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びっくりするほど酷い料金プランをドコモが発表した理由

ドコモの新料金プラン

NTTドコモが新しい料金プランを発表した。「携帯電話の通話料金は高い」と総務省の勧告に従い、値下げすると昨年宣言した通りにプランを変更したが、残念ながらみんなが考える値下げプランとは解離があると言わざるを得ない。

プランの詳細と、どうしてドコモがこのようなプランを発表したか考察してみます。

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定額の「ギガホ」と従量制の「ギガライト」

携帯電話の販売価格と、通話料金を分けた、いわゆる「分離プラン」で、先行するソフトバンク・auと類似したプラン体系にかわった。定額の「ギガホ」、利用料金に応じて料金が変動する「ギガライト」が選ぶようになった。

定額の「ギガホ」は、毎月30GBで6,000円。以前のウルトラデータLLパックは月額8,000円だったので、確かに安くなっているように見える。

しかし、以前の料金プランには、「ずっとドコモ割プラス」(プラチナステージならマイナス800円)や「docomo with」(対象商品ならマイナス1,500円)などの割引プランがあった。新料金プラン下での電話機買換の割引額は公表されていないので不透明だが、3割の価格差はなさそうだ。

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従量課金制の「ギガライト」で菅官房長官が発言した「4割引き」になるのは1GBの場合のみ。この場合も、「docomo with」などの割引きはなし。3GB以上のユーザーの割引幅は2割と縮小される。

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新料金プランで、最も安くなる可能性が高いのは、「家族でドコモ」のユーザーだ。2回線契約のユーザーは月額500円、3回線以上だと月額1,000円に割引きになる。全員が割引き対象になるので、3人家族なら3,000円引きとなる。

強引な「4割引き」モデル

ただ、「4割引き」になるユーザーはかなり少ない。ドコモが提示した4割引きの例が、かなりレアなことからもわかる。

この家族の例だと、4割引きになっているようにみえるが、家族で合計20.5GBを利用している人のひとりが30GBのウルトラシェアパックを選択している想定なので、かなりレアなケースだ。家族の合計が15GB以内なら、4割引きにはならない。

再三言っているように「docomo with」などの割引サービスは新プランでは利用できない。

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ドコモが言っているように、1GB以下のユーザー、3人以上の家族であれば、4割とはいかなくても割引きにはなるだろうが、MVNOと比較できる定額料金にはならない。

昨年の「値下げ宣言」の時は下落した各携帯電話キャリアの株価も、ドコモの新プラン発表で昨日は大幅上昇した。全体の値下げ幅が小さく、想定よりも売上げが落ちないと市場が判断したのだ。

メリットもある

悪いところばかり見てきたが、新プランのメリットもある。

プランがシンプルになったので、料金体系がわかりやすくなった。auやソフトバンクとプラン体系が似てきたので比較もしやすい。

「ずっとドコモ割」がなくなったので、新規ユーザーもドコモを選びやすくなった。

あまり強調されていないが、テザリングのオプション料金が廃止になり標準サービスになったので、テザリング利用者は1,000円割引きになる。

新料金プランになった理由

「最大4割引き」を標榜するのが、かなり強引なのはドコモも承知だ。それでもこのプランを発表したのは、総務省の圧力と営利企業として売上の維持の両方を実現するために考えた苦肉の策だ。

これは想像だが、昨年の値下げを公言したときは、もっと安くなるプランを検討したのではないだろうか。年末の株式市場が不安定な時期での発表だったこともあり、株価が大幅下落したことで、業績へのインパクトを回避したくなったのでは? 

携帯電話キャリアも営利企業なので当然の判断ではあるが、大幅な値下げを期待していたユーザーからすれば、肩すかしを食らった気分だ。

携帯電話料金の「値下げ」を実質「指示」した菅官房長官がこのプランに納得するかはわからないが、総務省が再度苦情を入れることはなさそうだ。このプランは内密に総務省に提示して承諾を得ていると思われる。

もうひとつのポイントが、ドコモが自社の上客であるファミリー層を優遇したことだろう。今回の料金プランで最も恩恵がうけそうなのは、1GB以下の利用者が多い高齢者と子ども、そして家族ユーザーだ。どれも以前からドコモを利用してくれている客層だ。既存のユーザーの確保、MVNOなどへの流出を食い止めるのが、今回のプランの目的に違いない。

逆に若者など支払料金に敏感な客層が、MVNOや今後登場する楽天キャリアに移行するのを妨げられないとドコモは考えていると思われる。

あとは、携帯電話の販売割引きがどうなるかだ。今回発表した新料金プランはお世辞にも好評とは言えない。挽回するために、大胆な優遇割引きを検討するかもしれない。

PS5のスペック公開の背後にStadiaの存在。PS5はPS4路線踏襲?

PS5のスペックを公開

リード・システムアーキテクトの職にあるマーク・サーニー氏が次世代ゲーム機「PS5」について言及した。

氏の発言のまとめは、以下の通り。

  • PS4と互換性あり
  • 物理メディア採用(ブルーレイ?)
  • HDDに代わり、SSDの採用
  • 8K対応・サウンドの強化
  • さらなる高速化
  • 2019年は発売しない

この発言を元に、PS5がどのようなゲーム機になるのか考察します。

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進化なのか革命なのか?

発売まで最低でも一年近くあるので、現時点ですべての情報を開示されたわけではないが、今回公開された発言を元に予測すると、PS4路線を継承する製品になるようだ。PS4では実現しなかった前機種との後方互換を実現するので、基本アーキテクチャの変更はないと考えられる。

前モデルを丸ごとエミュレーションして互換性を実現する方法もあるが、CPU・GPUともAMD製であることを明らかにしているので、アーキテクチャの大幅な設計変更はないと考えられる。

PS2からPS3、PS3からPS4では大胆な設計変更が行われた。PS3ではソニーも参加して開発したCPU「Cell Broadband Engine」が使われ、PS2とは全く異なる内部構造となった。ただ、あまりに独自な構造でコスト削減が思うようにできず、Cellの癖も強く、PS3でのゲーム開発は困難を極めた。

PS3の反省にたって登場したPS4は、PCに近い構造を持たせ、PS3より容易に開発ができる設計になった。また、PS3のようなマルチメディアマシンを目指すのではなく、ゲーム機に特化することで、ターゲットユーザーが明確になり、PS4はヒットした。

PS5はPS4路線を完全に踏襲することになるのだろう。

ソニーとしては、PS4のユーザーをいかに逃がさないかが最大の焦点となる。PS4はソニーの全事業の中で最大の売上げと利益を誇る。ゲーム事業が崩れれば、ソニー本体の屋台骨が揺らぐことになる。

世代が変わると勝者が敗者になる可能性があることを、大ヒットしたWiiの後継機だったWii U、PS2の後継機PS3などの過去のゲーム機の歴史が語っている。

PS4の最大の功績は、有料ネットワークサービスである「PS Plus」の定着だろう。売り切りモデルだったゲーム機・ゲームソフトだけではなく、毎月ユーザーから500円が振り込まれる定額サービスの存在はゲーマーに定着し、ユーザー数は約2,000万人、年間売上げは約1,000億円のビッグビジネスに成長した。サービス事業なので利益率もかなり高いに違いない。

この「PS Plus」ユーザーはコアなゲーマーが多く、このお客様を裏切らないような製品にするのが、PS5の最大の使命となる。

PS5では、PS4資産を生かしつつ、SSD採用による高速化、グラフィック・サウンドの強化が行うことでPS4からの買い換えを促すことになる。

ただ、ひとつ懸念はユーザーがそこまで高スペックを求めていないことだ。PS4は、過去にはなかったミドルライフキッカー(モデルのライフサイクルの途中で新たな機種を発表すること)「PS4 Pro」を発売した。過去のゲーム機の場合、新規ユーザーはハイスペックなバージョンに流れる傾向があったが、今でもPS4の売上げはPS Proを上回っている。

4K対応が目玉なPS4 Proだが、ユーザーはそこまでの高画質を求めていないか、表現できる環境を持ち合わせていない。

PS5では8Kに対応するらしいが、8Kのプレイ環境を用意できるユーザーがどれだけいるか。そうなると、「PS4でいいや」というユーザーばかりになり、買い替え需要が伸びない危険性もでてくる。

サーニー氏は「PS5は進化ではなく、革命」と発言しているが、どんな隠し球があるのだろうか。

クラウドゲームへの対処は?

正式発表前に、次世代ゲーム機のスペックを公開するのは異例だ。この時期に公開した理由の背景には、Googleのクラウドゲーム「Stadia」の影響があるだろう。

デバイスを選ばず、動画などの他コンテンツとシームレスに繋がる「Stadia」は既存のゲーム機ビジネスを根本的に変えてしまう可能性がある(遅延やインターフェイスの問題で、失敗する可能性も現時点ではあるが)。

PS5でのクラウドゲームの対応は明らかになっていないが、サーニー氏は「自分たちはクラウドゲームのパイオニア」と発言している。

たしかにソニーは、「PlayStation Now」(以下、PS Now)の名でクラウドゲームを提供しており、現時点のクラウドゲーム市場では世界最大のシェアを握っている。2017年からはWindows PCでもPS3のゲームを楽しめる。

ただ、PS Nowは、既存のゲーム機ビジネスを損なわないサービスになっている。最新のPS4のゲームはPS Nowでは提供されず、PS Nowで遊ぶためには高性能なWindows PCを用意するかPS4を保有する必要がある。月額料金は2,315円とかなり高額だ。

既存のビジネスを守りながらの新規事業の構築は、CDビジネスを守るためにiPodなどのシリコンオーディへの対応が後手に回ったかつてのソニーの音楽事業を想像してしまう。

「革命」がないと厳しい

ゲーム機の世界で路線踏襲が成功した例は少ない。SwitchやPS4のように、大胆な路線転換が時流に乗って成功するケースが多い。

ゲーム機の土台となるIT技術の進化は早いのに、ゲーム機は5年のサイクルの間スペックを変更できないので、将来を予測した設計が成功の鍵となる。過去の路線を踏襲すると、時代に取り残されてしまう危険性が高まる。

既存ユーザーを離さず、時流に乗るどんな隠し球をソニーが用意しているか今から楽しみだ。

Apple WatchでLINEを使う方法と3つの機能

Apple WatchでLINE

今や国民的コミュニケーションツールとなっているLINE。Apple Watchに対応していて、アプリも用意されている。

iPhoneがなくても、Apple Watchで着信したメッセージを確認して、返信もできる。

LINEを頻繁に利用する人なら、Apple Watchを買う理由になるかもしれない。

使い方を解説します。

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Apple WatchでLINEアプリを追加 

Apple WatchにLINEアプリがない場合は、追加する必要がある。

  1. iPhoneのアプリ「Watch」を起動
  2. 「LINE」をタップし、「AppをApple Watchで表示」をオン

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着信を確認

Apple Watchの「通知」機能を使って、着信メッセージを確認できる。

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通知を受け取るには正しく通知が受け取れる設定・環境になっていることが必要だ。

Apple Watchセルラー版ならiPhoneが近くになくても「通知」を受け取れる。

返信する

返信メッセージを作成する手段は4つ。簡単な返信なら「定型文」か「スタンプ」で、少し複雑な内容なら音声入力も可能だ。

「通知」から返信もできる。受け取った「通知」を下にスクロールすると「返信」が選べる。間違えて「通知オフ」にしないこと。「通知オフ」にすると、その人の「通知」を今後受け取れなくなる。

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Apple Watchで起動したLINEアプリからも返信できる。

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返信手段は4つ。

定型文

受け取ったメッセージ下から定型文が選べる。

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定型文はiPhoneのアプリから編集できる。

  1. iPhoneのアプリ「LINE」を起動
  2. 「友だち」タブの左上「歯車マーク」をタップ

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  3.  

    「Apple Watch」をタップ

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  4. 定型文の編集ができる。定型文の順番を変えることも可能
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スタンプ

スタンプも送信できる。使えるのはデフォルトのスタンプのみ。簡単な返信なら、スタンプを選ぶのが一番早いかも。

  1. メッセージ下にある「顔」アイコンをタップ

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  2. 選べるスタンプは4種類
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音声による返信

録音した音声ファイルを送信できる。文字変換したメッセージではなく、あくまでも音声ファイルなので、受け取った人は音声でメッセージを聞くことになる。

  1. メッセージ下にある「吹き出し」アイコンをタップ

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  2.  

    アイコンをタップするとすぐにスタートするので、Apple Watchに向かって話しかける。右上に表示されている30秒が上限

  3. 終わったら、下のボタンをタップする。止める場合は、左上の「キャンセル」をタップ。
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音声入力

4つ目の入力手段は「音声入力」。音声をテキスト変換してメッセージを作成できる。定型文では対応できない内容の場合は有効。

  1. メッセージ下のうち、右側のアイコンをタップf:id:tkan1111:20190416103730p:plain
  2. アイコンをタップしてすぐに、Apple Watchに話しかけると、音声をテキスト変換してくれる。
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  3. 入力が終わったら「完了」をタップ。メッセージを送信できる

マイQRコードの表示

Apple Watchに「マイQRコード」を表示できる。マイQRコードは、「友だち」登録に利用することができる。Apple Watchしか持っていないときに、マイQRコードを見せて、相手に「友だち」登録してもらうことができる。

  1. Apple Watchの「LINE」画面から右スワイプ
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  2. マイQRコードが表示される

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まとめ

Apple WatchのLINEでできることは、3つ。

  • 着信したメッセージを通知で確認
  • メッセージに返信
  • マイQRコードの表示

Apple WatchではLINEの音声通話はできない。iPhoneのように音声通話を着信することができないのだ。

純正のメッセージのように、着信したメッセージへ気軽に返信できるので、わざわざiPhoneを取り出さなくても対応できるのは便利だ。

LINEのメッセージを頻繁に受け取る人は、Apple Watchの購入を検討しても損はないと思う。

映画の世界に入り込めるゲームが実現。コンテンツのボーダレス化を実現する5GとAI

小島氏の予言

メタルギアで有名な小島氏が5G時代のゲームについて語っている。

5G登場によって新しいゲームが生まれるという話の中で、Googleが発表したクラウドゲーム「Stadia」についての言及がある。

グーグルのクラウドゲームの発表だと、手元に専用ゲーム機がなくなり、ディスプレーさえあればストリーミングで本格的なゲームができるようになります。「YouTube」で人のプレーを見ている視聴者が、そのゲームにそのまま参加できるようになります。ですが、これは序章にすぎません。

 「Stadia」はクラウド形ゲームシステムで、PCやスマホなどのデバイスに依存せず、クラウド側で処理することで、どこでもいつでもゲームで遊べるシステムだ。5Gが登場し、公衆ネット回線が飛躍的加速する時代のキラーコンテンツのひとつと見られている。

小島氏のインタビューで、改めて考えさせられたのは『YouTubeでゲームプレーを観ている人がゲームにそのまま参加できる』という点だ。

この点は、Googleの発表でも言及があるが、「他人のプレー動画を広告代わりにできるんだ」ぐらいの認識しかなかったが、それだけではなく、他人のプレーに入っていけるということは、真のボーダレスが実現するということだと気づいた。

 

コンテンツというボーダー

人はコンテンツを鑑賞している時、どの種類のコンテンツを利用するのか選択している。動画を観るときは動画をメニューから選び、ゲームをするときはゲームのメニューから選ぶ。選んだ後は、基本的にそのコンテンツを楽しみ、終わったり、飽きたりしたら、別のコンテンツへ移動する。

Googleが考えているのは、ゲームの生中継動画を観ていて、遊びたいなと思ったら、すぐにそのゲームに参加できる世界だ。Stadiaによって、動画とゲームの境がなくなる。盛り上がっているFPSの戦いに自慢のキャラで参戦して、自分の力で戦況を変えられたら楽しそうだ。

映画作りもかわるかもしれない。「インタラクティブ映画」がさらに流行るかもしれない。自分の選択が映画の進行に影響を与えることを想像してみよう。自分好みに映画を作り替えることができたら没入感が高まる。

音楽のように短く完結しているコンテンツは難しいかもしれないが、テンポや人の気分によって変化する歌詞や曲というのも面白いかもしれない。多くの人の意見で変化する音楽というのが実現する選択肢もあると予想する。

ビジネスソフトもボーダーレス

「ブラウザ」というソフトウェアはソフトの垣根を取り払った。Chromeに代表されるブラウザは、ひとつのソフトウェアの上でゲームや動画鑑賞など多くのコンテンツを消費できるようになった。だが、コンテンツの壁は依然として残っている。

もうひとつの垣根は、Officeソフトだ。Microsoft Officeで言えば、文字を書くときは「Word」、表計算なら「Excel」、プレゼンには「PowerPoint」を人は選ぶ。これがひとつのソフトウェアでいけない理由はユーザーには多分ない。Wordにも表作成機能があって、双方のソフトウェアの機能は明らかに重複している。

お互いのコンテンツをコピー&ペーストできるが、自分の思うとおりにいった例しがない(WordにExcelの表を貼って、一発でうまくいったことがない)。

だったら、いっそのことソフトウェアの垣根を取っ払ってしまえばいい。垣根が亡くなることで、ユーザーは自分がやりたいことに集中できるようになる。

膨大になるクリエイターの作業

コンテンツに話を戻すと、ボーダーレスのコンテンツが増えると、クリエイターの作業量は膨大になる。

小説には、紙の時代から読者の選択によって物語の進行が変わるインタラクティブ小説というのがある。クリエイターは選択肢の数だけ物語の展開を創っておかないといけない。選択肢が増えれば矛盾も増えるので、デバッグも重要な作業になる。

映画とゲームの境をなくせば、今までの映画製作とは異なる仕掛けが必要になる。その人間の膨大な作業を補助してくれるのがAI(人工知能)に違いない。大筋は人間が設計しなければいけないが、枝葉の構築と矛盾の解消をAIがやってくれる世界が来る。

コンテンツのボーダレスの実現には通信速度だけではなく、AIの進化も重要になってくる。

それらの変化はそんなに未来の話じゃないと思う。

Apple WatchにLINEの通知が届かない時の対処法

Apple WatchでLINE

Apple Watchを身につけていて、最も便利な機能は「通知」だろう。iPhoneを取り出さなくても、メッセージやメールの通知を確認できる。

コミュニケーションツール「LINE」の「通知」も対応していて、LINEはApple Watch専用のアプリもあるので、Apple Watch単体で返信も可能。

その便利な通知機能だが、きちんと設定しないと「通知」が届かない。Apple WatchにLINEの通知が届かないときの対処法を記します。

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正しく設定されていない

Apple WatchでLINEの通知を受け取るためには、iPhone側とApple Watch側両方の設定が必要だ。

  1. iPhoneの「設定」→「通知」→「LINE」を選ぶ
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  2. 「通知を許可」をオンにして、「バナー」にチェック。「ロック画面」や「通知センター」はオフでもかまわないが、「バナー」は必須

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  3.  次にApple Watchの設定。iPhoneのアプリ「Watch」→「通知」→「LINE」をオン

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iPhoneとApple Watch両方の「通知」をオンにすれば、設定はOK。

LINEの通知がオフ

LINEアプリ内の通知がオフでも、もちろんだめ。普段LINEを使っていて「通知」がオフだと気づくと思うけど、念のため。

  1. iPhoneのアプリ「LINE」の「設定」(友だちタブの左上の歯車)→「通知」
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  2. 「通知」をオンにして、「新規メッセージ」もオン。「メッセージ通知の内容表示」をオンにすると、メッセージの内容が通知でも読むことができる。

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個別の通知を「オフ」にしてある

Apple Watchに「通知」が届かない(届かなくなった)理由で最も多いのが、これ。LINEには友だち毎に通知のオン・オフができる。オフにすれば、その人からメッセージを受け取っても「通知」が届かない。知らないうちに「通知」をオフにしてしまっていることがある。

どうして、そんなことが起こるかというと、Apple Watchだと「通知オフ」を間違えて選びやすいからだ。

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「返信」と「閉じる」の間に罠のように「通知オフ」がある。これをタップしてしまうと、この人からの通知は届かなくなる。

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  1. 「通知オフ」のマークがついている友だちを選び、右上の下矢印マークをタップ

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  2.  

    「通知オン」をタップ。「通知オフ」が外れたら、OKf:id:tkan1111:20190414094917p:plain

iPhoneを使っている

Apple Watchに通知が届くのは、iPhoneを使っていないときだけ。iPhoneを使っている(ロック解除の状態)なら、iPhoneへの通知が優先される。Apple Watchで通知を受け取りたいなら、iPhoneのロック状態にしてみよう。iPhoneの電源を落としたら、Apple Watchにも通知が届かない(セルラー版を除く)。

それでもだめなら再起動

最近のバージョンではあまり起こらないが、以前は正しい設定をしても、「通知」が届かなかったことがある。

設定を確認して問題がなければ、iPhoneとApple Watch両方を再起動してみよう。

Amazonプライム会員費値上げ。今後も値上げが続く?アメリカのサービスと比較

Amazonプライム会員費値上げ

Amazonの日本法人アマゾンジャパンが、Amazonプライムの年会費を1,000円増である4,900円に変更した。月会費は100円増の500円。

アマゾンジャパンは、11年間値上げしてこなかったが、今後も新たなイノベーションを起こすために値上げしたと言う。

今回の価格改定は、発表即日に適用された急な変更にもかかわらず、約20%の大幅値上げだ。しかし、今後も値上げが続くと予想する。その理由を記します。

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他のサービスとの比較

Amazonプライムには17のプライム・サービスがある。一番有名で利用されているのが、即日配送などの「お急ぎ便」と配送日時指定ができる「配送特典」だろう。

それ以外にも、「プライム・ビデオ」「Prime Music」などの無料コンテンツが楽しめるサービスも人気だ。

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同種のサービスは日本には存在しないので比較が難しいけど、映像や音楽配信のサービスと比較したのが、こちら。

  • Amazonプライム:月額500円

動画配信サービス

  • Netflix:月額1,200円(スタンダード)
  • Hulu:月額933円
  • dTV:月額500円

配信している動画数も異なるので、一概には比較できないが、dTVの安さが際立つ。12万作品以上の豊富なラインナップは他社と引けをとらない。

ただ、総合サービスであるAmazonプライムも同様の価格。Amazonオリジナルのコンテンツも多い。値上げしたとはいえ、Amazonプライムの500円は非常に安い。

音楽配信サービス

  • Amazon Music Unlimitted:月額980円(Amazonプライム会員は780円)
  • Apple Music:月額980円
  • Spotify:月額980円
  • Google Play Music:月額980円
  • YouTube Music:月額980円(Android・Windowsの場合)
  • dヒッツ:月額500円

音楽配信サービスは大体どこの会社も980円で横並び。音楽配信サービスでも、docomoのdヒッツが安い。

このdヒッツとAmazonプライムの月額料金は同額だが、音楽配信の場合は、Amazonプライムで利用できるPrime Musicの曲数は100万曲以上、Amazon Music Unlimittedの曲数は4,000万曲以上と大きな差がある。

がっつり音楽を楽しみたいなら、Amazonプライム会員の500円プラスAmazon Music Unlimittedの料金780円、合計1,280円が必要になる。

それでも、動画配信サービスも利用できるAmazonプライムの安さは圧倒的で、まだ値上げの余地はあると思われる。

日本ではdTVのシェアが一番大きく、2番手がAmazonプライムビデオだ。米国では最大手でAmazonと同様にオリジナルコンテンツに強いNetflixより、日本ではAmazonプライムビデオのシェアの方が大きい。

値上げしても顧客がついてくる自信が今回の値上げをAmazonに決断させたのだろうし、今後も値上げする可能性は大きい。

日米の価格差

米国発の他のサービスは、日米の価格差が小さい。

  • Netflix 米国:10.99ドル(約1,232円) / 日本:1,200円(スタンダードプラン)
  • Apple Music 米国:9.99ドル (約1,120円)/ 日本:980円
  • Spotify 米国:9.99ドル (約1,120円)/ 日本:980円

米国でのNetflixは値上げする予定だが、それに合わせて日本も値上げする可能性もある。Apple MusicとSpotifyは、日米とも近似値のマジックプライスである9.99ドル、980円に合わせている。

ところが、米国のAmazonプライム会員の月額会費は、12.99ドル(約1,456円)と今回値上げした500円とは3倍近く価格差がある。

米国のサービスも配送特典とプライム・ビデオと日本とそんなに差がない。

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なぜ、これだけの価格差があるかというと、もっと大きな理由は配送料の違いだ。日本と比べて広大な国土の米国では、翌営業日配送に多額のコストがかかる。大きさによっては数千円の費用がかかることもある。

とはいっても、この3倍の価格差はグローバル企業のサービスとしては非常に珍しい。

米国並みとはいかなくても、少しでも近づける料金にできるとAmazonが判断しても不思議ではない。

値上げしても辞めづらい日本のAmazonプライム

今回突然値上げしたが、他のサービス、米国のAmazonプライムと比較しても、まだ安い。今後も値上げが続く可能性はあるが、Amazonプライムのような唯一無二のサービスの代替を探すのは難しいだろう。

 

Amazonのオーディオブック「Audible」で最大3,000円相当のポイントが無料でもらえるキャンペーン実施中

聴けば聴くほどポイントキャンペーン

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Amazonが運営するオーディオブック「Audible」が「聴けば聴くほどポイントキャンペーン」を実施している。

今回のキャンペーンでは、Audibleで一日5分以上聴けば50ポイント(Amazonプライム会員なら1000ポイント)がもらえる(月内最大500ポイント。プライム会員は1,000ポイント)。

適用期間は最大3ヶ月なので、プライム会員なら最大3000ポイントゲットできる。

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つまりAudibleに登録して、オーディオブックを聴くだけでAmazonの買い物で使えるポイントを得ることができるのだ。

Audibleは初回登録すると、無料で1コインがもらえる。コインは、月額1,500円の通常会員が毎月1枚もらえるもので、Audibleのオーディオブック一冊と交換ができる。これだけで実質1,500円お得だ。

この無料登録中にもらったコインでオーディオブックを得て本を聴けばプライム会員なら1円も使わず1,000ポイントもらえる。

Audibleは退会してもペナルティはなく、いつでも復帰できる。

ランニングに便利なオーディオブック

アメリカと比べて自動車通勤者が少ないからか、日本ではなかなか定着しないオーディオブックだが、ランニングするときには非常に便利だ。ランニングに慣れてくると走る距離も伸び、時間もかかってくるが、ずっと音楽ばかり聴いていると飽きてくる。

そういうときにオーディオブックで小説や実用書を聴くと、ランニングで健康になりながら知識も得られる。

 

Amazonは日本でも売り上げを伸ばそうと、様々な試みを行っていて、今回のキャンペーンもそのひとつだ。

最近では、Apple Watchに対応して、オーディオブックをApple Watchにダウンロードできるようになった。iPhoneがなくても、Apple Watchだけでオーディオブックを聴くことができる。

無料でAmazonのポイントを得られるチャンスなので、この機会に一度Audibleを使ってみるのもよいかと。

日本のITメーカーが衰退した理由は中途半端に大きい日本市場にあり

国内メーカー衰退の歴史

筆者が初めて購入したパソコンは、NEC「PC-8001mkⅡ」だった。その後は、NEC「PC-8801FR」を買って、初めてのDOS/Vパソコンは富士通の「FM-V DESKPOWER」だった。

どれも国産メーカーのパソコンだ。その後は、ソニーやパナソニックのノートPCを買い続け、最近はDellとAppleに変わった。

筆者が国産から外資系メーカーに乗り換えたように、ここ十年の国産PCメーカーは衰退の一途をたどっている。

国内最大手のNECと富士通はLENOVOグループの傘下に入り、ソニーはPC事業から撤退した。純粋な国産メーカーはパナソニックとVAIOぐらいだが、海外のシェアはもちろん国内のシェアも外資系の後塵を拝している。

携帯電話も同様で、最大手だったNECは携帯電話事業からすでに撤退している。

どうして、国産ITメーカーは外資系メーカーに負けてしまったのだろう。理由を考えてみます。

若者のパソコン離れのイラスト

 海外進出の失敗

国内ITメーカーが衰退したのは、海外進出の失敗が一番の理由だ。日本市場は単一国家としてはアメリカの次に大きく(今は中国に次いで世界3位)、成長している業界なら日本市場だけでも、ある程度の利益を確保できてしまう。

言語も慣習も異なる海外市場を攻略するより、成長する国内市場でシェアを拡大する方に目が向いてしまう。

PCで言えば、NECと富士通の競争が長らく続いた。その間にコンパックやDellなどの海外企業が世界市場を席巻し、国内市場まで侵食してきた。

PCメーカーは、他社から仕入れたCPUなどのパーツを組み立てて販売するビジネスモデルなので、大量に安くパーツを発注できる企業が有利になる。

2010年代に入ると、PCがコモディティ化して各社の性能が均一化してきた。こうなると価格勝負になってしまい、小さい市場で勝負してきた日本企業に勝ち目がなくなってしまった。

もちろん日本企業も手をこまねいていただけではなく、NECはヒューレットパッカード社と連携するなど、海外進出を試みたが、ほとんど失敗に終わった。

東芝のダイナブックとソニーは海外でもそこそこ成功したが、両社とも多くのシェアを握るよりもブランド価値を高める戦略だったので、シェアを大きくとることができず、その間にPCのコモディティ化が進み、やはり価格競争に敗れることになる。

海外企業との対立のイラスト

携帯電話でも同じ轍を踏む

携帯電話でも同じ過ちが繰り返された。PCと同じくトップシェアを確保していたNECと富士通の携帯電話事業は、今は見る影もない。やはり、中途半端に食えてしまう日本市場の大きさが海外進出の手を緩めさせてしまった。

スマートフォンの時代になり、Android OSが全盛になると、PCの時と同様にスマートフォンがコモディティ化していき、各社の性能の差が小さくなってきた。

そこで、アジア系メーカーにコスト面で日本企業は負けてしまった。

携帯電話市場がPCと違うのは、アジア系メーカーが強いことだ。PCでも中国系のLENOVOは世界シェアトップだが、他のアジア系メーカーよりもアメリカ企業であるDellとHPが今でも強い。

一方、携帯電話市場では、トップ企業であるSamsungだけではなく、HUAWEI、Xiaomi、OPPOなどのアジア系メーカーが強く、欧米系メーカーで強いのは高いブランド価値を誇るAppleのみだ。

Lenovoの成功体験を生かして、SamsungやHUAWEIは安売りではなく、最先端の技術を採用し、ブランド価値を高める戦略にでたのが大きい。

PC事業での失敗を反省してアジア系メーカーが成功したのに、日本企業はPCと同じ過ちを繰り返してしまった。

昔の大きな携帯電話を使う人のイラスト

次の土俵であるサービスでも・・・・・・

PCとスマートフォンと続いたハードウェアのビッグウエーブは、今後は起きないだろう。あるとすれば自動運転だろうが、こちらはハードウェアよりもソフトウェアの領域が大きい。

現在、競争が激しいのはサービスだ。音楽、動画、クラウドサービスとインフラだけではなく、ソフト資産の調達が重要になってきている。

NetflixやAmazonはドラマや番組を製作するのに多額の資金を投じている。ハードウェア事業は、グローバルで統一した製品を提供することでコストを抑え利益を上げる戦略だったが、サービスはローカライズが逆に鍵となる。各国の趣向に合わせたソフトを確保するには大量の資金が必要になる体力勝負の世界だ。

ハードウェアのシェアを独占して得た利益を投入できるグローバル企業が有利で、いわゆるGAFA(プラスNetflix)が市場を独占しつつある。

ここでも、資金力で劣る日本企業が世界市場を獲得できる可能性は非常に低い。

日本市場が、まだ一定の規模を維持しているうちはいいが、日本市場が縮小してくると、日本のITメーカーはさらに厳しい状態に陥るかもしれない。

「パスコードを入力した回数が多すぎます。Apple Watchをリセットしてから再度ペアリングしてください」と出たときの対処法【Apple Watch】

朝から驚きのメッセージ

朝起きてApple Watchをつけようとしたら、見たことがないメッセージが・・・・・・。

「パスコードを入力した回数が多すぎます。Apple Watchをリセットしてから再度ペアリングしてください」

パスコードを間違えた記憶はないけど、充電していた夜中のうちにこの画面に変わったようだ。

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外泊先だったので、いつもと違う充電器で充電しておいたから、どうも夜中のうちにApple Watchの上に物が載ってしまっていたらしく、知らないうちに画面が押されていた模様。

一度や二度パスコードが誤って押したぐらいではこの画面にはならず、間違え続けると、パスコードを入力できる間隔が徐々に長くなり、この画面に至ったはずである(寝ていたので、見ていないけど)。

この画面になると、どうやってもロックを解除できない。

仕方がないので、初期化してみる。

Apple Watchをリセットする方法

まずは、Apple WatchとiPhoneのペアリングを解除する必要がある。

  1. iPhoneのアプリ「Apple Watch」から「一般」→「リセット」をタップ。本来はApple Watchのサイドボタンをずっと長押してもリセットできるが、今回の場合Apple Watchがロックしてしいるので、iPhoneからしかリセットできない。f:id:tkan1111:20190410094908j:plain

  2.  「Apple Watchのコンテンツと設定を消去」をタップ

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  3.  Apple Payへの接続を求められるが、ロックしているからかApple Payに接続できなかった。このパターンだと、Apple Watchを再設定した時にSuicaが24時間使えない可能性があるが・・・・・・。

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  4. Apple IDのパスワードを求められる。f:id:tkan1111:20190410100747p:plain

  5.  「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ。念のため2度も尋ねられる

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  6. ペアリングが解除されるまで、しばらく待つ

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  7.  ペアリングを解除したら、Apple WatchをiPhoneに近づける。iPhoneの画面にApple Watchが表示されるので、「続ける」をタップ

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  8. Apple Watchに表示されるグラフィックにiPhoneのカメラを向ける
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  9. 「新しいApple Watch」として設定するか「バックアップから復元」を選ぶ。今回は「バックアップから復元」
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  10. ここからは、さっさといこう。「NIKE Run Club」「利用規約」「心臓の健康」の確認。「NIKE Run Club」の設定があるのはNIKEモデルだけなのか、いつも気になる
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  11. 「共有される設定」「Apple Watchのパスコード」「Apple Payの設定」を行う。パスコードはApple Watchで設定する。簡単なパスコードだと、「これで大丈夫?」ってきかれる。バックアップデータ内ににSuicaを設定してあれば、この場で再設定できる。
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    あとは、ひたすら待つ。Apple Watchの画面には、簡単な操作方法がわかる。初期の頃、この画面はなかったような。

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  13. この画面になれば、やっとApple Watchが使えるようになるが、ここからサードパーティー製アプリのインストールがはじまえる。元の状態に戻るにはもうしばらくかかる。
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結構大変

Apple Watch series 4に買い換えて以来の再設定だったけど、結構時間がかかって、大変だった。

幸いSuicaはすぐに使うことができた。

充電するときは、上に物がないことを確認しよう。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも0円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。
 

第2世代AirPodsを一週間使ってみて、気づいた点、ワイヤレス充電は不要!?

第2世代AirPodsを一週間使ってみた

ようやく発売になった新型AirPods。2年間使っていた初代モデルから乗り換えて、新型を一週間使ってみて、気づいた点を列記します。

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「Hey Siri」が便利

第2世代からAirPodsは、スイッチを押さず口頭で命令できる「Hey Siri」に対応した。これが結構便利。「Hey Siri、ボリュームを上げて」と話すだけで音量を変更してくれる。室内なら確実に反応してくれるし、騒々しい屋外でも反応してくれることが多い。

「Hey Siri」+「音声コマンド」を続けて言っても対応してくれるので、気軽に命令できる。あまりに気軽なので、歩きながら「Hey Siri、今の時刻」「Hey Siri、今の気温」など話しかけてしまう(周りに人がいないときに)。

AirPodsが接続したデバイスの「Siri」が起動する。Macと接続しているならMac、Apple Watchに接続しているなら、Apple WatchのSiriが起動する。

反応が早い

H1チップの効果で、デバイスの切り替えも早くなったが、イヤホンをダブルタップへの反応も早い。

小気味良く反応するので、使っていてストレスがない。

マルチポイント機能はやはり欲しい

新型AirPodsを購入する前は、自宅では BOSEのワイヤレスイヤホン「QuietControl 30 wireless headphones」(周りに人がいないときに)以下、QC30)を使っていた。QC30はマルチポイントに対応しており、複数のデバイスの同時に接続できる。例えば、iPhoneとMacに同時接続でき、先に音が流れたデバイスの音声が自動で聴くことができる。片方のデバイスの音楽を止めて、もうひとつのデバイスの音楽を流せば、手動で作業することなく、自動で切り替わる。

第2世代になって、AirPodsの切り替えは素早くなったが、やはり作業が必要だ。Macに接続していて、外出先でiPhoneの音楽を聴こうと思ったら、iPhoneで接続作業をおこなわないといけない。

同じAppleのデバイスなのだから、片方のデバイスが停止していたら、自動で切り替わって欲しい。

スタンド型ワイヤレス充電は反対向きで

筆者はワイヤレスイヤホン充電対応モデルを購入したので、ワイヤレス充電ができる。ケーブルを使わず、今までiPhone用だったスタンド型を使用している。

使って気づいたのは、小さいAirPodsではスタンド型で充電できないということ。最初はスタンド型は使えないと、もうひとつあるマット型で充電していたが、ひっくり返して充電できるとネットで見て、試したらできた。

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iPhoneとかち合うワイヤレス充電

ケーブルレス生活が実現できる待望のワイヤレス充電モデルだったが、充電するには当然ワイヤレス充電器が必要になる。

筆者は、デスクにiPhone用のスタンド型ワイヤレス充電器を使っているが、iPhoneとAirPodsを同時充電できないので、どちらかを充電しているとき置き場所に困る。

デスクにいるときは、iPhoneをスタンド型充電器に載せていたが、今はいつもAirPodsのケースが載っているので、どかさないといけない。

今までは、マグネット式の充電ケーブルを使っていたので、使わないときはAirPodsをケーブルに接続しておいた。

また、AirPodsに内蔵されている充電コイルはiPhoneのものより小さいらしく、少しずれると充電できない。スタンド型、マット型両方とも、AirPodsを充電するときは慎重に置いて、充電ランプが転倒しているのを確認する必要がある。

ケーブルを使わなくてすむのは便利だが、ワイヤレス充電よりマグネット式充電の方が気軽に充電できた。

ワイヤレス充電モデルは、通常モデルよりも5,000円高い。そこまでの価値があるかは、もう少し慎重に検討してもよかったと思う。

ケース選びに注意

筆者はカラビナをつけてAirPodsを腰にぶら下げているので、ホールがついたケースが必要となる。いつでもすぐに使えるし、使わないときもイヤホンをケースへ簡単に格納できる。ただ、ワイヤレス充電モデルを購入した場合は、ケース選びに注意が必要だ。ワイヤレス充電モデルは、充電インジケーターが外側にあるので、光を透さないケースだと充電状態がわからなくなる。

筆者はシリコン製のケースを使っていたので、ランプが透けて見えた。

ワイヤレス充電モデルを選ぶなら透けるケースを選んだ方がよい。

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まとめ

長らく待ち望んだ新型AirPodsだったが、いざ使ってみると、気づかなかった点がいろいろ見えてきた。ケースの制約、充電器の課題など、ワイヤレス充電を手放しで賞賛はできなかった。5,000円の価格差を考えると、ワイヤレス充電モデルが欲しい人も再検討した方がよいかもしれない。

 

Appleが任天堂を買収しない理由

Appleが任天堂を買収?

Appleが任天堂を買収する観測がでている。そんなことが本当に起きるのだろうか? 考察してみます。

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Appleのメリット

先日のイベントでAppleは定額ゲームサービス「Apple arcade」を発表し、ゲーム業界への本格参入を表明した。ゲーム事業をスタートアップするのに、強力なゲーム資産をもつ任天堂を手に入れれば、Appleにとってこれ以上ない支援材料となるだろう。

任天堂のメリット

任天堂にとってもメリットはある。任天堂は世界的に事業を行っているが、事業規模はAppleやGoogleなどのグローバル企業と比べて非常に小さい。任天堂の時価総額は340億ドルで、Appleの総資産の十分の一だ。

ゲーム事業は、売れるかどうかわからない博打的要素が強いにもかかわらず、多額の開発費用を投下する必要があるリスキーなビジネスだ。当たればデカイが、外れると赤字になりかねない。Wii Uの失敗で任天堂は赤字になった期もある。リスクを回避するために、任天堂は無借金経営を続けている。

もしも、任天堂がAppleの傘下に入れば、資金の心配をする必要がなくなり、より踏み込んだ経営ができるようになる。

任天堂もAppleもクリエイティブな企業という共通点があり、お互いの社風は似ている。2016年には、Appleのイベントに任天堂のカリスマ宮本氏が登壇し、スマホ版マリオを披露した。その後も、クックCEOが京都の任天堂本社を訪問しており、両者の関係は良好に見える。

日本企業である任天堂の主戦場はアメリカで、任天堂とAppleが組むメリットは大きい。

しかし、Appleが任天堂企業を買収しないと筆者は予測する。

任天堂はハードウェア企業でもある

任天堂はゲームソフトだけを販売しているのではない。現行であればNintendo Switchなどのハードウェアも販売している。ゲームデバイスは専用のOSを搭載し、ゲームに特化した機能しか基本的に持たない。当然、今のAppleの現行デバイスとは全く互換性がなく、共通化も非常に難しい。

Appleが「Apple arcade」で実現したいのは、ハードウェアに依存しないサービス事業だ。現行路線と統一化が非常に難しい新たなハードウェアをAppleが保有するだろうか。

また、日本の巨大企業をアメリカ企業が買収した例は少ない。日産がルノーを買収した事例はあるが、ルノーはフランスの会社だ。シャープなどアジア系企業に買収される例が多い。

系列会社が多く、売り上げの割に社員数が多い日本企業は、アメリカの企業とは相容れない部分が大きい。

また、過去にAppleが買収した最も大きな企業はBeatsだが、Beatsはアメリカの企業だし、任天堂よりもはるかに小規模だ。社風が変わるぐらいの大型買収をAppleが行ったことはない。

任天堂とAppleは相互補完できる部分は大きいが、Appleが任天堂を買収することはないと予想する。

Apple Store「川崎」の現地レポート。工事の状況はApple新宿と酷似

2019年も国内に新店舗

数年以内に、新しいAppleストアを日本国内に数店舗開店させることをAppleは発表している。2018年は3店舗(リニューアルオープンの渋谷を含む)がオープンした。

  • 4月:新宿
  • 8月:京都
  • 10月:渋谷(リニューアル)

2019年も新店舗をオープンするとすでに告知している。

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新店舗の1店舗の所在地は、「神奈川県」と目されている。神奈川県のストア勤務の募集が求人案内に登場したからだ。

神奈川県内にAppleストア出店が確定的に。やはりラゾーナ川崎か。首都圏偏重の背景 - ところで、こころで

神奈川県初店舗ができると噂されるラゾーナ川崎を見てきたのでレポートします。

 ラゾーナ川崎

ラゾーナ川崎は、JR川崎駅直結のショッピングモールだ。ミニライブができる規模の中庭があり、週末はいつも賑わっている。

Apple Storeが入居すると思われている場所は、ルーファ広場と呼ばれる中庭に面したラゾーナ川崎の一等地だ。JR川崎駅から歩いてきて正面に位置する。もしもこの場所にできたら、非常に目立つだろう。

これまでの国内のApple Storeはすべて路面店だったが、中庭に面したこの場所は、実質「路面店」と言ってもいいと思う。アメリカ国内にはショッピングモール内のApple Storeがいくつもある。

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正面からの写真。間口がかなり広いのがわかる。現在工事中。前面は黒いパネルで覆われている。この黒いパネルはApple新宿が工事中の時に使われていたものと同一に見える。

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側面からの写真。黒いパネル部分が、かなり分厚いのがわかる。ガラスウォールが嵌まる部分だと予想される。

店舗側面は、白いパネルとガラスパネルで構成されている。

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「Apple川崎」はもはや確実?もう1店舗はどこ?

現地で確認したところ、過去のApple Storeの工事中と似ており、立地的にも、この場所にApple川崎が出店するのはもはや確実に思えてくる。

国内第2の人口を誇る神奈川県にApple Storeができるのが遅すぎたぐらいだ。

2019年は都内にもう1店舗ができると噂されている。都内の新店舗の求人案内でも出ていた。今のところ、場所は特定されていない。東京都内には多くの商業地があるので、特定は難しい。なにかわかりましたら、また報告します。

Apple WatchやiPhoneで空気中の物質を検知する特許取得でわかるAppleの健康志向

空気中の物質を有害物質を感知

空気中の物質をセンサーで取得する特許をAppleが取得した。

ひとつは、PM2.5などの空気中の汚染物質を感知し、計測する機能。

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現在、Apple Watchのコンプリケーションに「空気質指数」と「UV指数」を表示できるが、ネットから取得した情報で、現在地の情報ではない。

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空気中の物質を感知できるセンサーがApple Watchに内蔵されれば、より正確な現在の状況を確かめることができる。

「匂い」も検知

他にも空気中の物質からAIを用いて「匂い」検知する仕組みの特許も取得している。

特許の画像を見ての通り、iPhoneとApple Watchへの採用を想定しているようだ。

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匂いから、腐った食べ物や体臭から病気を素早く関知できるという。これだけではちょっと眉唾ものだが、デバイスによる健康管理は現在のAppleの重要なテーマの一つなので、ありえる話だ。先日も、Apple Watchの心電図機能で心房細動の兆候を検知し、人命が救われた話があった。

 

Appleの健康志向

特許を取得したからといってすぐに実現できるわけではないが、今回の2つの特許はAppleの方針に合致している。

Apple Watch series 4の画面がリークされたときに、新しいコンプリケーション「空気質指数」はApple Watchで取得できる情報かと思ったが、実際はネットから取得した情報にすぎなかった。Appleがてわざわざ用意するコンプリケーションとしては、ちょっと違和感がある。これは、将来のApple Watchにセンサーが組み込まれる布石だったのでは?

もうひとつの匂いで健康管理を行うというのも、Appleの健康志向と合致している。Apple Watchの心電図機能、iPhoneの使いすぎを防止するスクリーンタイムなど、近年のAppleはユーザーの健康管理にご執心だ。

毎朝4時前に起きてジムへ通うクックCEOの嗜好が反映されているかわからないが、変わった行動が目立ったジョブズの頃とは考えられない流れだ。

Appleの健康志向は、数少ないクックCEOの意向が反映された機能かもしれない。

Appleの新型ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」と第2世代AirPodsを比較する

Powerbeats Pro登場

第2世代AirPodsの登場からまもないが、Appleはbeatsブランドの新ワイヤレスイヤホン「Powerbeats Pro」を発表した。

同じH1チップを搭載したPowerbeats ProとAirPods(第2世代)比較してみます。

[:contents]

イヤホンの外観

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AirPodsは第1世代と全く同じデザインで、交換可能なイヤーパッドもなく、1サイズだ。ワイヤレスイヤホンでイヤーパッドがないのって、AirPodsだけ? 耳に固定させるフックもないので、発売当初から「落ちるのでは?」と言われたが、実際に使っていて落ちることはめったにない。インナーイヤー型だが、シリコン製のイヤーチップがないので、外部の音が入り込むし、自分の音も外部に漏れる。

Powerbeats Proは、耳に固定するフックがついていて、4サイズのイヤーチップも選べる。フックの形状は選べない。イヤーチップにより耳に密着するので、AirPodsよりも音は漏れにくいだろう。

フックがある分だけPowerbeats Proの方がサイズは大きい。

どちらが優れているというより、目指す用途の違いが形状に表れている。Powerbeats Proはスポーツやダンスなど激しい運動でも外れないように設計されており、AirPodsは気軽に音楽を聴くのに適している。AirPodsはケースから外して、耳に差し込めばよい。

  • イヤホンの外観:互角(使う用途によって異なる)

ケースの外観

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AirPodsは蓋の部分が小さく、Powerbeats Proは蓋が大きい。取り出しやすいのはPowerbeats Proだろう。AirPodsはイヤホンを指で摘まむようにしてケースから取り出すので、落としやすい。

ただフックがついたPowerbeats ProのケースはAirPodsよりかなり大きい。というよりAirPodsのケースが小さすぎるのだ。ズボンのポケットに入れるにしてはPowerbeats Proのケースはかさばる。逆になくしづらい利点はあるが。

  • ケースの外観:AirPods

インターフェイス

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共通点から述べると、AirPodsもPowerbeats Proも耳に装着しただけで電源がオンになり、「Hey Siri」も使える。

AirPodsのイヤホンにはボタンが一切なく、イヤホンをダブルタップすることで4つのメニューから設定して動作を実現できる。第2世代になって反応もよくなったが、限られた動作しかできないことに不満を持つ人はいるだろう。特にボリュームを調整するのにSiriに頼まないといけないのがつらい。

Powerbeats Proには、3つのボタンがあり、2つはボリューム調整ボタン、「bボタン」は電話の応答や再生/一時停止が可能。運動しながらでも操作しやすいように考えられている。

スイッチがないシンプルなデザインは素敵だが、ボリュームぐらいは素早く調整したい。

  • インターフェイス:Powerbeats Pro

防水

Powerbeats Proは「耐汗・防沫性を強化したデザインで、タフなワークアウトにも対応」と説明されているが、AirPodsは防水への言及はない。分解レポートではAirPodsは第1世代よりも防水に気を遣っているようではある。第1世代も水没しても使えた報告もあるので、そこまで神経質にならなくてもよいかもしれない。

  • 防水:Powerbeats Pro

音質

密閉型イヤホンのPowerbeats Proの方が有利。Beatsブランドに汚すことないレベルの音質を実現できている。

AirPodsは第1世代よりも低音域などで進化したレポートは多いが、外部から盛大に音が入るAirPodsは音質を重視するよりも、やはり気軽に音楽を聴くためのイヤホンだ。

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  • 音質:Powerbeats Pro

カラーバリエーション

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AirPodsはホワイト一色(噂があったブラックモデルはいずこへ?)。Powerbeats Proは、アイボリー、モス、ネイビー、ブラックの4カラーが用意されている。Powerbeats Proの4カラーはどれもなぜか地味な色ばかり。他のBeatsブランドはレッドなどがあるのに、どうしてだろう。アスリート向けを意識したから?

AirPodsのホワイトの方が目立つ。イヤホンをアピールしたい人ならAirPodsの方がいいだろう(ただし、同じユーザーはたくさんいるけど)。

  • カラーバリエーション:互角

連続使用時間

AirPodsが5時間、Powerbeats Proは9時間。Powerbeats Proの圧勝だ。ケースを用いた使用時間は両方とも24時間だ。

Powerbeats Proならフルマラソンを走る際もバッテリーの心配をしなくてすむ。

  • 連続使用時間:Powerbeats Pro

ワイヤレス充電

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Powerbeats Proはワイヤレスイヤホン充電に対応しておらず、充電にはLightningケーブルが必要。AirPodsは、Qi形式のワイヤレスイヤホン充電が可能なモデルが用意されているが、通常モデルより5,000円高い。

5,000円払ってまでワイヤレスイヤホン充電が欲しいかは検討すべきだが、選択肢があるAirPodsの方がよい。

  • ワイヤレスイヤホン充電:AirPods

価格

ワイヤレスイヤホン充電ケース付きAirPodsが22,800円、Powerbeats Proは24,800円で、2,000円の差がある。ワイヤレスイヤホン充電がないモデルのAirPodsだと17,800円なので、7,000円の価格差がある。

  • 価格:AirPods

まとめ

  • イヤホンの外観:互角(使う用途によって異なる)
  • ケースの外観:AirPods
  • インターフェイス:Powerbeats Pro
  • 防水:Powerbeats Pro
  • 音質:Powerbeats Pro
  • 連続使用時間:Powerbeats Pro
  • カラーバリエーション:互角
  • ワイヤレスイヤホン充電:AirPods
  • 価格:AirPods

AirPodsの3勝4敗2分けの結果となった。いい勝負だ。

見てきたように、両モデルは使用用途が異なる。AirPodsは気軽に持ち運べて、いつでもどこでも手軽の音楽を聴くことを目指しており、Powerbeats Proはワークアウトをしながら音楽を聴くのに適している。

自分が使う用途を考えて選ぼう。

AirPodsを買ったら最初に知っておくべき5つの設定

セットアップが簡単なAirPods

大人気のワイヤレスイヤホン「AirPods」に2年ぶりにモデルチェンジを行った。新しいユーザーも増えたと思うので、AirPodsを買ったら最初に知っておくべき設定を紹介します。

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まずは接続

AirPodsとiPhoneの接続は、とても簡単。迷うことはないだろう。ケースの後ろにあるボタンは一切使わない。

  1. ロックを解除したiPhoneをAirPodsに近づける
  2. AirPodsの蓋を開けると、画面に表示される「接続」、「完了」をタップ
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AndroidやWindows PCと接続する場合は、後ろのボタンを押して、通常のBluetooth機器と同じように接続を行う。

iPhoneと接続してあれば、同じiCloudアカウントでログインしているMacは設定が不要なはずだが、うまくいかないときがある。そういうときは、Androidと同様に後ろのボタンを押して接続する。

名前を変える

AirPodsを接続した直後のAirPodsの名前は「<ファーストネーム>のAirPods」となっている。このままでも不都合はないが、何かの拍子に見られると本名が他人にばれてしまうし、なにより格好悪い。

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  1. 接続したAirPodsを耳に装着
  2. iPhoneの「設定」→「Bluetooth」→「XXのAirPods」右横の「i」マーク→「名前」をタップ
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  3. 新しい名前を入力。入力した後に、キーボードの「Done」をタップしないと変更されないので注意

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ダブルタップの動作を設定

デフォルトでは、AirPodsのイヤホンをダブルタップすると「Siri」が起動する。片耳ずつ別の設定に変更できる。

  1. 接続したAirPodsを耳に装着
  2. iPhoneの「設定」→「Bluetooth」→「XXのAirPods」右横の「i」マーク→左右どちらかの「Siri」をタップ。関係ないけど大文字の「AIRPOD」が気持ち悪い
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  3. 5つの項目から選ぶ
    ・「Siri」:Siriを起動
    ・「再生/ 一時停止」:動画や音楽を再生・一時停止できる
    ・「次のトラック」:今聞いている曲をスキップできる。停止状態なら再生になる
    ・「前のトラック」:曲の頭出しができる
    ・「オフ」:ダブルタップしても反応しなくなる
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筆者のおすすめは、こちら。「次のトラック」は停止状態なら「再生」と同じ挙動になるので、「再生」は不要だ。イヤホンを外すと「一時停止」になるので、こちらも不要。

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第2世代から「Hey Siri」が使えるようになったので、「Hey Siri」が使える環境なら、左側を「再生/一時停止」にしてもよいかもしれない。

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自動耳検出

耳に装着したかどうかをAirPodsが自動で感知し、音楽を再生したり、停止したりしてくれる。デフォルトの設定が「オン」になっており、通常は変更する必要はない。

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オフにする機会があるとすれば、片耳を頻繁に外す機会があるときだろうか。イヤホンを片耳でもはずすと再生している音楽は一時停止になる。耳穴を掻くためにイヤホンをはずしただけで、音楽がストップするのが不快だと思うなら「オフ」にしよう。

マイクの設定

AirPodsのイヤホンは左右両方にマイクを内蔵しているが、実は両方同時に利用できない。両耳に装着していても、使うマイクはどちらか片方だ。

この設定では、耳に装着しているイヤホンのマイクのいずれを使うかを設定できる。こちらもデフォルトの「自動」のままで問題はない。

ただ、騒々しい環境でマイクを口に近づけて電話したいときに「常に左のAirPods」に設定しておけば、右耳で相手の声を聞いて、左のイヤホンを口に近づけて話すことができる。

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まとめ

シンプルすぎて設定項目が少ないAirPodsだが、5つの設定を知っておくと、いざというときは役に立つ。特に「ダブルタップの設定」は便利なので、自分に合った設定を見つけよう。