未対応なので、Appleとしては時期尚早と考えているかと思いきや、同時に発表された新型iPad ProはWi-Fi 6に対応している。次期13インチProはWi-Fi 6に対応してくれるのか。

ポート

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2ポート版Proと同じ左側にUSB-Cが2ポート並ぶ。左右にポートがあると両サイドから充電できるので便利だが、そのためだけに数万円はだせないところが悩ましいところ。

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電源とバッテリー

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Airは最大11時間ワイヤレスインターネットが使えるそうだ。バッテリーの容量はProの方が大きいが、Airの方がバッテリー持続時間が長い。

Airの電源アダプタは30Wなので、Proの61W版よりも小型。30Wだと市販の小型電源アダプタが使えるのは大きい。

いますぐ買うならAir

Airの方がスペックはもちろん低いが、普通に使用するならAirで十分だろう。今回はプロセッサがアップデートされて、価格も手頃で買いやすくなった。

キーボードはシザー式に変更になり、従来のキーボードと打鍵感が異なるので、16インチなので買う前に試してみることをお勧めする。

気になる点は、Wi-Fi 6に未対応なことぐらいか。

13インチProはアップデート待ちで、今購入するのはお勧めしない。

 

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iPad Pro+新型キーボードは、Macの代わりになれるのか

新型iPad Pro登場

おそらく3月のイベントで発表する予定だったのだろう。新型iPad Pro、mac mini、MacBook Airが登場した。

一番の注目はiPad Pro。新型iPad Proの変更点は、カメラ周りとプロセッサの変更、ARへの対応などだが、最も目立つのは、5月に発売される新型Magic Keyboardだ。

新しいキーボードを細かく見てみます。

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新型Magic Keyboard

iPad Pro用の新しいMagic Keyboardの特徴は、MacBookで使われるシザー式、内蔵トラックパッド、バックライト、フローティングデザインによる無制限の角度調整だ。簡単に言えば、スペックはMacBookのキーボードそのものだ。今までのiPad Proのキーボードは、布のようなフニャッとした触感だったが、今度のキーボードは本格派だ。

キー以上に注目はトラックパッドだ。iPadに対応したトラックパッドは史上初。iPhoneとiPadは、タッチスクリーンベースのインターフェイスで長らく進化してきた。指でコンテンツに直接触れるインターフェイスは誰でも直感的に使え、フルディスプレイを実現させた。

ジョブズがスタイラスペンを嫌っていたのは有名だが、ジョブズ亡き後、Apple Pencilが登場し、今回はキーボードにタッチパッドが内蔵された。

創業者の意思に反した方向に進化したのは、PCに迫る生産性を実現するためには、タッチスクリーンとソフトキーボードでは不足だったことを意味する。

iPhone登場から十年経っても、タッチスクリーンはキーボードとタッチパッドの生産性を超えることができなかったのだ。

タッチスクリーンの弱点は、キーボードで作業している時、画面に触れるためにホームポジションから指を外して腕を伸ばす必要があることだ。タッチパッドより指を動かす距離が長いので、生産性が低くなる。

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タッチパッドを内蔵したことで、見た目もノートPCらしくなった。Appleは近年iPadを「新しいコンピューター」と呼んでいる。一方で、MacはなくさないともAppleは公言している。

だが、iPadを「新しいコンピューター」にするために、Appleは本腰だ。新しいMagic Keyboardは全モデルのiPadにも対応している。また、次期iPadOSは、Magic Mouse 2、Magic Trackpad 2にも対応し、Macbookのようにマルチタップジェスチャーもできる。

Macの領域に踏み込むiPad

これらの対応は、Macの領域に強く踏み込んでいる。iPadを新しいコンピューターとして前面にもってこようとしている。

ここまで長く時間をかけて、AppleはiPadを育ててきた。Macをすぐになくすわけではないが、AppleとしてはMacを後退させていくロードマップがすでにできていると思われる。

それぐらいのインパクトがタッチパッド内蔵にはある。

 

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新型iPhoneが搭載する3Dカメラは「Appleグラス」への布石?

背面に3Dカメラ?

今年発売の新型iPhoneは背面に3Dカメラを搭載するとアメリカのメディアが報じている。

3Dカメラをなんのために搭載し、今後どのように展開するのか考察してみます。

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 3Dカメラとは?

3Dカメラは新しい技術ではない。10年も前からデジタルカメラに搭載され、最近では搭載するハイエンドのスマートフォンも増えてきている。

iPhone 7の頃からiPhoneへの搭載も噂されてきたが、今まで見送られてきた。

3Dカメラとは、文字通り立体的(3D)に撮影できるカメラだ。以前は、人間の目のように2つのレンズで撮影し、その視差(レンズ間の距離)から立体的な画像を生成する技術だ。

最近では、対象物に光を照射し、光の到達距離により対象物の深度を測定し、立体的に画像を残すToF(Time of Flight)方式が主流になりつつある。

顔認証のFace IDは、30,000以上の光を照射し、赤外線カメラで顔面を立体的に把握し、認証している。これも3Dカメラの一種だ。

3Dカメラでできること

3Dカメラを搭載することで、背景に「ボケ」をつくるポートレートモードを強化できる。対象物との距離を測定できれば、背景を正確に把握できる。

フラペチーノをポートレートモードで撮影した写真だが、カップ中央に刺さっているストローがぼやけて、窓枠みたいになっている。ストローを背景と認識してしまっているのだ。俗に言う「iPhoneのストロー問題」だ。iPhoneのポートレートモードは背景かどうかを距離だけではなく、撮影対象がなにかをAIで判別する。カップを撮影対象するのにストローは対象外と認識してしまっているようだ。

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こういった問題も3Dカメラなら解消できるはずだ。

もうひとつはAR(拡張現実)だ。現実世界の映像に情報を挿入するARは、対象物を正確に測定する必要がある。今のiPhoneにも「計測」というアプリがあり、対象物の長さを測定できる。

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3Dカメラを搭載されば、立体的に対象物を測定することも可能になる。カーナビで、遠くの景色を把握し、ビル名や店舗の営業時間などの情報を付与することもできる。

3Dカメラのその先にあるもの

AppleがiPhoneに3Dカメラを搭載する理由のひとつは、AR情報を付与した「Appleグラス」の開発があると思われる。特許情報などからAppleがARグラスを開発しているという噂がある。現実の景色にAR情報を付与できれば、ナビにも使えるし、出会った人の個人情報を表示することもできる。Apple Watchでウェアラブルデバイスを普及させたAppleの次の一手がAppleグラスなのは理解できる。

膨大な情報を瞬時に得られる「視覚」の拡張は、我々の生活を便利にするに違いない。

iPhoneに3Dカメラを搭載し、ARを一般化させてから、iPhoneをかざす手間をなくすAppleグラスを発売したらヒットするに違いない。

盗撮やバッテリー容量などの課題はあるが、Appleはそれらの問題を改善にしようと取り組んでいるに違いない。噂ではAppleグラスの発売は2021年以降になりそうだ。

 

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「iOS 14」のソースコードからiPhone 9、iPad Proなどの新モデル情報が流出

早くもiOS 14

ソースコードが流出した新しいOS「iOS 14」にiPhone SE後継「iPhone 9」、次期iPad Proなどの新モデルが見つかったと、Appleの情報でおなじみの9to5Macが報じている。

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iPhone 9はTouch ID搭載

すでに製造が開始されたと言われる小型iPhone「iPhone 9(iPhone SE2という噂もある)は、Touch IDを搭載しているということだ。iPhone SEのTouch IDは第一世代だったので反応に少し時間がかかったが、iPhone 9には最新のTouch IDが搭載されるだろう。

Touch IDということは、iPhone SEがiPhone 5sと同じ外観なのと同様に、iPhone 9の外観はiPhone 8と同等、内部スペックだけがiPhone 11(またはiPhone XS)と同等になるのだろう。

iPhone 9は、一定数いる小型スマートフォンが好きなユーザーへの訴求と廉価版を好む層を狙っている。新しいデザインを設計するよりも、こなれたデザインを使うのが適当だとは思う。

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次期iPad Proはトリプルカメラに3Dセンサーを搭載

次期iPad Proは、iPhone 11シリーズ同様にトリプルカメラを搭載するそうだ。iPadの望遠カメラで撮影するシチュエーションが想像できないが、「Pro」と名がつく以上、最新スペックにする必要があるのだろう。

ToF方式のセンサーも搭載されるそうだ。ToFは対象物までの距離を測定する技術で、ARの元になる3D画像を認識・表示するのに使われる。今年の新しいiPhone(iPhone 11S?)に搭載される噂がある。Appleはリアルな映像に情報を追加するAR技術にご執心で、このセンサーの搭載もAppleの長期戦略に沿っているのだろう。将来的には、Appleゴーグルみたいな新デバイスを考えているに違いない。

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次期Apple TVも

長らくモデルチェンジされていないApple TVのリモコンも刷新するそうだ。現在のApple TVのリモコン「Siri Remote」のデザインは優れているが、前後を間違えやすく、またタッチセンサーなので誤動作することも多い。Apple TVはiPhoneでも操作できるので、リモコンは簡素でもっと安価な仕様でも良いと思う。

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忘れ物防止タグ「AirTag」も登場

噂の忘れ物防止タグ「AirTag」もソースコードの中にみつかった。iOSからのセットアップ、ボタン電池内蔵などが明らかになった。

AirTagは、iPhone 11シリーズ内蔵のU1チップと連動して、財布などの忘れ物を防止に使ったり、室内で見つけやすくするアイテム。個人的には、一番忘れやすいものはiPhoneなので、AirTagの便利さがピンとこないが、財布や鍵を忘れがちの人には売れるかもしれない。

新モデルは用意されているが、、、

春イベントやWWDCに向けてiPhone 9などの多くの新モデルが用意されているが、新型コロナウィルスの影響でいつ発表されるか不透明になってきた。春イベントはおろかWWDCの中止も噂されている。イベントではなくサイレントローンチの可能性もあるが、ウィルス騒動による景気後退と工場の閉鎖で、予定通りに登場するかも怪しい。

Appleの新モデルの登場は、新型コロナウィルスの状況をにらみながら、発表のタイミングをうかがうことになりそうだ。

 

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iPhoneに触れないでAirPodsを接続させる方法

マルチポイント機能がないAirPods

AirPodsは便利だが、数少ない欠点のひとつがマルチポイント機能がないことだ。マルチポイント機能とは、Bluetooth機器が複数のデバイスに同時に接続し、音が出るデバイスへ自動的に切り替えてくれる機能だ。

マルチポイント機能があれば、たとえばMacとiPhoneへ同時に接続して、切り替え動作なしに音が出るデバイスの音声を出力できる。

AirPodsにはその機能がなく、Macに繋げたAirPodsをiPhoneで使うときは手動で切り替える必要がある。

iPhoneを鞄に入れていると、切り替えのために取り出すのは面倒だ。

そこで、iPhoneに触れずにAirPodsを繋げる方法をご紹介します。

Apple Watchを使う

簡単に言うとApple Watchを用いる。AirPodsをApple Watchに接続させると、自動的にiPhoneにも繋がる。

  1. Apple Watchのホーム画面で下端から上にスワイプしてコントロールセンターを開き、AirPlayアイコン をタップ

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  2. 接続するAirPodsをタップ

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  3. アプリ「再生中」をタップ

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  4.  「iPhone」をタップ
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  5.  再生ボタンをタップ。好きな曲を選ぶならアプリ「ミュージック」から

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コントロールセンターは便利

使っている人は少ないかもしれないが、Apple Watchのコントロールセンターはすぐにアクセスできて便利だ。

ぜひマスターしよう。

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iPhone、Apple Watch、AirPodsをワイヤレス充電できる3 in 1充電器を探す

ワイヤレス充電器の旅

ワイヤレス充電は便利だ。ケーブルを挿さないということだけで、日々のストレスが軽減される(少し大げさ)。

ただワイヤレス充電のデバイスが増えると困るのが充電器。ワイヤレス充電器はケーブルよりも嵩張るので、複数の充電器を置くと場所を取る。うちにはiPhone X、Apple WatchとAirPods Pro、AirPodsの4種類のワイヤレス充電デバイスがある。これらを同時にワイヤレス充電できる3 in 1 充電器が欲しい。

昨年も探してみたけど、三ヶ月経ったので、また探してみたいと思います。

3 in 1 充電器の条件

欲しい充電器の条件は、こちら。

  • iPhone、Apple Watch、AirPods Proを同時にワイヤレス充電できる
  • 電源ケーブルが1本
  • マークやブランドネーム表記がなくブラック単色
  • できるだけ安価

ワイヤレス充電したいので3つ同時に充電できるのは必須条件。電源ケーブルが何本も出ているのもみっともない。iPhoneがブラックなので、できれば充電器もブラック単色で余計なマークやブランドネームが無いほうが良い。

 まずAmazonでヒットしたのが、こちら。

見た目通り、iPhone、Apple Watch、AirPodsを一度に充電できる。電源ケーブルも一本だけ。Apple Watchの充電器も内蔵されているので、新たに準備する必要もない(Apple Watch充電器は別途用意する必要があるタイプも多い)。

非常に良いんだけど、AirPodsがワイヤレス充電ではなく、Lightning端子を差し込まないといけない。AirPods Proでも使えるらしいけど、端子に差し込むのは面倒臭い。

AirPods Proはケースに入れているので、端子カバーを剥がさないといけない。

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 もうひとつみつけたのが、こちら。

こちらは、2つのデバイスを同時にQi充電できる。見た目もブラックで統一されていて、悪くない。Apple Watchの充電器が付属していないので、別途用意しないといけない。Apple Watchの充電ケーブルはケースに収納できるので見た目は非常にスマート。

欠点は、価格。Apple Watch充電器が付属しないのに4,888円はちょっと高い。

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お次ぎは、こちら。Apple Store限定で非常にスタイリッシュ。

Apple Watchの充電器も付いている模様。

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電源ケーブルも1本なので、最初の条件のほとんどに該当する。ただし、高価だ。15,800円! さすがApple限定。1デバイス用のワイヤレス充電器が2,000円台で売っているご時世に、15,800円はちょっと高すぎ。

 もう一度Amazonを探してみたら、こういうのがあった。

Apple Watchの充電器は別売りだけど、3,999円は悪くない金額。写真はホワイトだがブラックもある。気になったのは、充電器がレザー調らしいこと。合成レザーだとちょっと安っぽそうな気がする。

条件にはいれなかったけど、iPhoneの充電器がフラット型なのも気になる。フラット型よりスタンド型の方が、iPhoneを取りやすい。完全にフラット型なので、ループタイプのバンドをつけたままApple Watchを充電できない(写真のようなバンドならOK)。

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良い商品はあるが、、、

久々に調べてみると、条件にあう商品が結構登場している。あとは5,000円近くを出せるかどうかだ。もう少し検討してみます。

 

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