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生中継はAbema TVの生きる道。インターネットテレビと生中継の相性の良さ

「生中継はAbema TV」というブランド

先日、雨上がり決死隊の宮迫とロンドンブーツ1号2号の亮の会見をAbema TVで観た。Abema TVは全編ノーカットで中継した。

その前も、南海キャンディーズの山里と蒼井優の結婚会見もノーカットで中継していた。事件や会見があったとき、Abema TVをつければ、すべてを包み隠さず観ることができる。

ネットでは「なにかあったら、Abema TV」というイメージが浸透してきている。

Abema TVは、一週間に1000万人のアクティブユーザーを集める国内最大手のインターネット動画配信サービスになったが、年間200億円の赤字を計上している状況だ。

先行投資としてサイバーエージェントが赤字を補填できている状態が、いつまで続くかわからない。

この「生中継」はAbema TVを救う特効薬になるかもしれない。

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インターネットテレビと生中継の相性の良さ

宮迫の会見は2時間半に及んだ。それをノーカットで生中継できたのは、Abema TVがインターネットテレビであり、複数のチャンネルを保有しているからだ。

必要があれば、チャンネルを増やすことも容易だ。これは時間とチャンネルに制約がある地上波放送ではできないことだ。

生中継をそのまま流すリアルな番組は、歪曲や隠蔽を嫌うネットユーザーに好まれる。先日の中継でも亮が語った「テレビ局は吉本の株主」という下りをカットした民放や新聞社も多かったが(流したテレビ局もあった)、Abema TVではすべて流した。

こういった「何も隠さない」という姿勢が信頼に繋がり、「なにかあったらAbema TV」というイメージが構築されたのだと思う。

また、Abema TVにはコメント機能がある。視聴者がコメントを入力して中継画面と共に参照できる。コメント機能により、ひとりで自宅にいてもライブ感をもって鑑賞できる。

生中継をAbema TVで視聴する人が増えれば、地上波しか観ていなかった人にインターネットテレビを視聴する習慣がつく。ユーザー数が増えれば、有料会員が増加し、広告モデルが機能してくる。

黒字化は遠いが光明は見えてきた

生中継を流すことで、黒字化できるかはわからない。黒字化するには有料会費や広告などの売上を伸ばすことも大事だが、コストを減らす必要がある。

Abema TVはサイバーエージェントとテレビ朝日が出資している。Abema TVの番組の多くにテレビ朝日スタッフがかかわっている。だから、しっかりした番組作りができるとも言えるが、地上波テレビ並にコストも高くつく。

宮迫の会見も、テレビ朝日のアナウンサーがスタジオで司会をしていたし、カメラマンもテレビ朝日のスタッフだろう。インターネットに流すなら、もっと簡易なネットカメラで撮影可能だ。ネットカメラの画質も向上しているので、どこかで高コスト体質から転換する必要がある。

安く簡易に生中継できるようになれば、コストも抑えられるし、生中継を増やすこともできる。

どこでも簡易に視聴できるAbema TVは生活に不可欠なものになりつつある。Abema TVが存続するためには、生中継などでユーザーを増やしつつコスト削減も並行して、迅速に行う必要があると思う。

 

 

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Amazon「Fire 7タブレット」(2019年版)購入レビュー。KindleとしてAlexaデバイスとしてAndroidタブレットして利用できるのはお得

プライムデーで購入

Amazonプライムデーで「Fire 7タブレット(2019年版)」を購入した。定価5,980円から45%値引きの3,280円で買うことができた。

タブレットはiPad、SONY「Xperia Z3 Tablet Compact」、大昔はASUSの「Nexus 7」も使っていたけど、Fireシリーズを自分用に購入したのは初めて。

使用感などをレビューします。

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パッケージ・外観は従来どおり

パッケージは紙製で、2017年モデルと変わらないように見える。

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外装も2017年モデルと変わらない。外枠が太く、少し昔のタブレットみたいで、いわゆる中華タブレットやNexus 7に似た雰囲気。

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唯一変更になったのは背面で、従来は「Amazon」のロゴが記載されていたが、2019年モデルは矢印だけになっている。

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サイズに変更はないが、重量は約286gで2017年モデルより9g軽くなった。持った印象は軽く感じる。枠が太いのでディスプレイサイズの割にボディが大きいので、中身が空洞っぽい印象を受ける。

背面の外装がラバーになっているので持っていて滑る感じはしない。裏技っぽい方法だが、カメラを下にしてひっくり返して掴むと、背面の矢印部分が指に当たって少しだけホールドされた感じになる。

Fire 7のスペック

スペック表は、こちら。

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SoCはFire HD 8相当で、CPUは前モデルよりArm Cortex-A53、GPUはArm Mali-T720 MP2にアップグレードされている。内蔵メモリは1GBのままで、現行のタブレットとしては物足りない。

実際の使用感は、お世辞にも快適とは言えない。スクロールにももたつくし、画面切り替えも遅い。

当たり前だが最近のiPadとは比較できない性能だ。筆者は5年前に購入した「Xperia Z3 Tablet Compact」(以下、Xperia Z3)を常用しているが、5年前のモデルのXperia Z3の方が高速だ。

Xperia Z3は内蔵メモリが3GBでFire 7と同じクアッドコアCPUを搭載していて、今でも滑らかに操作できる。

Android OSのバージョンが違う影響もあると思う。Xperia Z3の最終バージョンは6.0.1で、Fire 7のバージョンは7.1ベースだ。

気になるポイント

動作が遅いのも残念なポイントだが、他にも、

  • 無線「11ac」に未対応
  • モノクロスピーカー

は改善してくれても良かったかと思う。

Alexaは便利

2019年版Fire 7タブレットの変更点のひとつはAlexa搭載だ。ハンズフリー設定すれば、Fire 7にウェイクワード(たとえば「Alexa」)を話しかければ、スリープモードでも対応してくれる。マイクもそこそこ高性能で、離れた場所でも反応してくれる。

筆者宅にはAmazon Echo Dotもあるので、同じ部屋にふたつのAlexaを置くことになるが、「タブレットESPの動作」をオンにすると近いほうのAlexaデバイスだけが動作する。

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Amazon Echo Dotだけだと、部屋のいる場所によって反応しないことがあるので、 つい大きな声で発話してしまうが、部屋にふたつのデバイスがあると、安心して普通の声で呼びかけできる。

筆者宅ではAlexaで様々な家電をコントロールできるように連携してあるので、部屋のどの場所にいても反応してくれるのは非常に嬉しい。

解像度は低めだけどKindleとして使える

解像度は171ppiなのでかなり粗い画像ではあるが、Kindle端末としての使い勝手は良いと思う。軽い感じではあるし、7インチなので片手で掴むことができる。アプリの起動は遅いが、ページのスワイプは普通にできる。

AmazonプライムビデオやYouTubeも鑑賞できるが、解像度が低いからかSD画像表示になる。

3,000円なら優秀

スペックなど制約はあるが、3,000円台の価格はやはり破格だ。プライムデーが終わった後では、Fire 7タブレットはAmazon Echo Dotと同価格の5,980円。Alexaデバイスとして利用するならマイクとスピーカー性能が優秀なAmazon Echo Dotを選択するのもよいが、タブレットとしても使えるFire 7を選択するのもありだと思う。

Kindle端末と比べるとどうだろう。Kindleは定価8,980円でFire 7のほうが安い。KindleはE-inkディスプレイなので比較しづらいが、Kindleの解像度は167ppiなので、Fire 7タブレットの171ppiとほとんど変わらない。

E-inkはモノクロで目に優しいというが、画面切り替えが暗転するなど制約もある(以前よりはかなり改善されているが)。もちろん純粋なKindle端末は読書以外の用途では利用できない。

Fire 7はカラーディスプレイで、読書だけではなく、動画鑑賞やWebブラウザなどにも利用できる。

Alexaデバイス、Kindle、Androidタブレットなど色々な用途で使えることを便利ととらえるか、中途半端ととらえるかは人によって違うと思うが、プライムデー価格の3,280円ならお買い得だと思うし、5,980円でも悪くない買い物だと思う。

 

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最も利用されているQRコード決済は「PayPay」。普及の鍵は「共通化」

使われる「PayPay」

最も利用されているQRコード決済サービスは「PayPay」だということがMMD研究所の調査で明らかになった。

PayPayを最も利用しているQRコード決済サービスにあげた人は27.7%、2位がLINE Payの21.6%、次が楽天ペイの20.2%と続く。

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認知度も高く、PayPayを知っている人は70%にのぼる。

別の記事であげたように、PayPayは他のサービスよりも頭ひとつ抜け出ていると思う。

満足度が高いのはメルペイ

別の調査で最も満足度が高いサービスは「メルペイ」だった。メルペイに「とても満足」「やや満足」と回答したのは利用者のうち71%、2位がLINE Payの68%、続いて楽天ペイの56%だ。

メルペイの満足度が高い理由は、「メルカリの売上が使えるので新たにチャージしなくてもすむ」のと「iDが使える」点だ。

決済サービスを新たに使う障壁のひとつは「最初のチャージ」だ。今後使うどうかわからないサービスに現金をチャージするのは抵抗がある。

メルペイなら、メルカリの売上をそのまま利用できるので、チャージする必要がない。

iDに対応しているので、Apple Payとして端末にかざすだけで利用できる。QRコード決済サービスの課題はアプリを立ち上げてQRコードを見せる・取り込むのが手間なことなので、iD対応は利便性が高い。

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QRコード決済サービスを知っている人は85%

QRコード決済を利用している人は15.6%、一度利用したが現在は利用していない人は3.5%、検討中が4.7%。認知度は進んでいるが、利用者したことがある人は5人にひとり。

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新しいサービスとしてはまずまずの認知度と利用率だと思うが、これ以上利用者を増やす鍵は、「利用店舗の拡大」と「共通化」だろう。

QRコード決済のメリットのひとつは「クレジットカードなどのように端末なしに決済ができる」ことだ。QRコード決済は、店舗がQRコードを印刷した用紙さえ置いてくれれば決済できる。店舗数が増えれば、認知度もさらに高まるし、現金決済を避けてポイントが貯まるサービスの利用者も増えるはずだ。

もうひとつの普及の鍵は「共通化」だろう。PayPayの利用率が高いと言っても27%。20%を超えるサービスはPayPayを含めて3つあり、d払い、au Payの携帯電話系サービス、急伸するメルペイもあり、決済サービスは今後も乱立していくと思われる。カードのように物理的なものを増やさなくても良いので、ひとつのサービスに集約されることは難しい。

そうであればサービス間の「共通化」が進めば利便性が高まり、利用者も増えると思われる。

チャージ金額の共通化は、決済サービスの根幹にかかわるので難しいとしても、わりかん機能や送金プロトコルの共通化はできるのではないか。

たとえば、PayPay残高からLINE Payに送金できれば、片方しかサービスが利用できない店舗でもチャージ金額を融通して使うことができる。

年内は利用者を増やすためのキャンペーン合戦が続くかもしれないが、年末から来年にかけては、そうしたサービス間の連携が進んでいくと思われる。

 

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Switchがモデルチェンジ。新型Switchは新しいチップセットを採用?Switchの価格改定は2020年?

Nintendo Switchがモデルチェンジ

一体型である「Nintendo Switch Lite」(以下、Switch Lite)に続き、オリジナルの「Nintendo Switch」(以下、Switch)のモデルチェンジを任天堂が発表した。

任天堂のサイトの説明によれば、従来モデルとの違いはバッテリー持続時間のみ。

現行モデルでは2.5時間から6.5時間だったバッテリー持続時間が新モデルでは4.5時間から9時間に拡大、1.5倍以上バッテリーが保つようになった。

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その他、価格などには一切変更がない。

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新しいSoC

サイズ・重量も同一なので、おそらくバッテリー容量に変化はないだろう。

バッテリー容量は変わらないのに持続時間が伸びたのは、SoCをアップデートしたからだ。

現行モデルのSwitchは、NVIDIA Tegra X1のカスタマイズ版が使われていると言われている。新モデルではNVIDIA Tegra X2が採用されたと思われる。

NVIDIA Tegra X1は20ナノメートルプロセスルールで製造されていたが、NVIDIA Tegra X2は16ナノメートルプロセスなので、省力化されている。

Switch Liteが現行Switchより100g以上軽いのにバッテリー持続時間が長かった理由は、新しいSoCを採用したことにあった。

新型SwitchとSwitch Liteには同じ新SoCが採用されているはずだ。

価格据え置き。値下げは2020年?

今回のモデルチェンジで任天堂は価格を据え置いた。

例えばWiiは2006年12月に発売開始から約3年後の2009年10月に25,000円の定価を20,000円に改訂した。

Switchは2017年3月発売開始だから、すでに約2年半が経過している。価格改定が行われてもおかしくない時期だが、約10,000円安いSwitch Liteを併売することで、オリジナルモデルは値下げしなくても需要がつかめると判断したのだろう。

ただ、販売年数が経れば、原価は低減されているはずなので、オリジナルモデルは値下げする余地があるはずだ。今回オリジナルモデルの値下げは見送るが、販売状況を見ながらいずれ値下げを行うに違いない。値下げのタイミングは、おそらくポケモンと「どうぶつの森」が発売されて、任天堂ブランドのゲームタイトルが一通り出た後の2020年内と予想する。

 

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Facebookの仮想通貨「Libra」がすぐに利用できない理由

仮想通貨「Libra」登場

Facebookが中心となって新たな仮想通貨「Libra」(リブラ)を立ち上げようとしている。仮想通貨というとビットコインのように投機目的の運用が目立つが、リブラはリブラ自体の価値は変わらず、既存の通貨に代わり個人間の送金などを目的としている。

世界中には金融機関に口座を持てず、手数料が高くて利用できない人も多い。ブロックチェーン技術を用いることで、手数料のかからない誰でも安価で利用できる金融サービスを全世界で実現するのがリブラの理念だ。

だが、トランプ大統領が「仮想通貨は好きではない」と発言し、リブラを規制しようとしている。

おそらくきっとリブラは全世界で通貨として使われる時代はなかなかこないと思う。

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通貨は国家

国家を構成する要素は複数あるが通貨も重要な要素のひとつだ。政府や発行銀行(日本では日銀)が通貨の入出を管理することで経済をコントロールしている。自国通貨の価値を維持しながら、他国の通貨との調整を政府と日銀が行っている。

仮想通貨が世界で流通するためには、一国だけの規制を受けるわけにはいかない。

リブラが浸透し多くの人が利用するようになれば、国家がコントロールできない取引が増えてくる。徴税も難しくなる。

また、人々が仮想通貨を使うにはリブラが安定して信用を得る必要がある。リブラに暴落する危険性があれば人々は利用しづらい。リブラは「Libraリザーブ」という実在の資産を確保することで、リブラの信頼性を保証することになっている。

ただ、その保証はあくまでも民間の団体が行うものであり、国家ではない。

今の法定通貨がグローバル経済の制約になっているのは間違いない。為替相場によって価値は上下し、手数料もかかる。グローバル仮想通貨が実現すれば、便利だと思う。

現在、アメリカなどでどのようにリブラを扱うか議論が進んでいるし、Facebookも議論の決着がつくまで強引に導入しないと言っている。個人情報漏洩で評判を落としたFacebookは、リブラを強引に導入するつもりはないようだ。

 リブラが実現するかどうかは、かなり長期的に見る必要があると思う。

 

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QRコード決済サービスをひとつだけ使うならPayPayが良い6つの理由【2019年10月版】

乱立するQRコード決済サービス

PayPayの2億円キャンペーンに端を発して、QRコード決済サービスがとんでもない勢いで増えている。あまりにも種類が多くて、一般の人はどれを使ったら良いかわからないだろう。

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そういう人は、まずはPayPayを導入するのをおすすめする。

以下に、どうしてPayPayが良いか記します。

使える店舗が多い

PayPayが利用できる店舗は、QRコード決済サービスの中でおそらく最多だろう。

7月からセブンイレブンでも利用できるようになったので、全ての主要なコンビニでて利用できる。

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スーパー・ディスカウントストアでも利用できる。セブン&アイグループのイトーヨーカドーでも利用できる。

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ドラッグストアもかなり多くの店舗で利用できる。

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飲食店も松屋や吉野家で利用できる。

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チェーン店以外でもPayPayを導入した個人店舗は多い(おそらく最多)。ソフトバンクグループの圧倒的な営業力で対応店舗数を急速に増やしている。

豊富なチャージ方法

PayPayは多くのチャージ方法が選べる。

  • 銀行口座からのチャージ
  • ヤフーカードからのチャージ
  • 現金によるチャージ

銀行口座からのチャージでは、三菱UFJ銀行が未対応だったが、Yahoo!マネーと統合されたので、三菱UFJ銀行や多くの地方銀行からもチャージできるようになった。

セブン銀行のATMからもチャージできるので、現金でチャージすることも可能だ。

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クレジットカードを登録できる

手持ちのクレジットカードを登録することで、PayPay経由でクレジットカードでの支払いができる。

カードがあるなら、クレジットカードで直接払った方が良いと思いがちだが、クレジットカード決済端末を導入していない個人経営の店舗も多い。そういう店舗でもPayPayを経由すればクレジットカード払いが可能になる。

しかも、クレジットカード払いでもPayPayのポイントが付与されるので(キャンペーンだと0.5%など)、クレジットカードのポイントと2重取りをすることができる。

ただ、登録できるクレジットカードは、VISA、MasterCard、JCB(ヤフーカードのみ)の3種類だ。ヤフーカード以外のJCBカードは登録できない。

キャンペーンが多い

今は加入者数を増やすために各社が様々なキャンペーンを実施しているが、PayPayのキャンペーンはやたら多い。今のところ、ほぼ毎月実施している。

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キャンペーン内容は勃興期と比べて縮小してきたが、ユニクロでヒートテックが一枚もらえたえり、自販機でドリンク買うと100円戻ってきたりと多様化している。

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高い還元率

PayPayの還元率は現在1.5%。10月は100回に一回最大1,000円が当たる。ライバルのLINE Payは毎月の決済が10万円以上なら2%還元だが、そこまで使える人はいないだろう。1万円未満なら0.5%しか還元されない。

メルペイの還元率は0%、PayPayより還元率が高いのはOrigami Payの3%だが、使用する店舗数が少ない。

また、増税後の個人店舗で5%還元対象の店舗だと、PayPay利用の還元率は10%で、他のサービスよりも高い。

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わりかん機能が便利

PayPayなどのQRコード決済サービスの主要な機能のひとつに、個人間送金サービスがある。ユーザー同士が電子マネーを送金できる機能だ。

個人間送金の他にPayPayには、わりかん機能もある。飲み会の後にPayPayユーザー同士なら簡単にわりかんできる。参加者全員がPayPayに加入していなとできないが、比較的ユーザー数が多いPayPayだと他のサービスよりも、わりかん機能が利用しやすい。

まずはPayPayを試してみよう

色々な決済サービスがあって迷うところだが、まずはPayPayから試してみることをお勧めする。スマートフォンをかざすだけで利用できるApple Payなどの非接触型決済は便利だが、対応していない店舗も多い。

PayPayを導入して銀行口座からチャージしておけば、今まで現金払いしかできなかった個人店でも利用できるのは大きい。

欠点があるとすれば、20%還元の店舗を利用していると、それ以外の店舗を利用するのがもったいないと思いだしてくることぐらいかな。

 

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Amazonデバイス値引きランキング。プライムデーでもっともオトクなAmazon製品は?【プライムデー2019版】

プライムデースタート!

年に一度のAmazonプライムデー。様々な製品を安く買えるけど、もっともインパクトがあるのは、FireタブレットやAmazon EchoなどのAmazonデバイス。30%、40%の値引きが当たり前。

では、Amazon製品の中でどれが一番オトクか比較してみます。

 

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Amazonデバイス値引き額ランキング

今年のプライムデーでは、Alexa製品が上位を占めた。Echo Spotはなんと9,000円引き、割引率もトップで60%。より大きなディスプレイを搭載したEcho Show 5が登場しているのでEcho Spotを積極的に購入する必要はないかもしれない。

全体的に昨年のプライムデーよりも値引き幅は大きく、昨年は6,800円引きだったEcho Plusが今年は8,000円引き。といってもEcho PlusとEchoは世代が代わり値上げされているので、実質的な支払額は昨年のほうが少ない。昨年度と同じ支払額なのはEcho Dot

で世代が変わっても価格は変わらない。エントリーモデルなので戦略的な値付けになっているからだろう。

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Amazonデバイス値引率ランキング

値引率でも上位はEchoシリーズが独占。どのモデルも50%近い値引率になっている。Fireシリーズは最新モデルであるFire 7の16GBが45%でもっとも値引率が高い。Fireシリーズは、メモリ容量が増えても値引き額は変わらないので、メモリ容量が少ないモデルの方が相対的にお得だ。

最新のKindle Oasisは最も高価格なのに値引きはゼロ。新製品だから?

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今年は昨年よりお得

全体的に昨年より今年のほうが値引き幅が大きい。まだ新製品であるEcho Show 5や、Fire 7も値引率が40%とかなりお得感がある。

両方の製品とも、出来も良いので買っておいて損はないだろう。

 

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HomePodが日本に上陸!だけどたぶん売れない7つの理由

日本版HomePod

ワイヤレススピーカー「HomePod」をこの夏日本で発売するとAppleが発表した。HomePodは2018年に発売れされたSiriを内蔵したスピーカーだ。Siri日本語版は昔からあるのにローカライズに時間がかかり、今年になって中国版が登場し、日本語版もやっと登場した。

時間はかかったが、待ち望んでいた人は少ないのでは。おそらく、きっと日本では売れないと思うが、その理由を考えてみます。

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高い

なんと言ってもHomePodは高い。32,800円もする。Amazonのスマートスピーカー「Amazon Echo」は11,340円。音声アシスタントを楽しむなら、より安価なAmazon Echo dotもある。

Googleのスマートスピーカー「Google home」は15,120円。HomePodは他社製品の2倍から3倍のお値段で、同じカテゴリーの価格帯ではない。

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HomePodはAIアシスタントがメインではなくスピーカー性能が売りだから、たしかにAmazon Echoなどのスマートスピーカーとはカテゴリーが異なる製品ではある。

ただ、Amazon Echoも2代目になりスピーカー性能が向上している。さらにAmazon EchoはBluetoothと3.5 mmステレオジャックが内蔵されているので、外部スピーカーと接続して利用できる。2万円あれば結構な音質のスピーカーが買える。

Siriの性能が低い

IQテストでは、Googleアシスタントが圧勝、Siriは最下位だった。質問に回答するなら検索サイトを運営しているGoogleにはかなわない。Siriも当初よりは進化しているが、Googleには及ばない。GoogleやAmazonは精度を高めるために多くの社員がユーザーの音声を解析しているというが、個人情報を守ると標榜するAppleは音声情報と個人情報を紐づけて管理していない。

どちらがよいかわからないが、SiriがGoogleアシスタントの領域に到達するのは困難だろう。

Apple Musicが独占ではない

以前のApple MusicはApple製品でしか利用できなかったが、日本でもAmazon EchoがApple Musicに対応した。Google HomeがApple Musicに対応する可能性もある(2月に一時的に対応したが、バグという話だった)。

HomePodはApple Musicにしか対応していないが、Amazon EchoはAmazon Music以外にもdヒッツやうたパスなど多くの音楽配信サービスに対応している。

HomePodもAirPlay経由であればSpotifyなどをストリーミングで流すことができるが、スピーカーが直接連携していないのでひと手間かかる。

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家電コントロールがいまいち

HomePodはAppleの家電コントロールシステム「HomeKit」に対応しているが、HomeKitに対応した家電は少ない。Alexaはスキルを付与することで他社製の家電をコントロールできるし、GoogleアシスタントもGoogleホームと連携できる。

スマートスピーカーの大きな魅力のひとつは音声で家電をコントロールできることだと思っているので、その点でもHomePodは魅力が小さい。

時代はディスプレイ付き

HomePodが世界展開に時間を掛けている間に、ライバルのAmazonとGoogleは大きく先行している。AmazonとGoogleは世界展開を2年前に完了し、今はディスプレイ付きのスマートスピーカーの開発に競争の場を移している。

スマートスピーカーは音声で命令できる点はよいが、耳からの情報取得は時間がかかるので、ディスプレイと併用して視覚的に情報を表示するのが今のトレンドだ。

スマートスピーカーとしてはHomePodはすでに時代遅れになりつつある。

Apple製品にしか対応しない

他のApple製品と同様にHomePodはApple製品としか連携しない。スピーカーなのでスマートフォンと接続する必要はないが、Apple製品とサービスを用いないと音を出すことができないのだ。

個人アカウントを利用できない

GoogleやAmazonのスマートスピーカーは音声によって個人を聴きわける。HomePodは個人を認識で来ないので、メモやカレンダーとリンクしてしまうと他のユーザーに情報が漏れてしまう。

AppleそのもののHomePod

HomePodはApple製品そのものだ。自社のサービスと製品しか対応せず、デザインは良いが他社と比較して高価だ。自社製品のみに使うなら、そこそこ便利ではある。

ただ、他社製品と比較してしまうと、現状のHomePodを積極的に選ぶ要素は少ない。

信者の信仰心が問われる製品とも言われるHomePod。日本で売れるかどうか注視したい。

 

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今年の新型iPhoneも面白くなさそうな理由。新しいiPhoneの噂のまとめ

新型iPhoneリークの季節

Appleはなにも発表していないが、9月のイベントで新型iPhoneが発表されるのはほぼ間違いない。現在βテスト中のiOS 13の正式ローンチが秋なので、例年と同じスケジュールで進行するはずだ。

イベントまであと2ヶ月、新しいiPhoneの情報がリークされる季節だけど、いまのところあまり目立った機能がない。その内容と理由を考えてみます。

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新型iPhoneの噂

現状流布されている新しいiPhoneの情報をまとめると、こんな感じ。

  • 5.8インチ / 6.1インチ / 6.5インチの3モデル
  • トリプルカメラ
  • A13チップ
  • 3D Touchの廃止

ラインナップは現状のiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRと変わらない。目を引く機能はトリプルカメラだ。超広角カメラが内蔵されるようだ。現代のスマートフォンのデジカメには2つの流れがある。AIを用いることで深度をつけた趣がある写真を撮影できるシングルレンズと、複数のレンズで撮影した映像を合成して深みのある写真を残すマルチレンズだ。もちろんマルチレンズもAIを活用している。

AIの進化はレンズの進化よりも激しく、人物の特定はもちろん画像を認識し、平面の画像データに奥行きをもたせることもできるし、撮影シーンにあわせた色調の変更もできる。

その進化を支えるのがプロセッサの性能だ。高性能なプロセッサなら、画像解析を高速に行うことができる。写真撮影はその場で結果を出力しないといけないので、プロセッサ性能が物を言う。クラウドで解析してクライアントに戻す時間がないのだ(5Gが広まるとかわるかもしれないが)。

今年のiPhoneに搭載されるA13チップは、高性能・省力化だと言われているので、トリプルカメラと合わさり高度な画像処理を実現してくれるだろう。

3D Touchの廃止は、iPhone XRに搭載されなかったことで昨年から噂されている。長押しを活用することで3D Touchがなくても同様の機能を割り当てることできる。

3D Touch好きには残念だが、活用している人は少ないので仕方がないかもしれない。

ワクワクしない新型iPhone

今年の新しいiPhoneの噂を見てきたが、ワクワクしただろうか。おそらく背面のトリプルカメラ以外のデザインは全く変わらないと思われる。

昨年のiPhone XSも一昨年のiPhone Xと同じデザインだったので、もしそうなら3年連続同一デザインとなる。iPhone 6、iPhone 6s、iPhone 7以来だ。

と言っても、現行iPhoneのデザインを変更できる余地が少ないのも事実だ。Face ID搭載でフルデイスプレイを実現した表面は、ベゼルを細くするかノッチをなくす以外やれることがない。

今年は実現しそうにないが、ディスプレイ内でのTouch IDが実現すればノッチを小さくできる。OPPOなど他メーカーが開発を進める画面下カメラが実現すれば、完全にノッチもなくすこともできる。だが、今年のiPhoneでは実現しそうにない。

背面のデザインはカメラが増えればカメラ周りのデザインも変わるが(ボトムズの顔みたいになると言われている)、それ以外の部分の変更には制限がある。

ワイヤレス充電機能を維持するためには背面の材質は通電しやすいガラスにする必要があり、背面のデザインも変更しづらい。

ワクワクできる可能性は?

昨年に続き、代わり映えしないiPhoneが発表される可能性が高い。

今後、ユーザーがワクワクできる要素のひとつは5Gだ。4Gより10倍高速な5Gはスマートフォンの使い方を劇的に変える可能性を秘めている。噂では来年2020年のiPhoneに5Gが搭載される。

もうひとつの可能性は薄型化だ。A13チップはA12チップよりもかなりの高速化と省力化を実現できているようだ。そうなると、バッテリー容量を減らして本体が薄くなる可能性はある。最近のユーザーのほとんどはケースを利用するのだから、ワイヤレス充電を活かして、大容量バッテリーをケース側に搭載して、用途に合わせてバッテリーを差し替えるといった使い方も考えられる。

そういえば、昨年はiPhoneでAirPodsやApple Watchを充電できるという噂があったが、最近ではきかない。ワイヤレス充電器がひとつしかない場合iPhoneを充電しているとAirPodsが充電できない。是非実現して欲しい機能だ。

 

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Nintendo Switch Lite発売。SwitchとSwitch Liteを比較。Switch Liteは3DSを葬る

Switch Lite発表

任天堂は、Nintendo Switchの廉価版「Nintendo Switch Lite」(以下、Switch Lite)を2019年9月に発売すると発表した。

Nintendo Switch(以下、Switch)は携帯機と据え置き機双方の需要を掴み、大ヒットしたが、これ以上伸ばすためには”一家に一台”から”一人一台”にSwitchを販売する必要がある。

そのためには、テレビに繋ぐドックを廃止した廉価版の開発は予想されていた。

SwitchとSwitch Liteの比較をしてみます。

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プレイモード

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Switchは、ドックに本体を接続しテレビに表示して遊ぶ「TVモード」と、本体をテーブルの上に置いてJoy-Conで遊ぶ「テーブルモード」、両手に持って遊ぶ「携帯モード」がある。

コントローラが本体に直付けのSwitch Liteは携帯モードでしか遊ぶことができない。Joy-Conを外せる仕様にすることもできたと思うが、コストを下げて小型化するために一体化する選択をしたのだろう。

コントローラー

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コントローラーを一体化したデメリットもある。Switch Liteは一部のゲームで遊ぶことができない。ふたりで同時プレイするゲームはもちろん遊べない。HD振動やモーションカメラが内蔵されていないので、センサーを用いるゲームが遊べず、効果が制限されるゲームもある。

HD振動ではなくても、ゲーム体験を高めるために振動機能は内蔵しても良かったと思うが、コスト削減のために省かれた。

ただ、Joy-Conを別途購入すれば、Switch Liteに接続してSwitchと同様に遊ぶことができる。

ドック

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ドックは付属しない。形状が異なるので、ドックを別途購入してもSwitch Liteを接続することもできない。USB-Cポートを使ってテレビと接続することもできない。

この制限はコストというより、Switchとの棲み分けのためと思われる。テレビでも遊びたいならSwitch、携帯して遊ぶだけならSwitch Liteと明確に分けることで、価格が高いSwitchの売上も維持しようとしているに違いない。

サイズ

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Switch Liteは一回り小さい。Switchより縦に約1cm、横に約3cm小さい。厚さは変わらない。

3DSやPSP VITAよりも横幅があり、過去の携帯機の中でもかなり細長い筐体だ。

十字コントローラーが復活したSwitch LiteはWii U Game Padに形状がよく似ているが、サイズは全く異なる。

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重さ

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Switch LiteはSwitchより100g以上軽い。小さい本体と液晶ディスプレイが寄与している。

過去の携帯機では初代PS VITA(約279g)に近く、歴代の携帯機の中では重い方だ。初代PS VITAは3DS(約230g)より重いと批判され、2代目は大幅に軽量化された(約219g)。

長時間手に持って遊んでいると疲れてきそうだ。

画面の大きさ

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Switchのディスプレイサイズは6.2インチだったが、Switch Liteでは5.5インチに変更になっている。

PSP VITAが5インチ、3DS LLが4.88インチなので、ボディサイズと比例して、携帯機の中では大きなサイズのディスプレイをSwitch Liteは内蔵している。

 Switchはディスプレイの周辺がブラックアウト処理されていたが、Switch Liteではボディカラーに合わせているので、Switch Liteのディスプレイは実際以上に小さく見える。

Switch Liteの解像度はSwitchと変わらないので、Switch Liteのディスプレイの方が細密化されている。解像度が変わらないので、Switch Liteのディスプレイ用にソフトの表示をカスタマイズする必要はない。

バッテリー持続時間

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バッテリー持続時間はSwitch Liteの方が30分程度長い。本体は小さいのにバッテリーが長く持続できるのはディスプレイサイズが小さいからだと思われる。3DSのバッテリー持続時間が約3.5時間から6.5時間なので、あまり変わりがない。

携帯機としては及第点のバッテリー性能だが、スマートフォンと比べるとかなり短い。これからの携帯機のライバルは、AppleやGoogleが提供するクラウドゲームを遊べるスマートフォンになるので、重さとバッテリー性能はもう少し頑張ってほしかったところ。

携帯ゲーム機の終焉

Switch Liteが発表されたことで、将来的に3DSがなくなることが確定したと思う。スマホゲームの隆盛で携帯ゲーム機は苦境に立っている。SONYのPSP VITAに続き、ゲームボーイ以降長く続いた携帯ゲーム機の時代が終焉を迎えることになる。

3DSからの買い替え需要も取り込めるので、Switch Liteはヒットするだろう。テレビで遊ぶ人は意外と少ないようなのでSwitch Liteが主流になるかもしれないが、振動機能が無いのが一部の人にはネックになるかもしれない。SwitchとSwitch Liteの価格差は約1万円。この差額をどう見るか。

このSwitch Liteで任天堂はAppleやGoogleのクラウドゲームと争うことになる。価格が大幅に異なるので仕方がないが、スマートフォンの性能と比較するとSwitch Liteは大きく見劣りする。

もちろん、ゲーム業界の勝敗はゲーム機の優劣だけではなく、ゲームソフトによって決まる。Switchのゲーム資産をそのまま活用できるのは魅力だし、AppleとGoogleがこれからゲームを集め、開発しないといけないのと比べると大きなアドバンテージになる。

Apple arcadeがはじまり、Switch Liteの販売が開始されるこの秋以降、ゲーム業界の勢力図がどう変わるか注目したい。

 

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MacBookと廉価版MacBook Proが廃止に。どのMacBookを買うべきか徹底比較【2019年7月版】

MacBook廃止

突然MacBookが廃止された。2017年からアップデートされていなかったので時間の問題ではあった。MacBookは12インチでMacbookシリーズの中で薄型軽量を誇っていたが、13インチの新型MacBook Airの登場により、立場が微妙になっていた。

本来なら新型MacBook Air発売時に消滅してもおかしくなかったが、とにかくラインナップを豊富に揃えるという最近のAppleの方針に沿って残されていた。

今回MacBook廃止と同時に、MacBook AirとTouch BarなしMacBook Proがアップデートされた。MacBook Airは値下げされ、Macのエントリモデルを担うことになる。 「プロ」モデルとしては貧弱なスペックだったTouch BarなしMacBook Proは、ようやく「プロ」を名乗ることができる性能に到達した。

変更点と他のMacbookモデルと比較してみます。

Macbook Airの変更点

  • 価格改定。119,800円から
  • Trure Tone対応ディスプレイ
  • 旧型MacBook Air廃止

2万円値下げしたにもかかわらず、他のMacやiPad Proと同様にTure Toneディスプレイを採用した。True Toneディスプレイは、本来の色を自然に表現できるディスプレイだ。安くなって性能はアップしたので、エントリモデルとしての魅力が高まった。

これもラインナップを整理する一環だと思うが、エントリモデルとして残っていた旧型MacBook Airは廃止になった。旧型は98,000円だったので、新MacBook Airはそこまでの価格帯には踏み込んでいないが、性能を考えるとエントリモデルとして十分だと思う。

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13インチMacbook Pro(2つのThunderbolt 3ポート)の変更点

  • Touch BarとTouch IDを搭載
  • デュアルコアからクアッドコアに変更
  • True Tone対応

今まで「Touch Barなし」と呼ばれていたが、今回のアップデートでTouch BarとTouch IDを搭載した。Appleの呼び名は、「13インチMacbook Pro(2つのThunderbolt 3ポート)」と非常に長いので、以下エントリーモデルと呼ぶ。プロモデルの「MacBook Pro」(ややこしい言い方)との違いは、Thunderbolt 3ポートの違い。エントリーモデルは右側に2つのポートしかないが、プロモデルは左右に各2つずつポートがある。

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最大ストレージ容量

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MacBook Airは、最大1TBのストーレジまでしか選択できない。クラウドサービスのご時世、ノートブックで2TBの容量を必要とする人がどれだけいるかはわからないけど。

最大バッテリー消費時間

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MacBook Airの方が2時間長い。CPUなどのスペックが劣る分、長持ちする。国際線の長時間フライトではバッテリー性能が物を言ったが、最近の飛行機は充電設備が充実しているので、そこまで意味は持たなくなっている。

Touch ID / Touch Bar

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MacBook AirはTouch IDのみ。エントリーモデルのMacBook ProにTouch Barが搭載されたことで、Touch BarなしのMacBookはMacBook Airのみになった。

Touch Barはカスタマイズできるファンクションキーとして重宝する反面、打鍵感がないのでブラインドタッチができないと賛否両論ある。

MacBook ProのエントリーモデルもTouch IDを搭載したのでTouch Barが嫌ならMacbook Airを選ぶしかない。

不評な声も大きいTouch Barはいずれ廃止するかと思ったけど、プロ仕様の機能として存続することになったようだ。課題の打鍵感を付与できる技術を開発しているのかもしれない。

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プロセッサ

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3モデルで当然差がある。上位モデルほどスペックは高い。グラフィックもMacBook Airだけ「Intel UHD Graphics 617」を搭載し、MacBook Proとは差別化がはかられている。Web閲覧など通常の使い方でどこまで差が出るかは微妙だが。

ディスプレイ

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MacBook AirのディスプレイにもTrure Toneが搭載されたが、MacBook Proとは異なるディスプレイであることに変わりはない。解像度は同じだが、輝度や発色で差がある。ただ、通常使用していて違いはほとんどわからないだろう。

サイズ

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幅と奥行きは3モデルとも共通。重ねても大きさの違いはない。キーボードと13インチディスプレイの組み合わせでは、このサイズがベストだとAppleは考えているようだ。

MacBook Airはくさび形なので、MacBook Proより薄い部分も厚い部分もある。MacBookの廃止で、現行モデルではMacBook Airが最薄(の部分がある)。

重さも0.12gしか変わらない。「軽いPCが好きだからMacBook Air一択」とは選びづらい差ではある。

スピーカー

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スピーカーはMacBook Airだけ普通のステレオスピーカー。ハイダイナミックレンジステレオスピーカーを内蔵するMacBook Proの音はかなりいい。外部スピーカーをつけなくても十分聴ける。

ワイヤレス

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MacBook AirはBluetooth 4.2。最新モデルなのにBluetoothは1世代前の仕様を踏襲している理由はよくわからない。5.0は省電力化が売りなので、気になる人は気になる要素かも。

ポート

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エントリーモデルのMacBook Proとプロモデルの外観上の違いは、ポート数だけ。4つもUSB-Cポートがあっても使わないのだけど、左右にポートがあるのは非常に便利だ。電源がある位置に合わせて、左右どちらからでも充電できる。エントリーモデルでは左側に電源があるとケーブルの取り回しに苦労することになる。

そのためだけに高価なプロモデルを選ぶかどうかは、予算との相談になる。

Siri

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エントリーモデルのMacBook Proは「Hey Siri」が使えないとAppleのサイトには記載がある。事実なら、エントリーモデルのMacBook ProがMacBook Airに負けている唯一の部分だ。でも、エントリーモデルのMacbook Proにも「Apple T2 Securityチップ」が搭載されているはずなのに、なんでだろう。USサイトも同様の表記なので間違いではないと思うが。

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価格

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MacBook Airが119,800円から。エントリーモデルのMacBook Proは139,800円からなので、2万円の差がある。プロモデルはさらに6万円増なので、価格帯は大きく異なる。

選びやすいMacBook Air

CPUなどの速度を求めないならMacBook Airがベストチョイスだと思う。スペックで大きく見劣りしないし、Touch Barはないが、Touch Barを好まない人にはむしろ嬉しい。

圧倒的な性能がノートPCに必要なら、プロモデルのMacBook Proを選ぶしかない。

埋没しそうなのがエントリーモデルのMacBook Proだ。今まではTouch Barなしだからと選ぶ人はいたが、今回からTouch Barがあるので積極的に選ぶ必然性がない。

通常の使い方なら、値下げで価格もこなれたMacBook Airを選ぶのが良いと思う。

 

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iPhoneのNFC機能を使って、デジカメに自動接続する方法。SONYサイバーショット編

知らなかったiPhoneのNFC機能

久々にSONYのデジタルカメラ「サイバーショット」で撮影した写真をiPhoneに転送しようとしたら、NFC機能で自動接続できるようなっていた。

アプリを起動してiPhoneに近づけると、見慣れない画面が登場して、デジカメもiPhoneにも触れることなく転送が完了したので、ちょっとびっくりした。

iPhone 6以降のモデルではNFCを内蔵しているが、Apple Pay以外ではほとんど利用できなかった。

iOS 11からNFC機能が拡張されて、NFCタグにも対応したのは知っていたが、Android端末のように近づけるだけで自動接続するようなことはできないと思っていた。

調べるとよく使われるBluetoothの自動ペアリングはできないが、Wi-Fiの自動接続はできるようになっていたようだ。

珍しかったので紹介します。

 NFCを使ったデジカメ接続

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  1. iPhoneでアプリ「Imaging Edge Mobile」を起動。SONYの写真転送アプリと言えば「PlayMemories Mobile」だったが、4月にアップデートされている
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  2. 「カメラのNFC/QRコード読取」→「カメラのNFC読取り」をタップ
  3. f:id:tkan1111:20190709094600p:plain
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    iPhoneの先端をデジカメのNFCマークに近づける
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  4. 自動的にデジカメのWi-Fiに接続し、デジカメに表示している写真を自動で転送してくれる

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Bluetoothにも対応してほしい

iPhoneユーザーはあまり馴染みがないかもしれないが、Androidを使っているとNFCタッチは非常に便利だ。Bluetoothスピーカーに近づけるだけで接続できるので、手間がない。iOS 13ではNFC機能が拡張されマイナンバーカードの取り込みなどもできるようになる。

Wi-Fi接続も可能になったのでBluetooth接続にも対応してくれると、iPhoneの使い勝手が更に良くなるので今後に期待したい。

 

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DAZNを体験してわかったこと。コメント機能がほしい

DAZN体験

コパ・アメリカの日本代表戦を観戦するためにDAZNを利用した。DAZNはサッカーをはじめ多くのスポーツをWebで観戦できる動画配信サービスだ。

DAZNの大きな特徴は、世界中のスポーツを観戦できることだ。国内だとJリーグ、プロ野球、海外ではプレミアリーグ、セリエA、ラ・リーガ、UEFAチャンピオンリーグなど、その豊富さは圧倒的だ。

そのDAZNを使用して気づいた点を記します。

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遅延はほとんどない

DAZN開始当初、アクセス過多により遅延や配信停止が起きた報道があったので、観戦しづらいと思ったが、DAZNの国内史上ももっとも多くのアクセス数を集めたと思われるコパ・アメリカの日本戦でも、ほとんど遅延は発生しなかった(正確には90分中、数回はあった)。

遅延が発生しても数秒で回復するので、ストレスを感じることはほとんどなかった。

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余計な説明がない

実況と解説だけの非常にシンプルな中継。だけど、それがとてもよい。地上波のような余計な煽りも選手紹介もなく、試合に集中できる。

ハーフタイムもデータを用いた前半戦の振り返り解説とCMのみ。

わかりづらいインターフェイス

DAZNの画面はとてもシンプルで、中継・録画された試合のタイトルが並んでいるのみ。試合のタイトルをクリックすれば、すぐに観戦できる。

一見わかりやすそうだが、並んでいないコンテンツを探すのに最初戸惑った。DAZNは視聴者の嗜好によってトップページに並ぶコンテンツが変わる。

現在筆者のDAZNの画面では、下記のように並んでいる。

  • 配信中
  • 注目のコンテンツ
  • DAZNのおすすめ
  • コパ・アメリカ特集
  • Jリーグ特集

「配信中」はクリックすれば中継されている試合を観戦できるので、非常にわかりやすくスピーディーに試合を選べる。わかりづらいのが「注目のコンテンツ」以降だ。

たとえば「注目のコンテツ」には、7月17日開幕のインターナショナル・チャンピオンズカップのバナーが表示されている。これをクリックすると、カップの紹介が観られると思ったが、配信予定が表示されるだけだった。

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「コパ・アメリカ特集」という項目には、注目の決勝プレビューと日本戦のメニューが並ぶ。その他の試合もここから選択できるかと思いがちだが、それはできない。

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階層式に試合を探すには、トップページの一番下にある「スポーツ一覧」か上部の「スポーツ」から選択する必要がある。

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検索もできるが、検索順序がよくわからない。

たとえば「フロンターレ」と検索すると、「川崎フロンターレ」の試合が表示すると思ってしまうが、最初に並ぶのは「サッカー」「J1リーグ」のカテゴリーに続いて、なぜか「北海道コンサドーレ札幌」が表示される。カテゴリーを選んでも「フロンターレ」の試合が表示されるわけではない。

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下の方にはフロンターレの試合が表示されるが、一番直近ではない試合がトップに表示される。

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また、選択しなくても、画面の上半分で注目の試合が突然流れ出すのは、最初はかなり戸惑った。

欲しいコメント機能

筆者はテレビや試合を観戦しながら、コメントを読むのが好きだ。テレビを観ながらコメントを流せる「ニコニコ実況」やAbema TVのコメント機能は秀逸で、自宅で観戦していても大勢の人と盛り上がれる。

ところが、DAZNにはコメント機能がない。試合に集中できるのは良いが、コメントを読みながらの観戦に慣れてしまうと、味気なく思えてしまう。

Twitterのコメントを読む方法もあるが、リアルタイムで自動更新するのは難しい。

海外では、コメント機能はあまり重要視されないのだろうか。Youtubeのライブにもコメント機能はあるが、画面の端にあってサイズも非常に小さい。

スポーツ好きなら入っておくべき

多くの試合を安価で観戦できるDAZNはスポーツ観戦者には必須のサービスだ。筆者には馴染みづらいインターフェイスだが、ネットフィリックスも似た感じなので、こちらのほうが国際標準なのかもしれない。コメント機能も日本独自の要求なのかもしれないが、地上波テレビが強い日本で、Webでの観戦という新しい視聴パターンを確立するには、ぜひ導入してほしい機能だ。

 

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ソニーの新型ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」とAirPodsを10項目で徹底比較

ソニーの新型ワイヤレスイヤホン

ソニーが新型ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」を発表した。WF-1000Xの後継機で、ノイズキャンセリング機能が主な特徴だ。

ワイヤレスイヤホンといえばAppleのAirPodsが圧倒的なシェアを握っている。AirPodsと本モデルを比較しました。

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ノイズキャンセリング機能

AirPodsにはノイズキャンセリング機能がないので、WF-1000XM3の圧勝だ。Boseと並びソニーのノイズキャンセリング機能の高さは定評がある。本モデルはヘッドホンの内側と外側にマイクがあり、騒音を打ち消す逆位相の音を効果的に流せるようになっている。

  • ノイズキャンセリング機能:WF-1000XM3

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ワイヤレス機能

前モデルはスマートフォンからの電波を左側のイヤホンで受けて、もう片方のイヤホンへ伝送していた。そのためノイズキャンセリング機能も片方だけだったし、右側のイヤホンだけで使うことができなかった。

AirPodsと同様に本モデルでは両方のイヤホンが別々にスマートフォンと接続し、音を伝送する。これにより接続性も改善し、遅延も低減されている。

  • ワイヤレス機能:互角

操作性

前モデルはイヤホンの小さなボタンで操作したが、本モデルではAirPodsと同様にタッチセンサー式になった。イヤホンをタップすることで、再生や曲送りができる。

クイックアテンションというのは、一時的に音量とノイズキャンセリング性能を下げて外部の音を聴きやすく機能だ。これによりイヤホンを外さなくても外部の音を取り込める。

本モデルでは近接センサーも導入されていて、イヤホンを外すと一時停止になる。これもAirPodsと同じで、本モデルがベストセラーのAirPodsを参考にして開発したのがよくわかる。

長押しでSiriやGoogleアシスタントを起動できるが、2台目AirPodsのように音声でSiriを起動することはできない。

アプリから機能の割当も可能だ。

AirPodsも目標に開発しているので両モデルの機能は非常に似ているが、「Hey Siri」で起動できるAirPodsの方が便利。

  • 操作性:AirPods

音質

試聴してみないとわからないが、WF-1000XM3にはDSEE HXというハイレゾ相当の音質にアップスケーリングする機能が内蔵されている。アプリでイコライザーのカスタマイズもできるようになった。

AirPodsも2代目になって音質が向上したが、自然な音質でアップスケーリング機能などはない。

  • 音質:WF-1000XM3

DSEE HXによりアップスケーリング

つけ心地

WF-1000XM3はイヤホンを耳に押し込むタイプで、耳の外側部分も小さいので前モデルもそうだったが耳から容易に落ちそうにない。ただAirPodsよりも本体重量は2倍ある。AirPodsはイヤーパッドもないので形状はひとつしかないが、WF-1000XM3は耳の形状に合わせてイヤーパッドを変更することができる。

イヤーパッドで調整できる分だけWF-1000XM3が有利か。

  • つけ心地:WF-1000XM3

バッテリー性能

WF-1000XM3はイヤホンだけで最大6時間再生可能。充電ケースは本体を3回充電できるので最大24時間再生できる。

AirPodsは最大5時間、充電ケースを使うと最大24時間再生できるので、WF-1000XM3のほうが1時間多く再生できる。

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WF-1000XM3は10分充電で90分間再生できる急速充電機能に対応している。AirPodsは15分間の充電で最大3時間再生が可能で、こちらはわずかにAirPodsの方が高性能だ。

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WF-1000XM3の最大再生時間6時間はフルマラソンを行う人には安心できる再生時間で、AirPodsの5時間では少々心もとない。

  • バッテリー性能:WF-1000XM3

重量

WF-1000XM3のイヤホンは片耳8.5g。AirPodsは4g。AirPodsは他社のイヤホンと比べてもダントツに軽い。WF-1000XM3の充電ケースの重量は不明だが、AirPodsの充電ケースは38g。小柄なのでおそらくAirPodsの方が軽いだろう。

  • 重量:AirPods

充電方法

WF-1000XM3はUSB TypeーC。ワイヤレス充電には未対応。AirPodsはLightning端子で、ワイヤレス充電ケースも選べるが5000円高い。

選択肢があるだけAirPodsの方が有利か。

  • 充電方式:AirPods

カラバリ

WF-1000XM3はプラチナシルバーとブラックの2種類がある。AirPodsはホワイトのみ。

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WF-1000XM3は充電ケースのカラーも2種類あるが、ツートンカラーで好みが分かれるかもしれない。特にブラックは蓋がゴールドなので筆者の好みではブラック一色にしてほしかった。とは言え、選択肢があるWF-1000XM3のが良い。

  • カラバリ:WF-1000XM3

価格

ソニーストアでWF-1000XM3の販売価格は25,880円(税抜き)。AirPodsはワイヤレス充電モデルで22,800円、非充電モデルなら17,800円とかなり安い。純粋に価格だけを比べたらAirPodsのお手頃感が強い。

WF-1000XM3はノイズキャンセリング機能という付加価値があるのでこの価格設定にしていると思われる。

  • 価格:AirPods

使用しているスマホの機種とノイキャンの有無が判断材料

  • ノイズキャンセリング機能:WF-1000XM3
  • ワイヤレス機能:互角
  • 操作性:AirPods
  • 音質:WF-1000XM3
  • つけ心地:WF-1000XM3
  • バッテリー性能:WF-1000XM3
  • 重量:AirPods
  • 充電方式:AirPods
  • カラバリ:WF-1000XM3
  • 価格:AirPods

10項目で比較して、WF-1000XM3の5勝4敗1分で、AirPodsといい勝負だ。

見てきたようにWF-1000XM3はAirPodsを参考にして開発されている。前モデルは急いで開発したのか片耳しかノイキャンができないなど中途半端な仕様だった。

本モデルはAirPods対抗として十分な性能を誇る。特にノイズキャンセリング機能がついた完全ワイヤレスイヤホンは希少なので、ノイキャンが必須な方にはおすすめだ。

ただ「Hey Siri」で操作できるなどAirPodsとiPhoneとの親和性は抜群なので、iPhoneユーザーはAirPodsの方が使い勝手は良いかもしれない。価格もAirPodsの方が安いので、iPhoneユーザーが気軽に使うならAirPodsを選ぶべきだろう。

筆者はBoseのQC30というノイズキャンセリング機能つきワイヤレスイヤホンを自宅で利用しているが、ノイズキャンセリング機能があると集中できる。

価格差もあるので、ノイズキャンセリング機能が必要かどうかで、どちらのモデルを選ぶか決められると思う。

 

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7payの不正利用あっても、QRコード決済を使うべき5つの理由

つまづく7pay

後発の7payが不正利用で叩かれている。セキュリティが甘かったことに加えて、記者会見でのまずい対応で、7payだけでなくQRコード決済サービス全体が「大丈夫か?」という目で見られている。

「昔からあるクレジットカード、いや現金が最強だ」みたいな時代に逆行した意見も出ている。

7payの不正利用の原因はまだ明確になっていないが、2段階認証など業界標準となっているセキュリティシステムを装備していなかったことが挙げられている。

7payの問題はセブンイレブングループが解決しなければならないが、問題があったからといってQRコード決済サービス全体が駄目というわけではない。

それでもQRコード決済を使いべき理由をあげます。

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個人経営の店舗で使える

QRコード決済はクレジットカードと異なり決済端末が不要だ。レジの横にQRコードを提示すれば店側はなにもいらない。

今は導入当初なので店舗利用料もゼロ円なので、費用をかけられない個人経営の店舗でも導入しやすい。

QRコード決済の中にはPayPayなどクレジットカード払いができるサービスもある。

今まで現金でしか支払えなかった個人経営の店舗でもクレジットカード払いができるのは大きい。

ポイント還元率が高い

QRコード決済サービスのポイント還元率はクレジットカードよりも高い。現状のクレジットカードだと0.5%から2%が標準だが、QRコード決済のポイント還元率は2%以上が多く、競争が激しい今なら20%還元のキャンペーンもある。

QRコード決済サービスの割引は特定の商品ではなく、支払総額に対して行われる。支払総額の20%が還元されるサービスなんてめったにない。

支払い履歴がわかる

現金と異なり、QRコード決済サービスを使えば何にいついくらお金を払ったか記録が残る。その記録を出力できないのは問題だが、いずれMoney Forwardのような家計簿アプリと連動することも考えられる。家計簿アプリで面倒なのは現金で支払うと手動入力しないといけないことだ。

現金を持ち歩かなくてもいい

クレジットカードやApple Payなどでもそうだが、対応店舗数が多いQRコード決済サービスと併用することで、現金を扱うシーンは大幅に減った。

現金というのはひどく不自由だ。出金するにもATMへ赴かないといけないし、物理的な紙幣と硬貨を持ち歩かないといけない。ATMでは利用料金がかかることもある。盗難に遭う恐れも落とすこともある。

QRコード決済ならチャージはスマホだけで行えるし、スマホを落としても指紋認証などのセキュリティで不正利用を防げる。サービス全体のセキュリティがしっかりしていないと、7payのように不正アクセスを受ける可能性はあるが。

最大のメリットは古い商慣習の破壊

カード1枚で決済できるクレジットカード、その非接触型サービスであるiDやQUICPayは便利だが、小さい店舗には普及していない。その背景には、クレジットカードの手数料が高すぎるのがあげられる。飲食店では5%、小売店では4%の手数料がかかると言われている。アメリカでは、店舗の手数料は約2%、かなりの差がある。

この手数料の差がクレジットカードの店舗導入を妨げている。

ポイント還元率も低い。最近では1%以上の還元率を掲げるカードもあるが、アメリカの標準的なクレジットカードのポイント還元率は2%だ。

VISAやMasterなど国際ブランドが日本でも普及しているのに、どうしてこんなに環境が異なるのだろう。アメリカと比べて、クレジットカード各社の競争が激しくないからかもしれない。

その商習慣は今でも変わらず、日本のキャッシュレス決済の普及を妨げている。手数料・ポイント還元も”世界標準”に近いQRコード決済サービスが普及すれば、クレジットカード各社も手数料とポイント還元も再考せざるを得なくなるだろう。

そのためには、QRコード決済サービスには頑張ってもらないといけない。

 

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