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9月8日にAppleが発表するのはiPad AirとAirPods Studio?

9月8日に何が発表される?

来週、Appleが何かをサイレントローンチするという噂が立っている。噂になっているのは、iPad Air、AirPods Studio、Apple Watchだ。

何が発表されるか考えてみます。

 Apple Watchの発表はない

今回の噂では新型Apple Watchがサイレントローンチされるという噂が出ている。今回のApple Watchは血中酸素飽和度が測定できると言われている。肺炎に罹ると血中酸素飽和度が下がるので、新型Apple Watchを装着していれば新型コロナの発症を早期に検知できる。

こんな重要な機能が入る新型Apple Watchがサイレントローンチされるだろうか。歴代のApple Watchは全てイベントで発表されている。Apple WatchはiPhoneに次ぐ重要なプロダクトだからだ。

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新型iPad Airが発表される可能性は高い

現在のiPadは昨年3月に発表されており、発売から既に1年半が経過している。来週に新型iPadが発表されるのは自然の流れだ。

新型iPad Airは、フルスクリーンで側面の電源ボタンにFace IDを内蔵すると言われている。

ただ、iPadのアップデートは今までもサイレントローンチされたこともあるし、Touch IDは目新しい技術ではない。

サイレントローンチの可能性は十分にありそうだ。

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AirPods Studio

ヘッドホン型のノイズキャンセリング機能付きAirPodsシリーズが発売になると噂されている。

ヘッドホン着脱で楽曲再生・停止できたり、左右の区別なく使えたりと新しい技術が搭載されそうだし、ミュージックはAppleのアイデンティティだ。イベントで盛大に発表する価値がありそうだ。

ただ、2代目AirPodsもAirPods Proもサイレントローンチだった。端的にいえば「音声コンテンツを再生する」デバイスであるAirPodsで語れることは確かに少ない。

ヘッドホンは以前からあるデバイスなので、そこまでの説明は不要だ。

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来週が楽しみ

Appleが公言しているように今年のiPhoneの発売は10月以降になる。恐らくiPhone、Apple Watchの発表イベントも10月になると予想する。

今月は、来週発表されるデバイスを楽しみに待とう。

 
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菅総理になったら、携帯電話料金は安くなるのか?

菅総理誕生が確定?

安倍首相退陣に伴い行われる総裁選は、主要派閥が菅官房長官を支持したことで、菅新総理誕生が確定的となった。

菅官房長官といえば、「携帯電話料金が高い」と発言し、携帯電話料金を値下げするように積極的に動いてきた。菅さんが総理になったら、携帯電話料金が下がるのか考えてみます。

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楽天頼みだった料金値下げ

ここ数年、携帯電話料金を値下げするために様々な取り組みが行われた。その取り組みをシンプルにいえば「競争促進」だ。携帯電話の購入と長期契約を紐付けて販売していることで、ユーザーがキャリアに縛られて他のキャリアへ移行するのを妨げているとして、長期契約の見返りによる携帯電話の大幅値下げを禁止した。

他のキャリアへ移行しやすくなっても、他のキャリアの料金体系が似たり寄ったりでは移行するユーザーは増えない。現に3大キャリアの料金プランには、大きな差異がなかった。

競争を促進するために、官房長官と総務省の頭にあった切り札は第四のキャリア「楽天」である。、携帯電話周波数を割り当てられた楽天が携帯電話キャリア事業に参入した。

鳴り物入りで始まるはずだった楽天の携帯電話事業だったが、通信設備の敷設が遅れて、通信エリアが広がらない問題が起きた。その結果、正式スタートが遅れてしまった。遅れを挽回しようと1年間通信通話無料の荒技でユーザー数を集めようとした。

それでも目標のユーザー数に届かず、自社開発のRakuten Miniを1円で販売する大技でユーザー数獲得に乗り出した。

ところが、ここでも問題が起きた。Rakuten Miniの対応バンド数をユーザーに知らせぬまま変更したことで、総務省から指導が入った。

ユーザー数は増え、通信エリアも広がってきたが、「楽天、大丈夫?」という空気が広まったことは否めない。

3大キャリアも、楽天にシェアを奪われる危険性が減ったと考えたのか、料金プランの大幅値下げを行っておらず、UQ Mobileなどのサブブランドを活用することで対応するようにした。

楽天にとっての誤算は、官房長官と総務省の誤算でもある。結果的に、料金プランはあまり下がらず、新規携帯電話購入の負担だけが増大したような印象だけが残った。

総理大臣に携帯電話料金は下げられる?

では菅さんが官房長官から総理大臣になったら、携帯電話料金は下がるのだろうか? 一つ可能性があるのは、電波オークションの実施だ。現在、携帯電話で使用する周波数は総務省が割り当てている。これをオークションで落札するようになったら、ユーザーを増やしたい企業、具体的には楽天が応札し周波数を増やすことが起こり得る。楽天の通信エリアは広がったが、割り当てられている周波数が脆弱なため、地下鉄など屋内で3大キャリアと同様の通信品質を保つことができないと言われている。

ただ同然で割り当てられている周波数を獲得するのに多額の費用がかかれば、逆に通信料金の値上げの材料になってしまう可能性がある。

当たり前だが、総理大臣だとしても、私企業の値付けを強制的に値下げさせるような真似はできない。独禁法違反などの不正があれば別だが、それ以外にできることは規制緩和か、今まで行ったような競争の促進を促す公平な競争環境の構築だけだ。

それらは官房長官時代にも積極的に推し進めてきたことで、総理大臣になったからといって、やれることはほとんどない。

最後の切り札は許認可制の導入

では、菅総理大臣が誕生しても携帯電話料金を下げる方法はないのだろうか。

可能性があるのが、許認可制の導入だ。施設の新設が難しく、鉄道などの寡占業界、生活に密着している電気・ガス・水道などは公共料金によって政府・自治体の認可によって価格が変動する。

国民のライフラインになっている携帯電話料金は公共料金扱いになっているが、届け出さえすれば認可を受けなくても料金を改定することができる。

これを変更して、携帯電話料金の改定も許認可制にする手はある。許認可制にすれば、政府から価格の指導が今までよりも容易になるが、値下げの圧力をかけることは他の事業ではほとんど行われていない(少なくても表面的には)。

また、許認可制にすれば、料金改定を弾力的に行えなくなり、ユーザーのニーズと乖離する可能性もある。

携帯電話料金への許認可制の導入はキャリアの反発もあるだろうし、現実的には相当難しいと思われる。

そうなると、携帯電話料金を下げるためには競争を促進するしかなく、電波オークションを実現し、第4のキャリア楽天に頑張ってもらうのが、遠回りのようで唯一の解かもしれない。

 
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廉価版Apple Watch「Apple Watch SE」を発売する3つの理由

Apple Watchの廉価版?

秋イベントが近づいている今になって廉価版Apple Watch「Apple Watch SE」が発売される噂が出てきた。

もちろんAppleは何も話していない。この秋に登場するかわからないが、廉価版「Apple Watch SE」を発売する理由を考えてみます。

 

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Apple Watch 3の存在

現在Apple Watch series 5(以下、Apple Watch 5)とApple Watch series 3(以下、Apple Watch 3)を併売している。

  • Apple Watch 5・・・42,800円から
  • Apple Watch 3・・・19,800円から

モデルチェンジする度に高価格化してきたApple Watchの廉価版として3年前に発売開始したApple Watch 3を安い価格で販売している。

このパターンはiPhoneと同じだ。iPhone SEが発売になるまで、安価なiPhone 8を併売していた。その後、ほぼiPhone 8の筐体に最新チップを詰め込んだiPhone SEが登場した。

同じようにApple Watch 3のボディに最新チップを搭載したApple Watch SEを開発している可能性は十分に考えられる。

小型ディスプレイの需要

Apple WatchはApple Watch series 4からディスプレイが大型化した。大型化したことでみやすくなり、新たなコンプリケーションが使用できるようになったが、スポーツに特化して利用したい人には大きすぎると思っている人もいる。

Apple Watch 3の筐体なら小さいディスプレイになるので、スポーツ需要にマッチするし、Apple Watchのナンバリングモデルと差別化もできる。

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Fitbitへの対抗

スマートウォッチではトップシェアのApple Watchだが、日本市場でもiPhoneほど圧倒的ではない。Fitbitの存在があるからだ。

Fitbitというと、細長いフィトネストラッカーをイメージする人もいるかと思うが、現在は「Fitbit Versa」「Fitbit lonic」シリーズというスマートウォッチを販売している。

価格はApple Watch 5より安く、1万円台の製品もある。Apple Watchのように単体で通信するなどの機能はないが、スマートフォンと連動して利用するなら、Apple Watchとできることはそれほど違いはない(もちろんOSは違うが)。

Fitbit lonicはバッテリーが3日以上保つなど、Apple Watchを上回っている点もある。

Fitbitに対抗するために、より安く軽い製品の強化が必要で、旧型モデルを販売するより、中身を最新に入れ替えた製品の方が競争力は高まる。

発売は11月以降?

廉価版「Apple Watch SE」を販売する理由はありそうだ。iPhone SEが大ヒットしているのも心強い。

では発売時期はいつだろうか。今年のiPhoneの発売時期は10月と予想されていて、秋イベントも10月になりそうだ。新型Apple Watch series 6(以下、Apple Watch 6)の発売もおそらく10月になるだろう。

iPhoneで言うと廉価版を同時に発表・発売したことはない。同時に発表するとナンバリングモデルの存在感が下がるからだ。

そうなると、Apple Watch SEの販売は、Apple Watch 6の発売から1ヶ月遅れて11月のホリデーシーズン前が有力だと思う。

 
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AirPods / AirPods Proの片方のイヤホンが反応しない時の対処法

AirPods / AirPods Proの片方が反応しない!

AirPodsのイヤホンを充電ケースから取り外して、耳に装着したときに片方のイヤホンが反応しないことがある。

バッテリーを充電したはずなのにイヤホンをタッチしても反応もしないし、音もでない。

この場合の対処方法をお知らせします。

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充電ケースに接地していないのが原因

AirPodsには電源ボタンがない。充電ケースに装着した時に電源がオフになる仕組みだ。つまり充電ケースに装着していないとiPhoneとずっと通信している状態になっているので、電源がオンになったままになっている。だから、充電ケースから取り出し、いざ使用しようとすると充電がなくなっているのだ。

当然、この対処方法は充電ケースにきちんと装着できることだ。充電ケースの底にある金属の接点にAirPodsの底が触れることで充電できる。接点に触れない理由は、きちんとAirPodsがはまっていないか、充電端子が汚れているかだ。使っていると汗や埃で汚れていることがある。エアーダスターで埃を取るなり、綿棒で掃除するなどしよう。

それでもダメならAppleへ相談

それでも片方だけ反応しないようなら故障の可能性が高い。リセットしても多分ダメでしょう。Appleに連絡しよう。

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新型iPhoneを発表するAppleの秋イベントは10月12日? 発売日は10月23日?

Appleの秋イベント

例年Appleは秋にiPhoneとApple Watchなどの新製品を発表するイベントを9月に行なっている。コロナ禍で今年はWWDCと同様に録画によるイベントになると思われるが、いつイベント収録が公開されるのか、考えてみます。

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 基本は9月11日前後

ここ3年のAppleの秋イベントは、9月11日前後に集中している。

  • 2017/9/12(火)
  • 2018/9/12(水)
  • 2019/9/10(火)

それ以前でも9月第2週の火曜日か水曜日に開かれるのが基本。去年は8月29日にイベントの案内が届いているので、同時期にイベントがあるなら、もうそろそろ案内が届きそうだけど、今年は収録と思われるので、招待状を発送する必要はない。

Appleは、コロナ禍の影響でiPhoneの出荷が10月になると決算で発表している。Appleが販売時期を公表するのはかなり異例だ(新しいiPhoneが発売することを事前に公開することすら初めてのことだ)。異例でも事前に発表したということは、Appleとしては例年と異なるスケジュールで進行すると伝えたかったと思われる。

ここ3年間のiPhoneの発売時期は、発表の翌週の金曜日に集中している。

  • 2017/9/22(金)
  • 2018/9/22(金)
  • 2019/9/20(金)

発表の興奮が冷めやらないうちに予約・販売を行うのがAppleの常道だ。

決算発表の通り、iPhoneの発売が10月にずれ込むなら、イベントの日付もずれる可能性が高い。発売が遅れるのに、新製品の発表を早めに行う動機がないからだ。

わざわざ公表するぐらいだから、10月の初旬ではなく、中旬以降と思われる。そう考えると、

秋イベントが10月12日、新型iPhoneの発売日が10月23日ではどうだろうか。

発表が遅れる要因がもう一つある。新型iPad Airのリークが出ていることだ。iPadはiPhoneと同じイベントで発表したこともあるが、iPhoneから1ヶ月過ぎた別のイベントが発表することも多い。iPhoneのイベントが10月にずれ込めば、年内に別のイベントがあるとは考えづらい。もしあるとすれば、注目のApple siliconのMacbookだろう。

今年の秋イベントは10月12日と予想する。

 
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Appleの秋イベントでAirPowerが登場?課題は価格とApple Watchのループバンド

One More ThingでAirPower?

Appleが秋の発表イベントの収録を行なっているという報道があった。収録を行なっているということはWWDCに続いて今回の秋イベントもオンライン開催のようだ。

報道によると、次期iPhone、Apple Watch、iPadの発表が行われ、ラストの「One more thing」でAir Powerが登場するそうだ。

本当にAirPowerが登場するのか考えてみます。

 

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開発停止になったAirPower

3つのデバイスをワイヤレス充電できるAirPowerはAppleが公式に公表した後に開発を停止した珍しいデバイスだ。充電台のどこに置いても充電できるように複数の電磁コイルを内蔵する設計が難しかったようだ。

AirPowerの開発が停止されている間にワイヤレス充電を取り巻く状況も変わってきた。

ひとつはAirPodsシリーズの大ヒットだ。ワイヤレス充電機能が標準のAirPods Proが大人気になり、ワイヤレス充電するデバイスを複数所有するユーザーが一気に増えた。

Apple Watchも人気だ。Apple Watchはワイヤレス充電対応だが、Qi充電には対応しておらず専用の充電器が必要だ。

さらに来年のiPhoneからLightningポートが廃止されるといわれている。EUがエコロジーのために携帯電話のポートを統一する決議をしており、このままではLightningポートを内蔵したiPhoneをEUでは発売できなくなる。Lightningポートの代わりにUSB-Cを搭載すると思われていたが、どうやら完全ポートレスになるようだ。そうなると充電はワイヤレスに頼ることになる。

Apple製品だけでも、毎日ワイヤレス充電が必要なデバイスを複数所有するユーザーが多い。デバイスごとに充電器を用意するのは大変だし、複数の充電器からたくさんのケーブルが伸びているのも見た目が良くない。

ケーブル1本と1つの充電器で複数のデバイスが充電できれば、机周りもスッキリする。Apple Watchを含む3つのデバイスを同時に充電できればかなり便利だ。

本当に登場するのか?

便利そうなAirPowerだけど、本当に売れるのだろうか。一つの懸念は価格だ。複数の電磁コイルを搭載すればコストがかかる。ワイヤレス充電器はかなり値段が下がってきていて、1つのデバイス用なら2,000円以下で購入できる。

3つのデバイスを充電できるとはいえ、1万5000円を超える価格だとAppleブランドを持ってしてもヒットは難しいのでは。

もう一つの懸念はApple Watchだ。開発停止前のAirPowerの画像はフラットな形状をしていた。Apple Watchにはループバンドも多い。ループバンドだとフラットな充電器には充電しづらいので、Apple Watch用の充電器はスタンド型が多い。

シンプルをもっとニーしているAppleデザインとしてはフラット型になりそうだけど、そうなるとループバンドのApple Watchは充電しづらい。

独創的な充電器を期待

どこに置いても充電できるようにすれば複数の電磁コイルが必要になり、コストがかかる。フラット型の充電器は充電しづらいデバイスもある。

ワイヤレス充電器の重要性は高まっているので、噂通りAppleがAirPowerを発売するなら、それらの課題を解消した独創的な充電器を期待したい。

 
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macOS「Big Sur」パブリックベータ2を公開

Big Surのパブリックベータ2

Macの新OS「Big Sur」のパブリックベータ版のバージョン2が公開された。最初のバージョンから二週間後のリリースで、正式バージョンに向けてスケジュール通りに進んでいることがうかがえる。

早速アップデートしてみた。

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インストール時間は?

筆者の環境ではインストール時間は15分ぐらいかかった。Big SurからOSのアップデート時間が短縮されるらしいが、ベータ版の現状では過去のOSと大きな変更はないようだ。

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変更点は?

変更点をAppleは公表していないが、パブリックベータ1と同様に大きな問題点は見当たらない。

筆者はメニューバーをコントロールセンターだけを表示するようにしていたが、ベータ2にアップデートしたら、キーボードのアイコンが勝手に表示されるようになった。

設定の「Dockとメニューバー」から表示を消すことができず、「キーボード」の「入力ソース」の中に設定がある。

それ以外に大きな変更点は見当たらず、不具合も出ていない。

とは言えベータ版なので、業務に使用するMacにはインストールしない方が無難だ。

 
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「フォートナイト」のEpic Gamesをあえて擁護してみる。iPhoneはインフラなのか?

Appleが開発者アカウント停止を通告

Epic Gamesが独自の課金システムを導入したことを契約違反としてAppleがFotnite(フォートナイト)をApp Storeから削除した騒動は、両社が一歩も引かずに泥沼化している。Epic Gamesは訴訟も辞さない態度を変えておらず、AppleはEpic Gamesの開発者アカウント停止を通告している。開発者アカウントを削除されれば、アプリの開発やアップデートが不可能になり、Epic GamesはApp Storeでのビジネスが事実上継続できなくなる。

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契約違反のEpic Gamesが不利

Appleを挑発するビデオを作成するなど、ゲーム業界の雄Epic Gamesらしいイケイケドンドンのやり方で巨人Appleに迫っているが、シンプルに考えるとEpic Gamesの分は悪い。

なぜならEpic Gamesは既に契約違反を犯しているからだ。30%のAppleの強制徴収がたとえ暴利だとしても、Epic Gamesはその契約に合意して今までビジネスを行なってきている。30%を前提で商売を行なっていたわけだ。

家賃が高いからと言って、賃貸契約を結んでいるのに家賃を払わなければ強制退去になってしまう。家賃が高いなら不払いの前に大家と交渉しないといけない。

もちろんEpic Gamesとしては世論に訴えるためにこのような手法に出たのだろうが、ビジネスのやり方としては筋が悪い。

30%のマージンが高すぎるとEpic Gamesは批判しているが、30%はgoogleやソニー、Microsoft、任天堂、Steamも課している業界標準のレートではある。

価格闘争の背後に見えるプラットフォームへの戦い

Epic Gamesは30%のマージンが高いと主張しているが、プラットフォームであるAppleの独占的地位を許して良いのかという議論が背景にある。

iPhoneとiPadにインストールできるアプリは原則App Storeだけであり、Appleが審査したアプリだけしかデバイスにインストールすることができず、強制的に30%のマージンが取られる。iPhoneでビジネスを行うためには、このAppleルールを守らないといけない。

Appleからしたら、膨大なコストをかけて開発し全世界に普及させたiPhoneへ勝手にアプリをインストールして商売されてしまったらたまったものではない。

このAppleの手法ははゲーム機の慣習に学んだものと思われる。任天堂はファミコンの頃から、ファミコン用に販売する他社ゲームを事前審査しているし、マージンも徴収している。これは、ファミコン以前のいわゆるATARIショックの影響がある。一世を風靡したゲーム機ATARIは質の悪いゲームがサードパーティによって粗製濫造された結果、ユーザーがATARIを見放してしまい、ATARIのマーケットが大混乱する事態となった。これが世に言うATARIショックだ。

その反省を踏まえて、任天堂は自社ゲーム機のゲームを事前審査する方式をとった。

AppleのApp Storeの考えも、この流れに沿っている。安心してユーザーがインストールして利用できるように怪しいアプリはAppleが削除できる仕組みを作った。

ただ、ゲーム機とスマートフォンで違う点も多い。ゲーム機は普及させるためにスペックを容易に変更できないので、製造原価と比べてかなり安価に販売し始める。販売当初は赤字であると言われる。苦労して普及させたゲーム機上でビジネスを行うなら「場所代」を要求するのはまだ理解できる。

しかし、iPhoneは異なる。ハードウェアの販売でもマージンをしっかり確保しているし、毎年モデルチェンジも行なっている。iPhoneはゲーム機というよりPCの世界の延長線上にある。そこにAppleはゲーム機のアプリ販売の流儀を持ち込んだのだ。

iPhone以前のWindows、Macは自由にアプリを開発・インストールできた。iPhoneの成功を見て、AppleはMac App Storeを開設し、Microsoftもストアアプリを始めたが、今でもMacにもWindowsにもアプリを自由にインストールすることができる。それは自由なアプリ開発を支えるPCの文化といっても良い。

iPhoneも普及するまではゲーム機のやり方でも良かったと思うが、今やiPhoneは全世界の人が所有しているプラットフォームであり、インフラだ。

そこまで強大な力を持っているのに、30%マージンとApp Storeでの集中管理を行なって良いのかという問題提議は当然出てくる。

正当な競争は可能か

Appleは定額ストリーミングゲームサービス「Apple arcade」を運営している。AppleはハードウェアとOSのインフラを構築しているだけではなく、サービスも行なっているわけで、ゲームベンダーの競争相手位でもある。それなのにAppleは自社の立場を利用して、有利な状況でビジネスを行なっている。Apple arcade内のゲームの審査はApp Storeと別にすることもできるし、マージン設定も異なっていると思われる。

他社がApple arcadeのようなサービスを行いたくても、App Storeを通さないといけない。

これはApple arcadeだけではなく、他のサービスも同様だ。Amazon Musicなどの他社のストリーミングサービスにiPhoneのアプリから加入できないし、電子書籍も買えない。

これらのサービスはAppleのサービスと競合するので、アプリ上での購入をAppleが禁止しているのだ。

iPhoneはインフラなのか?

Fortniteの問題提議の背景には、ここまで普及したiPhoneをAppleが完全にコントロールしている状態で良いのかという問題がある。

iPhoneがインフラとするならば、Appleが自社サービスを有利に販売するために他社へ制限を加えるのを許すべきかどうか難しくなる。Amazonの電子書籍をAmazonアプリでは購入できないのは、ユーザーにとっては非常に不便だ。

一方で、Appleが審査しない怪しいアプリが横行すれば、ユーザーは安心してiPhoneを利用できなくなる。スマートフォンはマニアのものではなく、一般の人も利用するデバイスになっているので、安心して利用できることがとても重要になっている。

個人的には、もう少し選択肢があっても良いと思う。一般ユーザーはAppleの管理のもとApp Storeのアプリだけをインストールできるので良いが、自己責任で他社のサイトからダウンロードできる選択肢も欲しい。

他社のサービスをアプリで制限するのは、辞めるべきだろう。自社の独占的地位を利用していると言われたら、訴訟で負ける可能性もある。他社の電子書籍や動画をApp Storeのアプリでの購入できればユーザーにも利点がある。

ただ、そうなると今回Epic Gamesが行ったように、App Store以外での課金を許すことにもなり、アプリ販売以外だと30%マージンを回避できるようになってしまう。

有料アプリなら30%マージンが課されるが、無料アプリで後から課金するアプリだと30%マージンがかからないのは、それはまた不公平にも思える。

今回の問題定義が、App Storeの改訂につながる可能性は低いと思うが、裁判の中で、「Appleの独占的地位をこのまま許容するのか」という議論は起こるかもしれない。

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Big SurにみるMacの将来。iPadとの共通化がMacを救う

MacのiPad化

新macOS「Big Sur」を一言で表現するならMacのiPad化だろう。Big Surはアイコンデザインだけではなく、追加されたコントロールセンター、通知センターもiPadのそれとよく似ている。

内部的にもiPad用アプリをMac用アプリに移植できる「Mac Catalyst」を使ったマップやホームなどのアプリを内包している。

そして、今年中にはApple siliconのMacが登場し、ハードウェア的にもiPadに近づく事になる。Appleは2年以内にIntelからApple siliconへ乗り換えると公言している。

それでも、AppleはMacをなくさないと強く主張もしている。

では、Macの将来はどうなるのか改めて考えてみます。

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Big Surを触ってみて

Big Surのパブリックベータ版を触ってみて思ったのは、キーボードとタッチパッドって最高だなということだった。Big Sur以前から変わらない部分だけど、iPhoneとiPadばかり触っていると、いつでもキーボードとタッチパッドで自然に操作できる環境はやはり素晴らしい。

iPad ProとMagic Keyboardを使えば、似た操作感は得られるが、iPadOSはタッチスクリーン前提で作られたOSだ。キーボードショートカットの数もカスタマイズもMacとは異なる。

Big Surの見た目はiPadに近づいたけど、Macの良さは何一つ損なわれていない。コントロールセンターのおかげでメニューバーがスッキリし、むしろスマートなMacのイメージに近づいた気がする。

Macは生き残れるのか

MacにはMacの良さがあるし、iPadにはiPadの良さがある。とは言え、両方のラインナップを維持するにはコストが倍かかる。

双方の差異が小さくなれば小さくなるほど、双方が存在する価値は失われていく。そして、もしもどちらかがなくなるなら、それはiPadではなくMacになるだろう。現状の売上はMacの方が多いが、iPadOSの中身はほぼiOSと同じで、macOSの開発費よりはるかに小さいと想像できる。もちろん、Appleもそれを承知でMacとiPadのハードウェア・OSを共通化を図っている。

共通化が進めばMacがiPadに統合される気がするけど、共通化がむしろMacの存続の道だと今回Big Surを触って感じた。

iPadと共通化が進めば、Macの開発費は減る。開発費が減ればMacを継続する負担も少なくなるし、小さな差異でも継続できる。

Big SurとApple silicon、どちらもMacを存続させるためのAppleの方策な気がしてならない。

 
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新macOS「Big Sur」パブリックベータ版を入れてみた

新macOS「Big Sur」

Macbook Proが修理から戻ってきた。ロジックボードが交換になったので、OSをセットアップしないといけない。折角だから公開されたばかりの新しいmacOS「Big Sur」のパブリックベータ版をインストールしてみた。

一日使った感想を記します(使用した画像は全てAppleのサイトからの転載です)。

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パブリックベータ版のインストール

ロジックボードが交換されたので、初期セットアップがまずは必要。購入した時のOS「Catalina」をセットアップして、続いてAppleの「Apple Beta Software Program」にログインして(初めての人は登録が必要)、Big Surのパブリックベータ版をダウンロードしてインストールする。

インストール時間は45分程度。Big SurではOSのアップデート時間が短縮されることになっているが、OS自体のセットアップ時間は以前と変わらない。

OSのセットアップが完了してから、「移行アシスタント」でTime Capsuleから元のデータを移行する。

目立った問題はない

OSを一日使ってみたが、目立った問題はなかった。Catalinaと同じように快適で、動作しないアプリは筆者環境ではDTCP-IP絡みだけだった。レコーダーの番組をMacで鑑賞するために「StationTV Link」を使っているが、Big Surでは起動しなかった。DTCP-IPはコンテンツコピーの不正を防止するための仕組みなので、正式ではないOSだと動作しないのだろう。

Catalinaでは動作していたので、Big Surの正式版が登場してから対応してくれると思う。

それ以外ではエラーが出たり、ブラックアウトしたりすることは今のところない。

iPhoneみたいなアイコン

インストールしてすぐにわかる違いはアイコンだ。既報の通り、Big SurのアイコンはiOSに似せている。Catalinaまでは丸いアイコンが使われていたので、角が丸いアイコンは新鮮だし、並べると収まりが良い。

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引用:Apple

iPhoneで馴染みがあるので多くのアイコンに違和感はないが、気になるのはむしろiPhoneからリデザインされたアイコンだ。

例えば「メッセージ」のアイコンはBig SurからiPhoneと同じ緑色に変更になったが、吹き出しに陰影がついている。メールやFacetimeも同様だ。iPhoneからMacを差別化したいのかと思うが、カレンダーや連絡帳などはほとんど陰影がなくiPhoneに近いアイコンを採用しているので、並べるとモヤモヤする。

また、アイコンは基本的にフラットデザインを採用しているが、一部のアイコンはMac伝統(?)の現実世界に似た立体的なデザイン「スキューモーフィック・デザイン」で描かれている。例えば下記は新しく設計された「プレビュー」のアイコンだけど、やたら精緻な画像になっている。フラットデザインと一緒に並べると、デザインテーストが全然違うので、やっぱりモヤモヤする。

iPhoneと全く同じアイコンにした方が違和感が少ない気がする。

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引用:Apple

コントロールセンター

iOSと同じようなコントロールセンターがメニューバーに配置された。スイッチのようなアイコンをクリックするとコントロールセンターが開き、Wi-FiやAirDrop、ディスプレイなどを調整できる。

カスタマイズはできないが、コントロールセンターの内容はスッキリまとまっている。ただ、コントロールセンターを使うと以前よりも1ステップ増える。例えばWi-Fiを変更するには、コントロールセンターを開いて、そこからWi-Fiを選び、設定を変更しなければならない。メニューバーにあるWi-Fiのアイコンからアクセスするなら、1クリック省略できる。

以前と同じようにメニューバーにWi-FiやBluetoothのアイコンを並べることもできるが、メニューバーのアイコン同士の間がやけに広くて、気持ちが悪い(下の画像よりも現行のバージョンはアイコンが離れているように見える)。

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引用:Apple

また、一番右の時計・日付とコントロールセンターのアイコンの位置は変更できない。

時計・日付をクリックすると、通知センターが現れる。ウィジェットを置くとこができるので、通知だけではなくカレンダーや株価も参照できる。ウィジェットは今のところApple純正のみ。綺麗にまとまって便利だけど、わざわざ通知センターを開いて、参照するかというとちょっと微妙だ。

新しいiOSのようにウィジェットが画面に配置できても良いと思うけど。Macの画面はiPhoneより広いのだし。

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引用:Apple

爆速なSafari

Big SurではSafariの描画速度が速い。特にブックマークに登録されているサイトはブックマークを選ぶと瞬時に表示される。おそらくブックマークのサイトの情報を先読みしているのだろう。だから、ブックマークに未登録のサイトはブックマークのサイトより遅く感じるが、それでもCatalinaよりは速いと思う。

速度以外でも多くの点が改良されている。他のアプリも同様だが、フラットデザインのメニューはシンプルで美しい。

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引用:Apple

Safariの拡張機能はApp Storeに組み込まれたが、まだ数が少ないので、以前と使い勝手はあまり変わらない。

変換効率が向上した「日本語」

Big SurのIME「日本語」は改善されたと思う。ライブ変換は速度も精度も上がったように感じる。おそらくBig Surからだと思うが、変換候補に「数字」が付くようになった。変換候補にカーソルを当てなくても数字を押せば選べる。他のIMEでは当たり前の機能だがやはり便利だ。

正式版へ期待が持てる

一日しか使っていないけど、Big Surのパブリックベータ版の完成度は高い。もちろん自己責任だが、筆者の環境では大きな問題は起きていない。

できれば、アイコンをiPhoneと全く同じようにしてほしいし、ウィジェットもデスクトップに置けるようにしたいけど、それはMacとiPhone・iPadの融合が進む次の段階かもしれない。

 
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ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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14年使ったアーロンチェアのクッションを変えたら座り心地が大幅に改善した話

14年座り続けたアーロンチェア

自宅で執筆しているときは基本的にアーロンチェアに座っている。購入したのは14年前で、現在販売されているリマスタードではなく、初代アーロンチェアのポスチャーフィット版だ。

アーロンチェアは12年保証なので、保証期間が切れる直前にギシギシ音がする部分を修理した以外は、ずっとほったらかしにしてきた。

14年経っても普通に座れているけど、ネットで調べると座面に入っているクッションが劣化するらしい。アーロンチェアはメッシュの座面に座るのでウレタン部分はほとんどないが、太股を支える通称バナナクッションが経年劣化するそうだ。

メッシュの下に隠されているので劣化具合がよくわからないが、Amazonで調べたら安い(1,600円。2020/08/12調べ)ので注文してみた。

交換後のレビューをします。 

バナナクッションを注文

注文したのはこちら

台湾からの発送なので、ちょっと時間がかかる。筆者の場合は、7月24日に注文して8月12日に到着した。配送状況をトラックできるので、進捗を確認できる。

到着したバナナクッションがこちら。上が以前のバナナクッション部分で、下が新品。14年使っているので、ひびが入りメッシュの跡がついている。

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裏側。両面テープ(?)で接着しているので剥がすときに削れてしまった。ウレタン部分が加水分解しているのがよくわかる。

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横から見ると、こんな感じ。厚みはそんなに変わっていないように見える。

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バナナクッションの交換方法

  1. まずアーロンチェアをひっくり返して、前方の座面にアクセスできるようにする
  2. フレームの中にあるバナナクッションを剥がす。両面テープ(?)で接着しいているので、フレームとクッションの間に定規か指を差しこむ。剥がれてきたら、片方から引っ張るとバナナクッションがとれるf:id:tkan1111:20200812195448p:plain

  3. 3Mのシールを剥がして、座面のメッシュとフレームの間を指でできるだけ開き、深く差し込む。失敗するのが怖いなら3Mのシールを剥がさなくても、ずれることはほとんどないと思うf:id:tkan1111:20200812195701p:plain

  4.  アーロンチェアを元通りにひっくりかえせば完了。座ると、太股をサポートする部分が分厚くなっているのがわかるはず

体験レポート

交換する前はほとんど厚さが変わらないので効果は微妙かと思ったけど、少し座っただけで違いがわかった。太股を押し上げる力が強まったのを感じられる。交換すると、今までは太股がフレームに当たって痛かったのが改めて実感できる。

これは正式な使い方ではないと思うけど、アーロンチェアの上であぐらをかく方にもおすすめできる。アーロンチェアであぐらをかくとフレームが足に当たり快適ではないけど、バナナクッションを新品にすることで足がフレームに当たりづらくなり不快感が減った(左右端の部分は太股に当たるが)。

純正品ではないが、見た目はほとんど変わらないし、なにより安い。1,600円なので、長年アーロンチェアを使い続けている人は好感してもよいかと思います。

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Appleのパッケージサービス「Apple One」が必要な3つの理由と今後の見通し

Apple One

Appleが複数のサービスをパッケージ化した「Apple  One」の販売を開始すると報道されている。Appleのサービスには現在音楽配信サービス「Apple Music」、動画配信サービス「Apple TV+」、ストリーミングゲーム「Apple arcade」、ニュース配信サービス「Apple News+」、クラウドストレージサービス「iCloud」がある。

どれも単体のサービスなので、個別に契約し料金を支払う必要がある。全部契約したら結構な額になる。

これらのサービスをパッケージとして一括で安価に契約できるのがApple Oneらしい。発表時期は新型iPhoneと同じ9月か10月と言われている。

どうして今Apple Oneが必要なのか考えてみます。

Amazon Music

Amazon Music

  • 発売日: 2020/08/07
  • メディア: アプリ
 

 

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 Amazon Primeに対抗

音楽配信や映像配信などのこういったサブスクリプション型のサービスは、各社が競っている分野だ。主要なライバルの一つがAmazonで、Amazon Primeに加入すると配送特典やAmazon Prime、Amazon Musicなどが合わせて利用できる。日本だと月額500円程度で、個別のサービスに加入する必要はない。Amazon Music Unlimitedのようなアップグレード版はあるが、ちょっと楽しむならAmazon Primeだけで十分だ。

AppleがサブスクでAmazonに対抗し勝利するためには、統合型パッケージサービスが必要になる。

サービスの売上強化

Appleのサービス部門はAppleの大きな柱となっている。iPhoneやMacのハードと独自OSと密接に連携したApple Musicは多くの音楽ファンに受け入れられた。主力製品であるiPhoneの売上が頭打ちになってきている。AirPodsなどの周辺機器は伸びているが、サービスはAppleが伸ばすべき分野だ。サブスクは売り切りのハードウェアと異なり、毎月安定した売上が入る経営にとって好都合なビジネスだ。

Apple製品のユーザー以外にもサービスが売れれば、ハードウェアの売上げを補完できる。パッケージサービスを提供すれば、より多くのユーザーをとらえることができるかもしれない。

Apple TV+のてこ入れ

Apple Musicはある程度のシェアを握っているが、映像配信サービスのApple TV+の存在感はほぼ皆無だ。Apple TV+が後発なこともあるし、Netfilixなど強力なライバルも多い。Apple TV+の多くは独自コンテンツなので、ライバルに比べてコンテンツ数ははるかに少なく、数量では比較にならない。

またAppleのコンプライアンスにあった穏やかな内容が多く、安心して鑑賞できる反面、面白みに欠ける評価もでている。

自社制作のコンテンツをそろえるには時間がかかるので、Apple TV+がAmazonやNetfilixと対抗できるまでにはかなりの年月がかかりそうだ。

単体で売れないなら、人気のApple Musicと抱き合わせで販売した方がシェアは伸びるに違いない。

Apple Oneは売れるか?

サービスの内容は既存のままなのだから、Apple Oneがユーザーに受け入れられるかどうかは、価格次第だ。日本だとApple Musicが月額980円でAmazon Music Unlimitedと同額だ。Amazon Videoが視聴できるAmazon Primeが月額500円なので、Amazon Music Unlimitedと合計した1,480円をApple Oneは切らないと勝負にならないだろう。

パッケージサービスだと値が張るしサービスも重複するので、Amazonと併用する人は少ない。Amazon Prime + Amazon Music Unlimittedの両方に打ち勝たないといけない。映像のほうはAmazon Videoに一日の長があるので、対抗するためには価格を下げる必要がある。iCloudなどをセットにしても1,300円以下にしないと苦しいと思われる。

と書きながら、Appleが自社のサービスをここまで安売りするとは考えづらいので、総合的なサービスでは(とくに日本では)Amazonの天下が続きそうな気がする。  

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フォートナイトがAppleとGoogleと争っている理由。AppleがFortniteをApp Storeから削除

FortniteがApp Storeから削除

人気のバトルゲーム「Fotnite」がガイドライン違反でiOS、iPadOSのApp Storeから削除され、現在ダウンロードできなくなっている。

Fortniteが独自の課金システムを実装したことが規約違反になった。Fortniteを運営するEpic GamesはAppleを訴え、Appleの有名なCM「1984」をパロディ化した動画を公開した。

Epic GameはAppleに削除されるのを見越して周到に準備していたのだ。App Store上の課金の30%をAppleが強制的に徴収することへの抗議だ。

Epic Gameの主張にもAppleの措置にも言い分がある。両方の主張と  今後の展開を考えてみます。

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Epic Gameの主張

iPhoneやiPadへアプリをインストールするためにはAppleに申請し許可を得てApp Storeにアップロードしないといけない。

Appleの基準に満たしていなければ改善しないといけないし、今回のようにAppleの判断でApp Storeから削除されることもある。アプリの生殺与奪権をAppleが握っているのだ。

もうひとつの問題は、「30%徴収」だ。App Store上でのアプリ購入や課金は、すべてAppleが把握している。売上が一定の金額に達すると、売上の30%をAppleが徴収する。

これらのAppleのルールが支配的だとEpic Gameは主張している。30%も徴収しなければ値下げが可能になるので、ユーザーの利益にもなると言っている。

たしかにApp Storeの独裁的で不透明な管理には以前から批判があった。特に自社による発信力があり、制作に費用をかけている大手ゲーム制作会社にとってApp Storeはひどく邪魔な存在だ。

Appleの主張

App Storeがあることで、ユーザーが安全に遊べるとAppleは主張している。Appleの審査によって、いわゆるスパイウェアやウイルスが排除され、App Storeのアプリはある程度の安全性が保証されている。

開発者にとってもメリットはある。審査さえ通れば誰でもApp Storeで販売が可能なので、独自サーバーをもたない個人の開発者でも全世界に自分の作品を公開できる。

「30%徴収」もすべてのアプリが対象ではなく、売上が少額であれば免除される。利用料金を徴収することでApp Storeを運営することができ、誰でも自分の開発したアプリを公開できる。

アプリを安全に提供する環境は、ユーザーにとっても開発者にとっても必要だというのがAppleがApp Storeを管理する論拠になっている。

それぞれに一理ある

Epic Game、Apple双方の主張にも一理ある。Epic GameがAppleの支配的なルールに反発したくなる気持ちもわかるし、安全なアプリだけをユーザーが利用できるようにしたいAppleの気持ちも理解できる。

PCの世界では自由にアプリがインストールできるので、ウイルスに感染したり、行儀の悪いアプリに個人情報を抜かれたりすることがある。アプリによってシステムが不安定になることもある。

iPhoneのライバルAndroidにもGoogle Playストアはあるが、設定を変更すればストアを介さなくてもアプリをAndroidデバイスにインストールできる。

自由と安全はトレードオフの関係だ。自由の範囲を広げれば、ユーザーが自分で判断して安全かどうか見極めないといけなくなる。安全を追求すればユーザーの選択肢が狭まる。

Appleが管理する箱庭にいるのは快適だけど、箱庭の外に出て遊ぶ選択肢をユーザーは失う。

30%徴収は暴利だといえるが、資金のない個人の開発者を支援するためにApp Store全体の運営費として使われている。ユーザーと開発者双方にとって利点はある。

双方に主張はあるが、本当の争点は別にある。「ゲームのプラットフォーム化」だ。

アプリを提供するApp Storeは、iPhone・iPadのハード、iOS・iPadOSのOSと合わせて、Appleのプラットフォームの一部だ。

Fortniteはゲームだが、プラットフォームのように進化してきている。先日米津玄師がライブを行って話題になったが、Fortniteの世界が単なるバトルゲームからコミュニケーションをとる場になってきている。

様々なアイテムやウェアでアバターを飾ることで自己主張もできるし、それらがファッションになってきている。ネット上のアバターで他人とコミュニケーションする空間の構築は、過去にも様々なベンダーが何度か試みてきた。セカンドライフや、ソニーはPS3向け仮想空間「PlayStation Home」を運営しようとしたが、成功しなかった。

アバターは面倒で、FacebookやTwitterのように文字と画像でのコミュニケーションの方が楽で便利だというのが今までの結論だった。

Fortniteは、そこに新しい空気を注入した。Fotniteはゲームである。コミュニケーションをとる前にゲームを楽しむことができる。ゲームはユーザー同士の団結と話題を提供してくれる。他人とコミュニケーションをとるだけであればアバターを動かさなくてもチャットで事足りる。「ゲームで遊ぶ」という基本の目的があるので、人が集まりやすい。

小中学生の多くがFotniteに夢中になっているのはそれがゲームであり、遠隔地の友達とコミュニケーションが無料でとれるからだ。スマホを持っていない小学生でもSwitchがあれば遊べる。

ゲームというわかりやすい目的があるFotniteは過去多くのベンダーが失敗した仮想空間のプラットフォームとなり得る可能性がある。

ハード・OS・ソフト・サービスを一体化して快適なプラットフォームを提供したいAppleにとって、Fotniteの存在は脅威だ。App Storeを通さない課金の徴収を認めるわけにはいかない。

プラットフォーム化を目指すEpic Gameも、簡単に矛を収めるわけにはいかない。今回の「反乱」には周到な準備とそれなりの決意が込められている。

iPhoneは多くのユーザーをもち、社会に影響を与える重要なデバイスではあるが、一企業の商品であることに変わりはない。App StoreもAppleのサービスであり、公共のサービスではない。私企業のサービスをどのように運営するかは企業の判断だ。それが嫌なら、出て行くしかない。

独占的地位を利用して、独善的な運営を行えば、(日本でいう)独占禁止法に違反することになるが、iPhoneのシェアは全世界では50%未満で「独占」とは言いがたい。

では、双方の争いはどのような結末に至るのだろうか。

おそらく落とし所は「30%徴収」の減額だろう。Epic GameもAppleが販売するiPhoneのルールを抜本的に変えられるとは思っていないはずだし、App Storeで自社アプリがダウンロードできない状態は大きな痛手だ。

30%の減額はわかりやすい落とし所になる。もし、Appleが減額を許容できなければ、対立は時間がかかるかもしれない。

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Windows 10で画面キャプチャーするキーボードショートカット

WindowsとmacOS

Macbook Proを修理しているので、このところWindows PCを使用している。Macと違う点はいろいろあるけど、ブログを書くのに画面キャプチャーのやり方の違いは結構苦労する。Macbook ProだとTouch Barに画面キャプチャーのアイコンを置くことができるので、キーボード上で簡単に操作できる。

Windows PCにはもちろんTouch Barがないので、キーボードショートカットを覚える必要がある。

Windowsで画面キャプチャーするキーボードショートカットをご紹介します。

画面の切り取り部分

画面キャプチャーするキーボードショートカット

画面キャプチャーの主なキーボードショートカットは、こちら。

  •  [PrintScreen]キー:画面全体をキャプチャー
  • [Alt]+[PrintScreen]キー:アクティブウインドウだけをキャプチャー
  • [Win]+[Shift]+[S]キー:選択してキャプチャー

便利なのが[Win]+[Shift]+[S]キーの選択してキャプチャーするショートカット。カーソルで範囲を指定して右クリックをすると、範囲内の画面をクリップボードにキャプチャーできる。

ちょっと覚えづらいけど、スクリーンショットの「S」と覚えるとよい。

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mineoなど格安SIMを昼休みでも快適に使う方法

格安SIMの欠点

mineoなどのMVNOのSIMは安いけど、昼休みや混雑時には回線速度が遅くなる欠点がある。有料で快適な回線速度で利用できるオプションがあるサービスもあるが、遅くなる時間帯でも快適に通信を無料で利用する方法がある。

その方法をご紹介します。

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 Rakuten UN-LIMITとの併用

昼休みでも無料で快適に通信する方法は楽天モバイル回線と併用することだ。Rakuten UN-LIMITは一年間無料でSIMを利用できる。

Rakuten UN-LIMITは楽天回線が使えないエリアではau回線を毎月5GB分利用できる。楽天回線はもちろんau回線でも昼休みなどの回線が遅い時間帯もMVNOよりも高速だ。

デュアルSIMが使える端末なら本回線と楽天モバイル回線の両方のSIMを挿せば、本回線の速度が遅い時間帯は楽天モバイル回線に切り替えて、どの時間帯でも快適に通信を行うことが可能だ。

デュアルSIの端末がなければ、楽天モバイルで安く端末を手に入れることができる。大騒ぎになったRakuten mini1円キャンペーンは終了したけど、製品を購入するとポイントがもらえるのでOPPO A5なら実質19円で購入できるのだ。

2台の端末を持ち歩くのは面倒だけど、昼休みでも高速回線に繋がるのは安心感がある。

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一年後どうするか?

Rakuten UN-LIMITは一年間無料なキャンペーンだから、一年後はもちろん有料になる。楽天の三木谷浩史社長は、従来の計画を大幅に前倒しして、2021年のうちに電波の人口カバー率を96%に近づけると言っている。規約が変更にならなければ、楽天回線を全国どこでも無制限に利用できるようになる。

だが、もちろん有料だ。今の価格体系のままなら、一年後は月額2,980円かかる。昼休みなど回線が混雑しているときだけ利用するには少々高い。そうなると、mineoなどの本回線を楽天回線に乗り換えたくなるが、そのためには本回線を楽天回線にMNPしなければならない。当然、その場合はまた新たな契約を結んで過去の楽天回線を破棄しないといけない。

一年後でも一年間無料キャンペーンは継続しているかもしれないが、現行の規約ではキャンペーンを申し込めるのは一人1回線までなので、無料ではMNPを新たにできない。

今のキャンペーンのままなら、複数回線を維持するのは高額なので、一年後にRakuten UN-LIMIT契約者の多くは解約する可能性が高い。楽天もそのことを承知しているだろうから、MNPするユーザー向けに新たなキャンペーンを張る可能性はあるが、今のところは不明だ。

さきのことはわからないが、とりあえず一年間は楽天モバイルのSIMを併用すれば格安で24時間快適に回線を利用できる。

 
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