宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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今月のKindle Unlimited(KENP)ランキング(2022年8月)

Kindle Unlimitedランキング(2022年8月)

8月も多くの方に拙作を読んでいただき、ありがとうございます。8月のKENP数は過去最高でした。本当に多くの方に読んでいただきました。

拙作のランキングを発表します。こちらのランキングはKENP数(Kindle Unlimitedの会員が読んだページ数)を元にしています。

どの作品も本を購入する場合は0円から、Kindle Unlimited会員なら全作品無料で読むことできます。

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第5位:箱の中の優しい世界

第5位は「箱の中の優しい世界」。ハードボイルドな雰囲気を目指して書きました。ジャンルはサスペンスになるでしょう。「Ork(オーク)-2006-」は本作の前日譚です。

現在、「箱の中の優しい世界」の続編を執筆しています。

先月、100レビューを突破しました。

第4位:ねこつくりの宮

今月の第4位は「ねこつくりの宮」。天涯孤独のサナが、他人の悲しみを埋めるねこを作るお話です。ジブリっぽい雰囲気があると評価いただいたこともあります。

70レビューをいただいています。

第3位:四度目のF

第4位は「四度目のF」。同級生に一目惚れした群馬県高崎の女子高生が大学、社会人と成長していく物語です。女子高生の一人称視点を面白おかしい文体で描いています。100%の恋愛小説を目指して書きました。

第2位:コクーンマンションへようこそ

今月の第2位は「コクーンマンションへようこそ」。謎の膜に包まれた、ごく普通のマンションに住む、ごく普通のサラリーマンが主人公です。さまざまなキャラの住民の活躍をお楽しみください。

第1位:ふたりの余命

第1位は「ふたりの余命」。2021年の年末に出版した小説が1位を獲得。たくさんの方に読んでいただき、ありがとうございます。本作は筆者がもっとも気に入っている作品のひとつです。最速で100レビューを突破して、現在最も多くの評価をいただいている作品です。長い間、Amazonのロマンスカテゴリーで1位を維持しています。

男女の高校生が死神に余命を宣告される話で、ミステリーでもあり恋愛ものでもあり夢の話でもあります。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は小説家です。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも99円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。

楽天モバイルによるプラチナバンドの要求が妥当か考える

プラチナバンドが欲しい!

総務省のタスクフォースで楽天モバイルが、からいわゆるプラチナバンドを割譲するように他社へ主張した。プラチナバンドとは、800MHz・900MHz帯のいわゆる繋がりやすい周波数帯のことで、楽天モバイルが屋内などで接続性を改善するには、ぜひ必要な周波数帯だが、現在は、他の3社が使用している。

引用:総務省 携帯電話用周波数の再割当てに係る円滑な移行に関するタスクフォース(第10回)

公平な競争のために、プラチナバンドが必要だという楽天モバイルの主張には、NTTドコモなど3社は反対の姿勢を崩していないが、総務省の意向もあり仕方がないと諦めているように見える。移行の争点は移行期間と費用だ。

楽天モバイルは、移行期間が1年、費用は移行元である3社が負担すべきとしている。NTTドコモは10年の移行期間と費用は移行先である楽天モバイルが負担すべきと主張しており、楽天モバイルの主張と真っ向からぶつかっている。

楽天モバイルの主張が妥当なのか考えてみます。

楽天モバイルの主張

楽天モバイルは公平な競争のためにプラチナバンドが必要だと主張している。楽天モバイルの周波数は他社の約6分の1なので、公平性の観点から再割り当てが必要だとしている。

他社3社が3Gなどに利用している周波数帯を割譲して欲しいというのが楽天モバイルの提案だ。

再割り当ての周波数帯を1年以内に利用開始したいとしている。

一年で移行できる根拠として、最も作業に手間がかかる全国のレピータ交換は半年で終えられるとしている。

レピータ交換と共に手間と作業時間がかかるフィルタの交換は不要としている。しかし、、他社と共有する場合、他3社はフィルタ挿入が必須としているので、本当にフィルタ交換が必要なのかは議論の余地があるとしている。

移行元である既存免許人に原状回復の必要があるとして、移行費用は移行元である3社が払うと楽天モバイルは主張している。ざっくり例えれば、土地を他社に譲渡するなら更地で返せと言っているようなものだ。

NTTドコモの主張

これに対して、3社の代表的存在であるNTTドコモは、周波数帯の有効利用の観点でプラチナバンドの割譲には応じるが、既存ユーザーに影響を与えない方法が望ましいとしている。

他社電波と干渉しないためにフィルタ挿入は必要だとしており、楽天モバイルの主張と真っ向から対立している。

5Gへの移行に作業員とリソースを投入する必要があるため、ユーザーに影響を与えないように移行するには10年の期間が必要だと主張している。

費用については、利用できる周波数帯が減る移行元が支払うのはおかしいとNTTドコモは表明している。

双方の主張の相違点は?

以上が、楽天モバイルとNTTドコモの主張だ。

周波数帯の割譲については、NTTドコモもある程度は納得しているようではある。他2社も色々と注文はつけているが、おおむね同意している。

フィルタ挿入については、楽天モバイルも必要性は認識しているが、現在の楽天モバイルの携帯電話通信網にフィルタを使っていない手前、まずは議論が必要だとしている。フィルタがないと他社通信網との干渉が起きて、そもそもの目的の一つである周波数帯の効率的な運用が妨げられる危険性がある。

楽天モバイルはフィルタ挿入が必要でも、影響がある基地局に限定し、必要な範囲を楽天モバイルが決定するとしている。またそれ以外の基地局の先行移行も想定している。

フィルタ挿入の有無は、移行期間に影響してくる。

楽天モバイルが主張する1年での移行はフィルタ挿入がないことを想定しており、他社の10年とは大きな乖離がある。他社は目下の重点課題である5Gの拡張にリソースを割いているので、プラチナバンドの移行は容易にできないとしている。楽天モバイルの拡大と、5Gのどちらが重要なのか暗に説いているように思える。

費用負担については、KDDIなどが過去の事例から移行先が負担すべきとしているのに対し、楽天モバイルは、「莫大な利益がある3社が支払うべき」としている。ドコモは真逆で「利益が減る移行元が負担するのはおかしい」と主張している。

両者の主張を見てみると、真っ向から対立しているようではあるが、現場レベルでは妥協点は見られそうだ。必要な基地局のみフィルタ挿入を行い、作業量を軽減し、できるだけ早く移行を終える。「1年でできる」とは楽天モバイルも本気では考えていないようで、実際は数年単位で完了すると思っている節がある。だが、10年の移行期間を待っている余裕は楽天モバイルのはないだろう。

次の争点の費用負担は、対立してそうだが、お金の話は、最終的に折半にするなどの交渉はできそうだし、両社ともその余地を残しているように見える。

そうなると、論争のポイントは、移行をいかに迅速にできるかに絞られる。

楽天モバイルの主張は妥当か?

公平な競争が必要という楽天モバイルの主張はある程度納得できる。ただ、国民が望むのは競争そのものではなく、各社が切磋琢磨することで、安くて良質なサービスが提供されることだ。

そのためには、楽天モバイルが安くて良質なサービスを提供できることを証明しないといけない。先日KDDIが大規模な回線障害を起こしたので、キャリアが安定したサービス提供が可能なことに注目が集まっている。安定したサービスとは回線の維持だけではなくサービス内容も含まれる。

1GB未満無料のサービスをわずか1年半で撤回した楽天モバイルに対しての批判は根強く、今後本当に安くて安定したサービスを提供できるのか疑問がある。

現在においても3GB未満の利用では、他社の方が楽天モバイルより安い事例もある。もちろん、アプリによる通話無料や定額で無制限に利用できるのは大きな特徴だが、ahamoなどの低額なプランが他社より提供されている現状、ユーザー数が多い3GB未満にも、安いプランを提供できなければ、楽天モバイルを積極的に活用しようとは思わないし、莫大な費用をかけて既存ユーザーに迷惑をかけてまで楽天モバイルの回線を増やすことに国民の理解は得られないと思う。

携帯電話事業者はすでに3社あり、ある程度の競争できる環境は保たれている。世界でも4社の携帯電話事業者がある国はそれほど多くなく、2社ないし3社が多い。

楽天モバイルにとって不幸なのは、携帯電話の価格は硬直化していたはずなのに、政府の圧力により値下げされたプランが実施されてしまったことだ。支払額を下げたいユーザーはahamoなどに移行してしまっている。また価格を下げただけでは、総合的なサービスを重視する多くのユーザーは移行しないことも明らかになった。

政府の圧力という自然ではない方法ではあるが、携帯電話の料金は下がってしまい、料金を下げるという楽天モバイルの主張が弱くなってしまった。SoftBankのLINEMOのミニプランなら楽天モバイルより価格が安い。

また、楽天モバイルは黒字化して、安定した経営ができることを証明する必要がある。国民の財産である周波数帯をもらっても赤字だから使わない、または他社に売却するのでは話が違う。

公平性の観点から、プラチナバンドの要求自体は妥当といえるが、移行のためには莫大な費用と手間がかる。そこまでして市場に参入させるメリットがあることを、楽天モバイルは料金プランと経営面で見せなければならないと思う。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
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Apple銀座の仮店舗の店舗面積は過去の6割

仮店舗オープン

建て替えのため、日本初のApple Store「Apple銀座」が一時閉店し、仮店舗がオープンした。

仮店舗は、銀座8丁目にある「HULIC &New GINZA 8」ビルの地下1階から3階まで使っている。

今までのApple銀座と比べてみます。

徹底比較

過去のApple銀座のフロア構成はこちら。

  • 1F:販売フロア
  • 2F:販売フロア・ジーニアスバー
  • 3F:シアターエリア
  • 4F:周辺機器とソフトウェア
  • 5F:ワークショップ「スタジオ」

仮店舗のフロア構成はこちら。

  • B1:製品の受け取り/Today at Apple
  • 1F:iPhone/iPad/Mac
  • 2F:iPhone/iPad/Mac/Apple Watch
  • 3F:Genius Bar/アクセサリ

今までの5フロア構成から4フロアに変わった。シアターエリアとスタジオがなくなり、Today at AppleはB1で行うことになる。

変わっているのは、製品の受け取りが別フロアになっていることだ。今までは製品の受け渡しは各フロアでおこなっていた。

オペレーションを変更した理由は、各フロアの敷地面積が狭いからだろう。今までの店舗の1フロアの店舗面積は約400平米だったが、今回は約200平米と半分になっている。製品を在庫する場所もないし、製品の受け渡しを待っている人で販売フロアが渋滞する恐れもある。渋滞を防ぐために製品の受け取りをB1にして動線をスムーズにさせたのだと思われる。

もうひとつ気になるのは、主力4製品の中で、Apple Watchだけ1Fではなく、2Fの展示だということ。売上額順だと、iPhone>Mac>iPad>Apple Watchなので、それに準じたのか。

単純計算だと6割の店舗面積

以前の店舗は400平米 x 5フロア = 2000平米、仮店舗は200平米 x 4フロア = 1200平米なので、過去の60%の店舗面積ということになる。

販売フロアも半分近くの面積に減っているので、展示の仕方がずいぶん異なる。狭い店舗面積を活用するため柱の間に棚を設けるなど工夫が見られる。

仮店舗は仮店舗

仮店舗の店内はAppleらしく上品な内装だが、既存のビルにテナントとして入っているので、どうしても元の建物のテイストが残っている。ビルの設計は国立競技場でお馴染みの隈研吾さん。木材を多用する設計で有名なので、Apple Storeのデザインテイストと似て入るけど、多少雰囲気が違う。

フロア毎の面積が狭いので、Apple独特の世界観は充分に表現できていないようだ。やはり、この店は仮店舗なのだろう。とは言え、Appleの全製品は展示してあるので、2年間営業するには過不足はないと思う。

2年後はまったく新しいビルに新店舗は出店するので、Appleの世界観が十全に表現される内外装になるはずだ。2年後を楽しみに待ちましょう。

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Kindle本の「売れ筋ランキング」と「人気順」の仕組みを考える

Kindle本のランキングとは?

AmazonのKindle本には「売れ筋ランキング」というのがある。ジャンル毎に現在売れている本がランキングされている。

Amazonの説明によると、Amazonランキングは、Amazonでの売上に基づいて決まる。Amazonで販売されている商品の最新販売数と累計販売数を反映して、1時間ごとに更新される。ポイントは、1時間に売れた数だけではなく、過去の販売数も影響するということだ。リアルタイムで売れているからといってランキングが上位になるとは限らない。過去の販売数がどのように影響しているかは不明だ。

Amazonランキングについて

Amazonランキングは、Amazonでの売上に基づいて決まります。Amazonで販売されているすべての商品の最新販売数と累計販売数を反映して、1時間ごとに更新されます。

Amazonランキングは、商品が総合的にどのくらい売れているかを示しており、必ずしも同じカテゴリの商品との関連でどのくらいよく売れているかを示しているものではありません。カテゴリ別のランキングでは、そのカテゴリ・サブカテゴリの中で注目に値する商品をご紹介しています。

人気のあるサブカテゴリでランキング上位に入っている商品は、その商品の詳細ページで情報を確認できます。メインのAmazonランキングリストと同じように、カテゴリ別のランキングもAmazonでの売上に基づいて、1時間ごとに更新されます。

実感としては、過去の累積販売数が2割、現在の販売数が8割ぐらいの影響がありそうな気がする。

5種類のAmazonランキング

Amazonのランキングというと、「売れ筋ランキング」が一般的だが、実は5種類のランキングがある。検索ワードによる「急上昇ワードランキング」、新製品が選ばれる「新着ランキング」、ユーザーの「ほしい物」が影響する「ほしい物ランキング」、ギフト設定で購入した商品が影響する「ギフトランキング」がある。ちなみに「急上昇ワードランキング」はAmazonのメニューから辿ると「人気度ランキング」の名称になっている。

「人気度」とは?

ランキングは販売数を基にしているのでわかりやすいが、よくわからないのが「人気度」だ。これは、Kindle本の著者が作成できる著者専用ページである「著者セントラル」にあるものだ。

筆者のページだと、人気度順では、現在「ねこつくりの宮」がトップに並ぶ。

この「人気順」は「売れ筋ランキング」と大きく異なる。

例えば、筆者の例で言えば、「ねこつくりの宮」のランキングは現在(2022/08/29)約14,000位。

同じ筆者の著作である「ふたりの余命」は2,473位。売れ筋ランキングで言えば、「ふたりの余命」の方が上位に来るが、人気順だと「ふたりの余命」は、かなり後方に並ぶ。

 

Amazonに問い合わせてみたところ、仕組みは非公開だそうだ。人気順は一度変動すると、なかなか変わらないし、明らかに売上とは連動していないので、何らかの別の要素があるようだ。他に影響しそうな要素としては、過去の累積販売数やレビュー数だけど、どちらも関係しているようには思えない。レビューがあまりついていない作品でも人気順では上位な例があるからだ。

よくわからない人気度

結局、「人気度」はよくわからなかったが、ヒントはある。「著者セントラル」以外のAmazon商品は、「アマゾンおすすめ商品」順でデフォルト並んでいる。

「著者セントラル」には「Amazonおすすめ商品」はないが「人気度」がある。「著者セントラル」のみ「Amazonおすすめ商品」を「人気度」にリネームしているだけのように見える。

「著者セントラル」は「著者」が自作をPRする場でもあるので、「Amazonおすすめ商品」という名称が使えなかったのかもしれない。

「人気度」=「Amazonおすすめ商品」だとすると、「人気度」の仕組みも同じだと思われる。Amazonの「おすすめ商品」は、ユーザーによって異なるらしい。購入履歴、持っている商品、商品の評価を元におすすめしているそうだ。

お客様の購入履歴、持っている商品、商品の評価などのデータが検証されます。Amazonサイトでのお客様のアクティビティを他の購入者と比較し、このデータを使用して、お客様へのおすすめで興味を持っていただけそうな他の商品をおすすめします 。

おすすめ商品の内容は、お客様ご自身が商品をご注文後あるいは評価後、あるいはお客様と類似した他のお客様の関心が変化するなど多くの要素に基づいて、定期的に変更されます。そのため、気になる商品が見つかったら、ほしい物リストショッピングカートにひとまず入れておくと、後でまとめてチェックができて便利です。

と、思ったら、他のユーザーに試してもらうと「人気度」の並びは一切変わらなかった。つまり、「人気度」はユーザーに好みは反映されないのだ。

やはり「人気度」の仕組みがよくわからなかった。調べてわかったら、またご紹介します。

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Netflixの低価格広告プランはネガティブサイクルを断ち切れるか?

広告付き低価格プラン

会員数減少に直面しているNetflixは、新たな会員を獲得するために広告付き低価格プランを予定していることを発表している。

動画の冒頭などに広告を流すことで、ユーザーの会費を安くするプランだ。

Netflixは最適な動画配信環境を提供することがブランドイメージだったが、広告付きはそれに逆行している。

それでも、広告付き低価格プランを用意しないといけない状況を考えてみたいと思います。

Netflixにおけるネガティブスパイラル

毎月一定額を支払えば、無制限でサービスが受けられるサブスクリプション・モデルは爆発的に流行した。動画や音楽にとどまらず、配送や飲食などサブスクは多岐にわたっている。

サブスクは、サービスごとに料金を支払う手間がなく、支払い処理を行う心理的障壁がない。企業側からしたら、毎月一定額の支払いがあるので、経営が安定する。個別販売・レンタルだと、ヒット作がないと売り上げがすぐに落ちてしまい、売上は不安定だ。

ユーザー・企業双方にメリットが大きいサブスクだが、ここに来て限界が見えてきている。毎月支払ってもらうためには、毎月サービスを利用しないともらわないといけない。サービスを利用しないユーザーはいずれ解約してしまう。

音楽であれば、何度も同じ曲を流すことはあるが、動画だと同じタイトルのものを何度も観ることは少ない。動画配信サービスの場合、新しい作品を常に提供し続けないとユーザーは飽きてしまい、解約してしまう。

Netflixは多くのユーザーから集めた会費を元手に映画並みの作品を大量に制作し、その作品を目玉にして、さらなる会員を集めるビジネスモデルだった。「全裸監督」や「イカゲーム」がわかりやすい例だ。

ところが、会員数の伸びが鈍化してきた。必要なユーザーの多くが会員になってしまったからだ。それでも、売上を増やすために会費の値上げを行うが、アメリカではスタンダードプランが約14ドル(日本円で約1800円)とかなり高額になってきてしまった。

値上げが続き、コストパフォーマンスが悪いと判断すると、ユーザーは退会してしまう。会員数が減少してくると、製作費が不足して新作を提供できなくなり、その結果コスパが悪化したと感じた会員が退会する。

Netflixのビジネスモデルが逆方向に回るネガティブ・スパイラルが起きてしまった。

そのスパイラルを打破するために、制作費を回収し、会員を増やす低価格広告プランが必要になったのだ。

Netflixだけの問題?

低価格広告プランはNetflixだけではなく、Disney+も用意している。それ以外の動画配信サービスも追従する姿勢を見せている。

動画配信サービスは他社と差別化するにはオリジナル作品を用意しないといけない。そのために会費を集め続けないといけないので、低価格広告プランが必要になる。

日本やアメリカでは、物流特典を含めたAmazon Primeが人気で、Netflixは「付け足し」モデルとして人気を博してきた。だが、ここでみてきたように会員数減少という逆回転が始まると、そのモデルは一気に崩壊へ向かっていってしまう。

Disney+という強力なライバルが出てきたのも大きい。Disney+は、ディズニー、ピクサーなど数多くの独自コンテンツ資産がある。またテーマパークや映画など別の売上が大きいのでオリジナルコンテンツの製作費も潤沢にある。

基本的に動画配信サービスしか売上がないNetflixにとって、Disney+は強力なライバルだ。Disney+も対抗して低価格広告プランを用意しているらしいが、より必要としているのはNetflixだろう。

低価格広告プランは、スタンダードプランの半額ぐらいだと予想されているが、広告出現の頻度はまだ明確になっていない。金額と広告頻度がユーザーにとって絶妙なバランスを維持できていれば、Netflixは再び会員数が増えて、会費を製作費に使えるポジティブサイクルが復活する。

ただ、値下げが限定的で、広告がウザいほど多いとユーザーの満足度は低下し、ネガティブスパイラルを止められなくなる。

決算が悪化して以来、Netflixはコスト削減に躍起で、制作費も制限されていると聞いている。今まで潤沢だった「Netflixマネー」が突然消滅して、驚いている日本人関係者も多いらしい。映画並みかそれ以上のコンテンツを妥協なく制作するNetflixのコンテンツ制作に対する姿勢は、日本だけではなく世界のエンターテイメント業界に好影響を与えてきたと思う。以前のような制作ができるように、低価格広告モデルには是非成功してほしいところだ。そのためには、ユーザー志向に立った緻密なバランス感覚が求められる。

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2022年秋のApple新製品発表スケジュール。11月にはARゴーグルが発表される?

イベントは3回?

Appleのイベントが日本時間9月8日に開かれる。例年より1週間早い開催にはなにか理由がありそうだ。開催場所は自社のApple Parkなので、場所が予約できないなどの理由ではない。

ひょっとすると、他イベントとの間隔を少しでも開けるためにイベントを前倒しするのかもしれない。最近の傾向では、9月の他に10月にもイベントがあることが多い。

例年通り2回だったら前倒しする必要はないので、今年の秋は3回のイベントを開く可能性がある。

そのイベントで何が発表されるか考えてみます。

9月のイベント

まずは、9月のイベントで発表される製品は、こちら。

  • iPhone 14
  • iPhone 14 Max
  • iPhone 14 Pro
  • iPhone 14 Pro Max
  • Apple Watch series 8
  • Apple Watch SE
  • AirPods Pro

iPhoneシリーズとApple Watchが登場するのは確実だろう。噂ではiPhone 14 miniはないらしい。日本でもアメリカでも売れていないので、仕方がない決断だ。その代わりに、iPhone 14にもMaxが追加される。大型ディスプレイのスマートフォンには一定の需要があるし、製品単価も上がるので、信憑性が高そうだ。

Apple Watchは、ナンバリングモデルであるApple Watch series 8の他に、新型Apple Watch SEが登場するかもしれない。新しいApple Watch SEは常時点灯ディスプレイを搭載し、買いやすい金額で設定されるに違いない。

噂されているタフネス版Apple WatchであるApple Watch Proは発表されない気がする。重いスマートウォッチにそこまで需要があるとは思えないし、丈夫にしたいならカバーを販売すればいい。あるとすれば登山用?

最後は新型AirPods Pro。発売から3年が経過しようとしている。3台目AirPodsの方が肌検出センサーのようにProを上回っている部分もありモデルチェンジが近いと思われる。

AirPods ProはiPhoneとの親和性が高いので、同時に発表されると予想する。

10月のイベント

10月のイベントで発表される製品は、こちら。

  • 16インチMacbook Pro
  • 14インチMacBook Pro
  • iPad
  • iPad Pro

新型MacBook Proが発表されるだろう。新型MacBook Airに搭載されたM2の拡張版M2 ProとM2 Maxを搭載する。今後は、毎年登場する新しいチップがMacBook Airのような標準モデルに搭載され、その後進化したProとMax、UlitraをMacBook ProやiMac Proに搭載していく段取りになると思われる。

現在M1を搭載しているiPad Proもモデルチェンジ対象だ。新型はM2チップを搭載するだろう。

iPadはここ数年9月のイベントで発表されているので、今年も新型が登場するのでは。

11月のイベント

11月のイベントで発表される製品は、こちら。

  • ARゴーグル

11月にはARゴーグルが発表されると予想する。Appleとしては全く新しいカテゴリーの製品だ。この新製品の発表のために、9月のイベントを前倒ししたのでは?

Appleが新カテゴリーの製品を出すときは、単独のイベントを開催する。iPhoneもApple Watchも個別のイベントがあった。新製品はコンセプトから説明が必要なので、相応の時間が必要だし、呼ばれるオーディエンスも違う。

他者のVRゴーグルはゲームや仮想空間に使われることが多いが、Appleはメタバースなどの仮想空間の提供は考えていないようだ。AppleのARゴーグルは、現実世界に情報を付加する拡張空間を表示するものになりそうだ。

ARゴーグルのヘッドマウントディスプレイが動画鑑賞にも使えれば、コンテンツ消費も可能なので、Appleのエコシステムをより強固にすることになる。

当たるかどうか

以上は、予測なので、本当に当たるかどうかわからない。ただ、イベントを前倒しする理由が、イベントを3回行うことにあるなら、発表されるのは既存製品ではないと思う。

最近発表されていない製品といえば、Mac Proぐらいだが、Mac Proだけでのイベントというのはちょっと考えづらい。

まずは、9月8日のイベントを楽しみにしています。

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今年のAppleイベントで買うものを考える。iPhone14?Apple Watch8?新型AirPods Pro?

今年もiPhoneの季節が来る!

日本時間9月8日2時に製品発表会を行うとAppleが発表した(正確には「特別なイベント」を実施するとあり、新製品を発表す記載はどこにもない)。

例年通りなら、イベントでは、新型iPhone、Apple Watchが発表されるはずだ。発表される製品のうち、なにを買うべきか考えてみます。

まずはiPhone

最近は事前のネタバレが多く、いまいち盛り上がらないイベントだけど、なにが発表されるのか、どんな新機能があるのか、それでも毎年ワクワクする。

おそらくきっと新型iPhone 14が発表されるだろう。筆者はiPhone 12 miniを使っているので、買ってから今年で丸2年になる。別に困っていないけど、そろそろ買い替えても良い時期ではある。

iPhone 14の新機能は、常時点灯ディスプレイ、ProMotion、ノッチの小型化などが予想されている。いつでも時刻が確認できる常時点灯ディスプレイは便利そうだけど、時刻ならApple Watchで確認できる。

懸念はminiシリーズがなくなってしまうことだ。筆者はpreminiの頃から小型の携帯電話が好きで買い続けてきた。iPhone 12 miniは小型でも高性能で、筆者的には完璧なスマホだった。

まあ、iPhone 12 miniで困っているわけではないので、新型iPhoneへの買い替えはそこまで優先順位は高くない。

Apple Watch

これもおそらくきっと新型Apple Watch series 8が発表される。新しいApple Watchには体温センサー内蔵され、画面が少し大型化すると噂されている。

筆者のApple Watchはseries 4で、もう4年も前のモデルになる。常時点灯ディスプレイではなく、画面サイズも小さい。

4年も使っていると、バッテリーは劣化して、バッテリーの状態は「最大容量85%」になっていた。85%だとまだまだ使えそうだけど、ガッツリ使うとバッテリーが一日もたない。

iPhoneよりも、腕時計型のApple Watchが常時点灯する方が便利そうだ。そろそろ買い替えてもいいかも。

ひとつ懸念は、Apple Watchのサイズが大型化していること。大きいと、ランニングしている時に邪魔になる。新型もまた大型化すると噂されている。あまり大きくなりすぎると、Apple Watch series 8は回避して、同時に発売されると噂される新型Apple Watch SEでも良いかもしれない。

AirPods Pro

こちらは確実ではないけど、新型AirPods Proが発表される可能性は高い。AirPods Proは発売から3年が経過しようとしていて、新モデルが登場してもおかしくない時期だ。

新しいAirPods Proには、ロスレスオーディオ、ステムの小型化、スピーカー内蔵ケース、肌検出センサー、バッテリーの増強などが予想されている。

初代AirPods Proは発売日に買ったので、バッテリーがそろそろ劣化しているはず(設定でユーザーはAirPods Proのバッテリーの状態を確認できない)。

初代もまだ使えるけど、2台あるともっと便利だ。もしバッテリー持続時間が改善されるなら、ぜひ買いたい。

AirPods Proか、Apple Watchか

今年買うならAirPods Proか新型Apple Watchが良さそう。だけど、両方買うのはちょっと厳しい。どちらかを買うなら、滅多にモデルチェンジしないAirPods Proか。安いApple Watch SEなら両方買っても良いかも。

まずはイベントでなにが発表されるか確かめたいですね。

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PS5の値上げはソニーにとって僥倖か?

PS5が値上げ

PlayStation 5を5,500円値上げすると発表した。通常版が60,478円(税込)、ディスクシステムがないデジタル・エディションが49,478円(税込)になる。

物価の上昇と為替の変動を値上げの理由にソニーはあげている。ウクライナ情勢以降、さまざまな商品が値上がりしたし、それ以前も半導体不足で多くの電子製品が値上がりする傾向にあった。

アメリカがインフレを抑えるために利上げを敢行したことで、日米の金利差が生じ、為替は円安に触れている。

そういった状況で、値上げは止むを得ないが、PS5にとっては良い兆候かもしれない。

品不足が続くPS5

PS5は発売から2年が経過しようとしているが、いまだに在庫が潤沢ではなく、欲しい時に購入できない。これは異常事態だ。コロナ禍という特殊な事情ならまだしも、半導体不足とはいえ、長い間、品不足が続くのは需要と供給のバランスが著しく崩れているからだ。

どうして天下のソニーがこんな販売機会の損失をずっと続けているのか、何度説明されても腑に落ちないけど、値上げによって需要が減退すれば、供給とのバランスが改善するかもしれない。

転売屋問題も解消?

売屋問題も改善する可能性が高い。品不足が続いている理由のひとつは、転売屋がPS5を買い占めているため、一般の顧客へ回ってこないことだ。

値上げによって上昇した価格に転売屋がさらに上乗せすれば、さすがに売りにくくなる。どんなに欲しくても、製品価格が7万円、8万円を越えてくると、一般の顧客は手が出せなくなってくる。

転売屋問題とは、結局は需要と供給がアンバランスなことが原因なのだから、値上げによって需要が減れば、解消する可能性が高い。

ソニーにとっては好機だった?

品不足解消のために、値上げが有効なのをソニーは知っていたが、今までは実行できなかった。ゲーム機は発売から年数が経てばチップがシュリンクされて値下げしていくのが普通で、値上げするのは極めて異例だ。いくら需要が高くても、値上げは消費者の反発を招く危険性がある。最初の値付けが過ちだったと認めることにもなる。

今回の値上げは時流に沿っているので、そこまでの反発はないだろう。みんな値上げに慣れしてしまっているからだ。

ソニーが目論んでいたかどうかわからないが、値上げによって品不足が解消される僥倖が起きるかもしれない。

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2023年初頭に発売されるPS5向けVRゴーグル「PS VR2」は成功するのか?

PS VR2を2023年初頭に発売

PS5向けVRシステム「PS VR2」を2023年初頭に発売するとソニーが発表した。今回は発売時期だけで、価格や詳細な仕様が発表されなかった。

PS VR2が成功するのか考えてみます。

VRゲームに特化

今、VRというとメタバースが真っ先に頭に思い浮かぶが、PS VR2はVRゲームに特化している。片目2000×2040の有機ELの4K HDRディスプレイ、3Dオーディオ、視線をトラッキングするカメラ、モーターによる振動フィードバックと、ゲームの興奮を増幅させる機能が多数内蔵されている。

ローンチタイトルも「Horizon」など、VRで楽しめるゲームが予定されている。

軽量・ケーブル1本

PS VR2はバッテリーを内蔵していないので軽量だ。USBケーブル1本でPS 5と接続して使用する。ケーブル接続なので、PS 5の近くで遊ぶことを想定している。

メタバースへの転換は?

PS VR2の説明ページには、メタバースへの言及はなく、VRゲームへの使用に特化している。以前、ソニーはセカンドライフのような仮想世界「ホーム」を提供していたが、2015年にサービスを終了している。

今のところ、ホームのようなサービスをVRで行う計画は発表されていない。ただ、メタバースというワードがバズる中、仮想世界について全く説明しないのも不自然な気もする。

ソニーにはホームの運営で培った知識と経験があるので、PS VR2発売と同時にメタバース世界を構築した「新ホーム」が誕生してもおかしくはない。

VRゲームから仮想世界へ

PS VR2の説明ではメタバースに言及していないが、ソニー本体はメタバースを今後の成長領域だと説明している。

ソニーのメタバースのキーワードは、「ライブ」だ。ゲームやコンサートなど、ソニーが得意とするエンターテイメントの興奮を拡大するために、メタバースというかVRを活用する方針だ。PS VR2もゲームだけではなく、4Kで映画鑑賞できる機能がある。

では、Meta社がすすめるような仮想世界をソニーは考えていないのか。

仮想世界的メタバースは注目されているが、まだ成功する兆しはない。ザッカーバーグが投稿した画像が貧弱で炎上したのは記憶に新しい。

いわゆるホームやセカンドライフ的な仮想世界よりも、現状はゲームから入り込む仮想世界の方が成功している。フォートナイト上などゲーム世界でのライブは成功しているし、アバターなどの購入が活発で、ゲームを中心としたエコシステムを構築しつつある。

ソニーも、PS VR2を用いて、VRゲームやライブを活性化させて、その延長線上のメタバース世界を考えているのかもしれない。その方が、仮想世界をゼロから構築するよりもリスクが小さく、成功する確率も高くなりそうだ。実際の生活を仮想空間に持ち込んでも、それは現実の延長でしかなく、現実から離れたゲーム世界の方が楽しめるという発想だ。

PS VR2が成功するかどうかは、VRゲームとライブの先にある。これらが一般化すれば、PS VR2の人気が高まり、ユーザーが集まる。VRゴーグルを装着することにユーザーが躊躇わなくなれば、VRゲームのエコシステムが固まり、VRゲーム自体が仮想世界になる未来が来ると思われる。

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Appleが9月7日10時にイベント「Far Out.」を開催を発表。発表されるのはiPhone 14?Apple Watch8?AirPods Pro2?

9月7日にイベントを開催

9月7日に製品発表イベントを開催するとAppleが発表した。場所はApple Park本社で、全世界から報道関係者を招待して行う。

新型iPhoneを発表するとしたら、9月にイベントを開催するようになってから9月7日での発表は過去最速。10月と11月にもイベントがあるから早めにイベントを行うことになったといわれている。

招待状には、宇宙の星を象ったようなAppleマークだけがある。星の数ほど製品が発表されるということなのか。星が見えるほどに進化したナイトモードを搭載したiPhoneが登場するのか。

イベントのテーマは「Far Out.」で、「超える」「斬新」みたいな意味。既存とは異なる斬新な製品を発表することを示唆しているのか。

Appleがイベントで何を発表するのか考えてみます。

iPhone 14

ほぼ確実に発表するのが新型iPhone 14。新型チップに、常時点灯ディスプレイの搭載、ノッチのパンチホール化が噂されている。

Apple Watch series 8

過去の慣例通りなら、新型iPhone 14と共に新型Apple Watch series 8が発表される。Apple Watch 8には、体温測定機能が搭載されるといわれている。

第2世代AirPods Pro

初代の発表から2年が経過したAirPods Proの新型が発表されると噂されている。ロスレスオーディオへの対応、ステムの縮小化、第3世代AirPodsにある肌検出センサーが搭載されるといわれている。

VRゴーグルはなし?

たくさんの星を散りばめられた画像から、3Dで仮想空間を表示するVR / ARゴーグルを想起させされるが、ゴーグルのような新基軸な製品は別のイベントで発表されるだろうから、今回は発表されないと思われる。新しい製品のイベントがあるから、今回のイベントが通年より前倒しになったと予想できる。

まずは、9月7日のイベントを楽しみにしたいと思います。

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Macのキーボードショートカットで家電をコントロールする方法

AppleチップMacはiOSアプリが使える

M1 / M2チップ搭載MacはiOSアプリがインストールできる。家電コントロールなどMacに提供されていないアプリもMacを使って利用できる。

キーボードショートカットを付与することで家電をコントロールできるようになる。

その方法をご紹介します。

Macのキーボードショートカットで家電をコントロールする方法

  1. ここではHomeLinkを使う。MacにHomeLinkをインストールする。「App Store」で検索して、「iPhoneおよびiPad App」を選んでインストールする

  2.  「HomeLink」をMacにインストールすることで、iPhoneで設定した「ショートカット」がMacで使用できるようになる。HomeLinkでショートカットを設定する方法は、こちら。Siriで操作できるように設定すると、「ショートカット」ができる

  3. Macで「ショートカット」を起動する

  4. 同じiCloudアカウントのiPhoneで設定した 「ショートカット」がMacに並ぶ

  5. ショートカットをクリックすると、「アクセスすることを許可しますか?」と表示されるので、「許可」。ショートカットが起動する

  6. ショートカットのアイコンをダブルクリック

  7.  右上の「設定」をクリック

  8.  「詳細」タブ→「キーボードショートカットを追加」をクリック

  9. 設定するキーボードショートカットを入力。これで完了。設定したキーボードショートカットをキーボードで入力すると、ショートカットがが実行される

  10.  キーボードショートカットで設定すると、「システム環境設定」→「キーボード」→「ショートカット」タブ→「サービス」に設定したショートカットが並ぶ。ここからでも、キーボードショートカットを変更できるようになる。

なんでもMacで

今まではiPhoneしか操作しないアプリが多かったが、Appleチップ搭載Macなら、多くのiOSアプリを起動できるので、多くの作業がMacで完結できるようになった。

キーボードショートカットを設定すれば、キーボードから手を離すことなく家電を操作できる。HomeLinkとAppleチップMacを持っている人は試してみてください。

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ザッカーバーグの投稿はなぜ炎上したのか考える

ゲームキューブ?

Mateのマーク・ザッカーバーグCEOの投稿が炎上した。自社のメタバース内の自撮り画像が昔のゲーム機みたいに低レベルなグラフィックで、「メタバースとはこんなものか?」「2兆円もかけてこの程度?」のような批判が起こっている。

どうしてザッカーバーグの投稿が炎上したのか考えてみます。

[:contents]

終わらないMeta批判

情報流出やターゲット広告モデルなどへの批判でFacebookのブランドイメージは大きく低下した。今までのように広告では利益を稼げないとザッカーバーグは社名をMetaに変更し、メタバースへ注力するようになった。

それでも、Facebookは存続しているし、広告モデルも健在だから、Meta批判は尽きない。そういったFacebookを批判したい勢がザッカーバーグのミスをあげつらおうと虎視眈々と狙っている。今回の投稿は、そういった人達にとっては格好の餌だったわけだ。

メタバースへの疑念

ネットでメタバースの文字を毎日見るけど、すべての意見が肯定的ということはなく、批判的な意見も多い。「ゴーグルが重い、うざい」「セカンドライフとなにが違う?」などの疑問が払拭された状態とは言えない。

そんな状況で、今回のザッカーバーグの投稿は、メタバースの疑念を増幅させ、火に油を注ぐものになっている。メタバースへの批判のひとつに、「グラフィックが粗い」というのがある。メタバースは「仮想世界」だが、その世界を描写するグラフィックが汚いと、仮想世界に没入できない。現実世界と見間違うような映像を表現するには8Kが必要だそうだが、そこまで達したメタバースは現時点では存在しない。

ザッカーバーグが投稿した画像は、8Kどころか20年前のPCゲームの画像みたいだ。これではメタバース世界に没入もできないし、別世界を味わえなければ、メタバースは不要で現行のチャットやSNSで充分という意見が強まるのは仕方がないところだ。

メタバースの未来は?

今回の炎上は、メタバースとメタバースを主導するMetaへの疑念がかなり根強いことがわかった。批判の大きさにザッカーバーグは「これは本番ではない」と早速反論したが、メタバースとMeta批判は鳴り止まない。

批判はあるが、メタバースには、性別や人種など現実のプロパティから脱却できるという大きなメリットがある。生まれついた属性や外見から脱して別の人生を歩めるメタバースは成功すれば、革命的効果が得られる。

批判を跳ね除ける素晴らしいメタバース世界をMetaに造ってもらいたい。

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Apple Watchの新OS「watchOS 9」で生まれ変わるワークアウト。選択を迫られるランナー

watchOS 9の目玉はワークアウト

この秋に登場する予定のApple Watchの新OS「watchOS 9」の目玉は、「ワークアウト」だ。ワークアウトはApple Watch初期からあるアプリで、ランニングや運動をするときに使うと、距離や時間、ペースなどを計測できる。

watchOS 9のワークアウトは過去にないほどのアップデートが行われて、今までにないさまざまな機能が使えるようになる。

新しいワークアウト表示

新しいワークアウトでは、過去になかったさまざまな表示が可能になる。今までのワークアウトは数値だけだったが、Digital Crownを回すことで、アクティビティリング、高度などがグラフィカルに表示できるようになる。

心拍数範囲

ワークアウトの強度レベルもグラフィカルに表示される。過去のデータをもとに心臓への強度を教えてくれる。

ワークアウトをカスタマイズ

ワークアウトとリカバリーをカスタマイズして設定できる。ペースや心拍数、ケイデンス、パワーのアラートを受けることもできるので、自分のワークアウトが正しいペースなのかどうか確認できる。

必要なペースの表示

設定した距離と時間を達成するために必要な残りペースを教えてくれる。

過去の記録に挑戦

過去に自分と走った記録と今回のペースが上回っているか比較できる。レーシングゲームによくあるゴーストみたいだ。

ランニングフォーム指標

歩幅の長さ、接地時間、上下動を新たに表示できるようになり、ランニング中のフォームが正しいかどうかチェックできる。

ランニングパワー

ランニング時にどれだけのパワーを使って走っているかチェックができる。おそらくケイデンスや上下動から計測していると思われる。

盛りだくさんだけど

watchOS 9のワークアウトの新機能は盛りだくさんだ。特にランニングを趣味にしている人は使ってみたい機能が多い。ただ、このワークアウト機能は、Nike Run Clubなど他のランニングアプリでは使うことができない。ランニングの習慣づけるために、ランニングアプリや走行距離の記録やトロフィーやバッヂがもらえる機能があるので、継続的に使っていたアプリから新しいアプリへ移行するの躊躇する。

Apple Watchは複数のアプリを起動することもできるので、バックグラウンドで今までのランニングアプリを起動しておいて、純正アプリの「ワークアウト」画面を表示することはできる。ただ、Apple Watchのモデルによっては、性能不足でアプリが落ちてしまう可能性がある。

新しい機能を他のランニングアプリに解放してほしいが、たとえ解放してくれても他のアプリが反映させてくれるとは限らない。残念ながら、多くのベンダーがApple Watchのアプリ開発にあまり積極的ではない。

watchOS 9をローンチをきっかけにして、新しいアプリの開発が進めば、Apple Watchの魅力はさらに高まるだろう。AppleもApple Watchの機能を解放して、他社アプリでも取り入れられるようにしてほしい。

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新MacOS「Ventura」の新機能「ステージマネージャ」が便利なのか考える

MacOS Venturaの目玉

新しいMacOS「Ventura」の目玉機能のひとつが「ステージマネージャ」だ。Mac上でいつでも起動しているアプリが確認できて、切り替えることができる。

本当に便利なのか考えてみます。

アプリの切り替えはスムーズ

ステージマネージャでは起動しているアプリが左端に並ぶ。そのアプリをクリックすると、アプリを切り替えることができる。今までのMacOSでアプリを切り替えるのに、Dockの作業中のアプリをクリックするか、Mission Control、キーボードで⌘+Tabキーが一般的だった。

Dockに並べるアプリには制限があるし、Dockを隠した状態だと画面下部にポインタを移動させて、Dockを表示してクリックする2段階の作業が必要だ。

⌘+Tabキーの切り替えは、キーボードから手を離さず切り替えることができるが、起動しているアプリが多いと切り替えるのにTabキーを何度も押さないといけない。

Misson Controlがステージマネージャの機能に一番近いが、こちらもMisson Controlを表示してアプリを選ぶ2段階の作業が必要だ。

ステージマネージャなら、画面端に並ぶアプリをクリックすれば、切り替えられる。

Missson Controlとの違い

Mission Controlとの違いは、ステージマネージャでアプリを切り替えると、他のアプリはステージマネージャに収納されるので、デスクトップがすっきりすることだ。Mission Controlは使用するアプリを選ぶが、起動中のアプリのウィンドウは収納しなければそのままだ。

起動したアプリの位置を移動できるのも、ステージマネージャの大きな特徴だ。複数のアプリを重ね合わせることも可能で、作業に最適なワークスペースを構築することが自由にできる。

画面が狭くなるのが欠点

便利そうなステージマネージャだけど、欠点は画面が狭くなることだ。ステージマネージャは常に表示されるので、作業するアプリの横の表示面積は狭くなる。だからか、Apple公式のステージマネージャの紹介は画面が広いiMacばかりで、Macbookの画面がない。

フルスクリーンでアプリを使う人はステージマネージャを使うことができない。

そろそろパブリックベータを試す時期

あれこれ想像するよりも、OSは使ってみないと良さがわからない。今日現在(2022/08/19)Venturaのパブリックベータ3まで公開されている。そろそろバグも減ってきていると思うので、古いMacbook Proにインストールしてみて試そうかな。

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MacでiPhoneのアプリをインストールして使用する方法

Appleシリコンのメリット

AppleシリコンのM1・M2チップ搭載のMacにはiPadOS・iOSアプリをインストールすることができる。インストール方法をご紹介します。

MacにiPhoneアプリをインストールする方法

  1. メニューバーのをクリックして「App Store」を選ぶ

  2. 左上の検索窓にワードを入力

  3. 「iPhoneおよびiPad App」を選ぶ
  4. 「iPhoneに対応しています。macOSでは検証されていません」と表記があると、Macでは動作しない可能性はある。「入手」をクリックすると、インストールされる

  5.  「このAppは、iPhoneおよびiPadのApp Storeでのみご利用いただけます」の表記があると、MacOSにはインストールできない

多くのアプリが使用可能

「Amazon Echo」のように使用できない(Amazonが使用を不許可にしている?)アプリはあまりなく、多くのiPhoneアプリをMacにインストールして利用できる。Mac用のアプリがあっても、iOSアプリを使うこともできる。iOSアプリなので、マウスやトラックポイントでタッチスクリーンを触れるように操作する。普通に動作できるアプリが多く、遊べるゲームもたくさんある。

家電をコントロールするアプリなどはiPhone版しか用意されていないことが多いので、iPhone版アプリをインストールすることでMacから家電を操作できる。

ぜひお試しください。

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