宝島社より 「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」 が発売になりました。私にとっては初の商業出版になります。
自分の小説が本屋に並ぶという中学生からの夢がようやく実現します! 興味がある方は書店で予約してみてくださいませ。

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DAZNが2年連続値上げできた3つの理由

DAZNが再度値上げ

スポーツコンテンツを配信している「DAZN」が値上げを発表した。

2月14日から月額料金が3,000円から3,700円に値上げになった。昨年の2月に1,925円から3,000円に値上げしたので、2年連続の値上げということになる。

価格の推移をまとめる、こうなる。

  • 2022年1月:1,925円
  • 2022年2月:3,000円
  • 2023年2月:3,700円

1年ちょっとの間に月額料金は2倍近くになった。かなりの値上げ幅だ。月額料金3,700円は、サブスクとしてはかなり高価な額だ。

  • Amazon Prime Video:月額500円
  • Netflix:月額990円(スタンダードプラン)
  • Hulu:月額1,026円
  • U-NEXT:月額2,189円
  • dTV:月額550円
  • ABEMAプレミアム:月額960円
  • Disney+:月額990円

動画配信サービスの中では最も高額だ。値上げすれば契約者数は減るのが普通だ。いくらインフレとはいえ2倍の値上げは他の商品と比べても突出している。

どうしてDAZNは大幅値上げできたのか理由を考えます。

独占配信

DAZNが他の動画配信サービスと異なるのは独占配信が多いことだ。Amazon Prime Videoなども独自コンテンツはあるが、映画やアニメなど多くの映像コンテンツは他のサービスでも配信している。

Jリーグやその他のスポーツコンテンツの多くはDAZNの独占配信だ。Jリーグを自宅で全試合鑑賞するなら、DAZNと契約するしかない。値上げしても、コアなファンは契約せざるを得ないし、サポーターにはコアなファンが多い。

減らなかったユーザー数

DAZNはユーザー数を公開していないが、昨年の値上げでも契約者数は大幅に減らなかったと思われる。もしも契約者数が大幅に減少していたら、2年連続の値上げには踏み切れなかっただろう。コアなファンが値上げしても離れなかったに違いない。

グローバル戦略

DAZNはグローバル企業だ。世界的なインフレもあり、日本だけではなくイタリア、ドイツなどでも値上げしている。グローバル企業は、1カ国の都合ではなく全世界的に同じ戦略をとる場合が多い。今回の値上げは日本だけの事情ではなく、グローバルな方針の可能性が高い。インフレなどの国際事情を考慮して、全世界で値上げを決めたかもしれない。

独自コンテンツの重要性

動画配信サービスは過当競争だ。ディズニーなど多くの企業が参入し、鎬を削っている。同じ映画が別のサービスで配信している。

競争過多の中で、他サービスと差別化できるのが独自コンテンツだ。Disney+は、ディズニー映画やスターウォーズなど自社の独占配信のコンテンツが多く、新規参入なのに多くのユーザーを獲得している。

DAZNも同様に、Jリーグなど独占コンテンツを多く配信している。スポーツはリアルタイム観戦が主なので、他のサービスで代替しにくい。

だから、DAZNは2年連続値上げできたのだ。ただ、過去に契約したコアなユーザーは値上げしても契約を継続しそうだが、新規ユーザーの契約は厳しいかもしれない。

いきなり毎月3,700円を支払うのはハードルが高い。新規ユーザーが増えないとJリーグのスポーツ振興に影響を及ぼす。Jリーグは地上波の放送はほとんどなく、DAZNと契約しないと実質自宅で観戦できない。観戦できなければファンは増えず、市場は拡大しない。

Jリーグは2017年からDAZNと放映権の契約を続けている。12年契約で2,339億円とかなり高額な契約金をJリーグは得ており、DAZNとの契約金はチームの経営を大いに潤すことになった。だが、放映権を得たDAZNがこうやって大幅値上げして、Jリーグの新規ファン開拓に悪影響が出るようだと、逆効果になりかねない。

Jリーグがどう考えているかわからないが、DAZNの値上げは、Jリーグの将来に大きな影響が出る危険性がある。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
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MacでiPhoneのSafariのタブを閉じる方法

iPhoneのSafariのタブをMacで閉じたい

Safariを使っていると、いつの間にかタブがたくさん増えていることがある。iPhoneでタブを閉じることももちろんできるが、MacからもiPhoneのタブを閉じることができる。

MacでiPhoneのSafariのタブを閉じる方法をご紹介します。

MacでiPhoneのSafariのタブを閉じる方法

  1. まずはiCloudタブを設定しておく。iPhoneの「設定」→「アカウント名」→「iCloud」→「すべてを表示」をタップして「Safari」を「オン」にする
  2. Mac側も同様にiCloudタブを設定する。Macの「設定」→「アカウント名」→「iCloud」→「Safari」を「オン」にする。これでお互いのスタートページで別デバイスのタブ状況がわかるようになる。

  3. iCloudタブが設定してあると、Safariのスタートページ(新規タブ)にiPhoneのSafariのタブが表示される。タブの上で右クリックして「タブを閉じる」を選ぶ。これでiPhoneのタブが閉じる

逆も可能

今回はMacでiPhoneのタブを閉じる方法を紹介したが、逆にiPhoneのスタートページからMacのタブを閉じることも可能だ。

Safariのスタートページの該当タブの上で長押し→「閉じる」をタップする。

スタートページを見て、参照していないタブを見つけたら、デバイスに関係なくタブを整理しよう。

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どうして外資系IT企業は今リストラをしているのか考える

外資系企業のリストラ

外資系IT企業のリストラが報道されている。Meta、Amazonに続きセールスフォースなどのIT企業がリストラを進めていて、2022年は15万人の社員が削減されたそうだ。

どうして、外資系IT企業がリストラをしているのだろう。考えてみます。

解雇権の違い

外資系企業といっても、今リストラをしている主な企業はアメリカの企業だ。よく言われるように、アメリカの雇用は、随意契約で企業側は従業員を日本よりも気軽に解雇できる。「気軽」といってもいつでも自由に解雇できるわけではなく、理由が必要だ。捏造した理由で解雇したら、従業員に訴訟される恐れがある。

「業績悪化」は解雇理由としては充分とはいえないが、訴訟リスクは低い。今回のリストの多くは「業績悪化」を理由にしている。

転職文化

これもよく言われることだが、アメリカは終身雇用文化がなく、転職文化だ。自社内に適切なポジションがなければ、ジョブホッピングといって、複数社を転職しながら昇進していくのが普通だ。

リストラの対象になるようなら、その会社にいても将来がないので多くの従業員はその会社の留まるのではなく、転職先を探すことを選択する。

景気低迷

米国は現在景気低迷に突入している。インフレが原因で物価が高騰し個人消費が弱くなり、企業も設備投資を敬遠している。IT企業も例外ではなく、売上は落ち株価が下落している。

米国企業は日本よりもステークホルダー重視の文化がある。株価が下がっているのに対策をしなければ経営者がリストラされる。株価対策のために、経営状態に合わせてリストラをしないといけない。

成長の限界

現在、IT企業は成長の限界に来ているといわれる。スマートフォンの性能が頭打ちになり、需要が伸びなくなってきている。iPhoneを見ればわかる通り、iPhone 13はチップも前モデルと変わらず、新機能もほとんどない。

スマートフォンの次にくるものが、今のところ見当たらない。仮想空間メタバースに賭けたMetaは業績が低迷し、大規模なリストラに追い込まれている。

Appleが開発中といわれるMRゴーグルも姿を表さず、昨年はエポックメイキング的な新製品がなかったと言ってもいい。

Amazonにしてもコロナ禍が終わり、巣篭もり消費から通常の消費行動へ戻るにつれて、以前のような勢いを失ってきた。

ディスニーなどの他社の参入で動画配信サービスは競争過多になっていて、Netflixは株価が大幅に下落した。

これ以上、コンテンツが増えてもユーザーには消費する時間がないのだ。

スマートフォンの次に期待されているのがEVだ。ソニーが発表したAFEELA、Appleが開発している噂があるApple Carなど、単価も高く、コンテンツを消費する空間にもなるEVを従来の自動車企業だけではなく、IT企業が開発を進めている。

自動車産業は巨大だ。数%のシェアを得るだけで、かなりの売上になる。

ソニーやAppleがEVを発売すれば自動車業界にパラダイムシフトが起きると思うが、EVが登場するまでには、まだ数年かかりそうだ。

それまでの間、IT業界は成長する強力なデバイスがない状態が続くことになる。

このような状況を悲観して、IT企業はリストラに走っているのだ。

今年のIT業界

景気低迷もあり、今年のIT業界は見通しが暗そうだ。ただ、明るい兆しもある。ひとつはソニー・ホンダが発表したAFEELAだ。発売する2年後に向けて、IT企業が参加することで自動車業界が新たな活況を呈してくるだろう。

もう一つがAppleのMRゴーグル。いまいち弾けないメタバース・仮想空間だが、Appleが参入することで、注目が集まるにちがいない。

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MacのSafariにある「よく閲覧するサイト」の数を増やす方法

Safariのスタートページ

Safariのスタートページはカスタマイズできる。右下のカスタマイズアイコンをクリックすると、スタートページに表示する項目が選べる。

意外と便利なのが「よく閲覧するサイト」だ。今までよく閲覧するサイトを自動的に選んで表示してくれる。

便利な「よく閲覧するサイト」だが、デフォルトの設定では最大6つのサイトしか表示されない。もう少し多くのサイトが選べると便利だ。

実は、この項目を増やすことができる。

「よく閲覧するサイト」の数を増やす方法をご紹介します。

「よく閲覧するサイト」の数を増やす方法

カスタマイズ方法は簡単。サムネール表示からアイコン表示にできるのだ。

  1. MacのSafariでスタートページを開く
  2. 「よく閲覧するサイト」上で右クリック→「アイコン表示する」をクリック

  3. アイコン表示になる。最大アイコン数はわからないが、筆者の場合13アイコンが表示された。

設定しておこう

スタートページを使う人なら、設定して損はないと思う。アイコン表示だと、サイト名が短くてわかりにくい場合もあるけど、慣れれば問題ない。

ちなみにiPhoneのSafariでは、サムネール表示はできずアイコン表示しかできない。

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【2023年1月】今どき楽天モバイルを選ぶ4つの理由。ポイントは22GB

今さら楽天モバイル?

1GB未満無料プランをやめたことで契約者数が大幅に減った楽天モバイル。楽天モバイルからMNPするユーザーを狙ってIIJmioなどのMVNOがキャンペーンや新プランを発表しが、それもようやく一段落した。

無料から有料に改悪したことで感情的に楽天モバイルからMNPした人もいると思うけど、もう一度冷静に楽天モバイルのプランを見てみると、案外お得なプランなことに気づく。

ahamoやpovo、MVNOと比べても遜色がない部分も多い。

もう一度冷静に楽天モバイルをチェックしてみよう。

22GB以上なら他社よりお得

1GB未満無料が廃止になったことで、高い印象はあるが、消費するギガによっては他社より安い。

3GB1,078円は、ソフトバンク「LINEMO」の990円より高い。NUROモバイルなら3GB792円で、3GB未満の基本料金だけをみた場合、楽天モバイルを選ぶ必然性はない。

5GB未満でも他社の方が安い。NUROモバイル5GBは990円と半額以下だ。ただ、MNOでは楽天モバイルより安いプランはない。

楽天モバイルが他社より安いのはやはり「無制限」だ。20GBだと、2099円のNUROモバイルの方が安いが、NUROモバイルの追加容量料金は1GBあたり550円なので、22GBを超えると楽天モバイルの方が安くなる。

自宅でモバイル通信を使うなどのハードユーザーにとって楽天モバイルはお得だ

通話料が無料

楽天モバイルは国内通話無料だ。専用アプリを使う必要はあるが、オプション料金なしで、通話無料のプランは他にないはずだ。例えば、povoだと通話無料オプションは1,650円する。MVNOのIIJmioでも1,400円。povoの通話料は30秒22円なので、毎月10分程度通話する人なら、楽天モバイルの方が間違いなくお得だ。

楽天ポイント

楽天モバイルに契約すると楽天スーパーポイントが増え、最大ポイント3.5倍になる。3.5倍ということは、通常の買い物でも3.5%割引になるということだ。楽天市場でよく買い物する人にとってはお得だ。毎月3万円買い物すれば約1,000円割引になり、総合的な支払額は他社のプランより安価になる。

気軽に契約解約できる

楽天モバイルは気軽に契約解約できる。契約料金も解約料金もない。eSIMに対応しているので、数分で開通できる。解約時も、他のサービスみたいな引き留めも弱く、意外と簡単に解約できてしまう。

試しに契約してみて気に入らなかったらすぐに解約することもできる。

通信エリアは課題

あえて楽天モバイルの良い点ばかり記したが、楽天モバイルと契約するのに気になるのはエリアだ。プラチナバンドが使えない楽天モバイルは、3大キャリアより繋がらない場所が多い。特に建物内では弱い傾向がある。自分の活動エリアが繋がるかどうか確認したい。

エリアに問題がないなら、通話時間、使用容量、楽天市場の買い物額によっては、楽天モバイルはかなりお得だ。一度試しても良いかも。

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AppleのMRゴーグル「Reality Pro」が今春発売?目的は映像コンテンツの消費

AppleのMRゴーグルが春に登場

AppleがMR(拡張現実)ゴーグルを6月前に発表するとBloombergが報じている。AppleがMRゴーグルを開発している噂はかなり前からあったが、開発に問題があったのかなかなか発売されなかった。

MRゴーグル「Reality Pro」は昨年末発売予定を延期して、6月のWWDC前に発表、秋に発売するそうだ。

OSはxrOS

Reality Proは新しいOS「xrOS」を搭載するそうだ。これでAppleのOSは、「macOS」「iOS」「iPadOS」「watchOS」「tvOS」に合わせて6種類になる。これだけのOSをアップデートし続けるのは大企業Appleでも大変だろう。

Realty Proのスペックは?

最近のAR/MRゴーグルはメタバースがひとつのトピックスになっていた。仮想世界「メタバース」はFacebook改めMetaが積極的に広めようとしていて、新しいARゴーグル「Meta Quest 2」を昨年発売した。

だが、Metaが望むようにメタバースは流行になっておらず、Metaは株価下落、リストラに追い込まれている。

Meta Quest 2はスペックも高いが、59,400円とかなり高価だ。この金額のゴーグルを多くの人が購入しメタバース世界に没入するとは現時点では考えづらい。

では、Appleのゴーグル「Reality Pro」はどのようなものになるのだろう。メタバースのような今までのAppleのサービスと全く異なるものではなく、現状のAppleサービと地続きのものになるに違いない。

AppleはiOSをベースとして、ウェアラブル端末であるApple Watch用の「watchOS」、大画面TVでもコンテンツを鑑賞できる「tvOS」と発展してきた。

「xrOS」はTVがなくても大画面で映像コンテンツを鑑賞できることに重点を置いているに違いない。Appleに限らず、最近のハードウェアはコンテンツを消費するためのデバイスの役割を担うことが多く、自社のハードウェアを広めることで自社のサービスを使ってもらう目的がある。

Realty Proはどこでも大画面でコンテンツを楽しめるデバイスとして販売するのではないだろうか。

もう一つの用途はMR(拡張現実)だ。現実の映像に情報を付加するMR。ただ、MRはビジネス面では有効だが、プライベートではなかなか使う用途が見出せない。自宅の映像に情報を付加しても、あまり楽しくない。自宅の家具の高さや、目の前の食べ物の値段がわかってもあまり嬉しくない。

MRは自宅ではなく外出先で使いたい。街の風景に店の情報や道順を透過して表示してくれれば便利だと思うが、現状のゴーグルをはめて自宅を出る勇気はない。軽量なサングラスタイプになって初めて外出先で使う気になれる。

当初Appleのゴーグルはサングラスタイプかと思ったが、ゲームや映像コンテンツを鑑賞するゴーグルタイプになったようだ。

Reality Proは売れる?

果たしてAppleのMRゴーグル「Reality Pro」は売れるのだろうか。Appleブランドとデザインで、どこでも気軽に大画面でゲームや映像を楽しめるゴーグルはある程度の人気が出るだろう。なかなか一般化しないAR/MRゴーグルが「Reality Pro」がヒットして、誰でも普通に使うデバイスになるかもしれない。

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ホンダ・ソニーのEV「AFEELA」の隠し球はナイト2000?

AFEELA登場!
CES2023で「ソニー・ホンダモビリティ」が、2025年販売開始予定のEVのプロトタイプを発表した。ブランド名「AFEELA(アフィーラ)」だそうだ。

隠された部分も多いが、判明したことから、ソニー・ホンダが考える次世代EVを予想してみたいと思います。

さっぱりしすぎの外観

今回お披露目になったプロトタイプの外観は、えらくさっぱりしている。ボディにうねりはほとんどなく、CADで最初に引いたラインのまま実車にしたみたいだ。実際には細かいラインが多く使われているが、全体の印象としてはとてもすっきりしている。

ソニー・ホンダの説明では、「装飾となる線や造形を研ぎ落とした佇まいは、まるでスペースシップ」とある。これがどうやらエクステリアのコンセプトのようだ。

今回はプロトタイプなので、完成版のデザインはもっと凝っている可能性はあるが、それほど大幅に変わらないのではと思われる。

過去の自動車とは離れ、独自の雰囲気を持った造形にしたい意欲が窺われる。

エクステリアからわかるのは、アフィーラが外見よりも内部に重きをおいていると言えそうだ。

内装も外観と同様にソニーデザインっぽくシンプルだが、ダッシュボードにディスプレイが一面に貼られている。ソニー・ホンダは、新型EVを「走るスマホ」と称している。このディスプレイでは、カーナビ、音楽だけではなく、動画やゲームができるようになる。

運転中のドライバーはもちろん遊べないが、自動運転ができるようになったときには、運転中も楽しめそうだ。

タイパの向上

自動車メーカーではないソニーが自動車産業に参入した目的は、自社製カメラとセンサーの活用もあるが、映画や音楽などの自社グループのコンテンツを流注させたい意図があると思われる。

自動車の車内は、閉鎖空間だ。搭載するOSやソフトウェアは明らかになっていないが、AppleがiPhoneにApple MusicやApple TVを予めインストールしておくように、自社のコンテンツを優先的に選んでもらえる仕組みを構築するのではないか。

現時点では運転時間に音楽やラジオを楽しむぐらいしかできないが、自動運転が可能になれば、その他のコンテンツを運転中に楽しめるようになる。

現代のエンタメは時間の奪い合いと言われる。大型ディスプレイとマルチスピーカーで贅沢な視聴環境を車内に構築できれば、自社のコンテンツを消費してもらいやすくなる。

車内のタイムパフォーマンスを向上できるわけだ。

隠し球はナイト2000?

発売開始までまだ2年ある。その間、他社に真似されないように今回の発表では隠している機能があるはずだ。

その一つが「メディアバー」の機能だろう。車体のフロントとリアにディスプレイが内蔵されている。運転していたら見えない箇所のディスプレイを何に使うのか。デモでは天気やバッテリー残量などを表示していたが、本命はコミュニケーション機能かもしれない。

メディアバーを使ってAFEELA同士がコミュニケーションを図ることを考えている可能性はある。他のAFEELAが表示するコードをカメラで読み取り、メッセージや渋滞情報を得ることができそうだ。

もう一つの隠された機能はAIだと思う。もちろんAFEELAはAIを搭載しているが、そこまで大胆な使い方は提示されていない。

AIBOやアシモなどのロボットを多数開発してきたソニーとホンダは、自動車のロボット化を考えているに違いない。古い例えになるが、「ナイト2000」のようなことを考えているのでは。

音声認識で自動車と対話し、命令したり情報を得たりできるだけではなく、温かみすら感じるAI。メディアバーも温かみを持たせるために使われるかもしれない。近づいたら、メディアバーに「こんにちは」とかAFEELAからのメッセージを表示して、ペットのような親しみを持てるようになる仕掛けがありそうだ。

とにかく楽しみ

ある世代にとってソニーとホンダという企業はスターだった。以前の両社は、先進的でカッコよかった。外資系企業に押されて、勢いが落ちてきた両社がタッグを組むことで、今までにないクルマができそうだ。まだ2年、日本にデリバリーされるまで3年以上あるが、今から楽しみだ。

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【解決した?】AirPods Proの充電ケースのサウンドエフェクトがオンにならない対処法

充電ケースから音が出ない

第2世代AirPods Proの充電ケースはスピーカーを内蔵していて、充電時に音を鳴らすことができる。ところが、ある日、音が鳴らなくなってしまった。

iPhoneの「設定」がグレーアウトしていて、設定を変更できなくなっている。

Appleに問い合わせたところ、現行ファームウェアのバージョンにおける不具合だそうで、次のファームウェアで改善されるそうだ。

この状態になってしまうと、「探す」でAirPods Proのケースを探索できなくなってしまう。

結構大きな問題だが、先日突然改善できたので、その方法をご紹介します。

完全放電する

色々試して改善したのではなく、偶然だった。

ある日、突然改善していたのだ。ワイヤレス充電台の上にAirPods Proのケースを置くとピンと音が鳴った。「探す」でもAirPods Proが見つかるようになった。

ファームウェアが上がったのかと思ったけど、バージョンは変わらず「5B58」のまま。設定のグレーアウトも変更されていない。

どうして改善したのか? 現象が改善される前に、完全放電した。年末年始の旅行をしていたら、充電をし忘れていて、ケースのバッテリー残量が0になっていた。

現象が改善する前にしたのは、バッテリーの完全放電なので、おそらくこれで問題が解決したと思われる。

グレーアウトはそのまま

音を鳴らせるようにはなったけど、設定は変更できないから、完全に問題解消されていない。

本当の問題解決するには新しいファームウェアを待つしかないだろう。

その前に困っている人はとりあえず完全放電を試してみてください。

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iPhoneのロック画面にアイコンを大量に並べる方法【iOS 16】【ライブアクティビティ】【Lock Launcher】

iOS 16の新機能

iOS 16の新機能で便利なのは、ロック画面をカスタマイズできることだ。時計のフォントを変えられて、ウィジェットを置くことができるようになった。

ただ、このウィジェットは最大4つのアプリのアイコンを置くことができるけど、アイコンを置いてしまうとスケジュールなどの情報を表示できなくなってしまう。もっと多くのアプリのアイコンを置きたい時には不便だ。

そこで、アプリを使うと、もっと大量のアプリをロック画面に置くことができる。

その方法をご紹介します。

Lock Launcher

ロック画面にアプリを置けるアプリはいくつかあるが、「Lock Launcher」を使ってみた。Lock Launcherはロック画面にアプリアイコンを置くのは無料で可能だ。

どうしてロック画面にアプリアイコンが置けるかというと「ライブアクティビティ」機能を使っているからだ。「ライブアクティビティ」機能はスポーツのスコアなどをリアルタイムで表示する機能で、タップするとアプリが起動する。この機能を使ってアプリのアイコンを並べることができるのだ。

Lock Launcher - ロック画面ウィジェット

Lock Launcher - ロック画面ウィジェット

  • ZiLi Huang
  • グラフィック/デザイン
  • 無料

アプリのアイコンをロック画面に置くことができるだけではなく、ショートカットを置くことも可能だ。iPhone 14 Proならダイナミックアイランドにもアプリを置ける。

様々な機能があるが、ここではロック画面にアプリを置く方法をご紹介します。

Lock Launcherを使ってロック画面にアプリを置く方法

  1. iPhoneに「Lock Launcher」をインストールして開く
  2. Lock Launcher - ロック画面ウィジェット

    Lock Launcher - ロック画面ウィジェット

    1. ZiLi Huang
    2. グラフィック/デザイン
    3. 無料

  3. 「お気に入りに追加」をタップ

  4. 「アクションを選ぶ」をタップ

  5. 「全てのアクションで検索…」をタップして、アプリ名を入力する
  6. ここでは「Evernote」を入力。検索したアプリをタップする
  7. アイコンを変えたり、アイコンの背景色を変えたりできる。背景色を透明にするなら、「アイコンの背景色」をタップして、「不透明度」を0%にして、右上の「保存」をタップ

  8. 好きなアプリをいくつか並べる。並び替えする時は、長押しでアイコンを移動できる

  9. 右上の「アイランド」をタップ

  10. 「ライブ活動」をオンにする。並べるアイコン数などを設定
    ・ボトムディスプレイ:「メモ」を選ぶとメモを残せる
    ・「Dockの行数」:アイコンを縦に並べる行数。最大3行
    ・1列のアイコン数:5つか6つぐらいのサイズが押しやすい
    ・アイコン丸型:5がホーム画面のアイコンの形。1だとApple Watchのような丸型になる

  11. 右上の「完成」をタップ

  12. ロック画面に移動すると、アプリのアイコンが並んでいる。アイコンをタップすると、アプリが起動する

  13. アプリの他にも「ウェブサイト」「shortcut」「カスタマイズ」を置くこともできる
    ・おすすめ:用意されたアプリから選べる。結構レアのアプリも用意されているが、出てこないアプリはカスタマイズでURLスキームを入力して設定する
    ・ウェブサイト:URLを入力してWeb画面を開くことができる
    ・shortcut:iOSの「ショートカット」を設定できる。ショートカット名を入力する
    ・「カスタマイズ」:URL Schemeを設定できる。「おすすめ」にないアプリや電話をかけたり、「設定」画面を開いたりできる

iPhoneの使い方が変わる

「Lock Launcher」はiPhoneの使い方が変わるほど、すばらしいアプリだ。ロック画面からアクセスできるので、どの方法よりも素早くアプリを起動できる。ウィジェット部分にはスケジュールやリマインダーなどを表示させて、アイコンは下部のDockから起動できる。

ライセンス費用を払うと、さまざまな制限を解除できる。今なら160円なのでアップグレードしても損はないと思う。

ひとつだけ課題があって、8時間経過するとアイコンが消えてしまうのだ。これはライブアクティビティの仕様なのでどうしようもない。アイコンが消えたら、アプリを再起動すれば元に戻る。

もう一つの制限は「通知の最大行数」だ。並べられるのは5行分なので、あまりたくさんのアイコンを並べてしまうと、音楽の「再生中」などの画面が表示されなくなる。

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2023年の小説とブログ

謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨年は多くの方にブログと本を読んでいただきありがとうございます。今年も引き続きブログと小説を書いていきたいと思います。

ふたりの余命」が多くの方に読んでいただき、長らくベストセラーを維持することができました。それに合わせて、他の作品の読者も大幅に増えました。

冬に出版した「Orkシリーズ」の第三作「ニューバースの夜明け」も多くの方に読んでいただいています。

来年も何冊か小説の出版を計画しています。自分を縛るためにも執筆計画をここに記しておきます。

2023年の小説

昨年末より書いているのは連作短編集です。「ふたりの余命」のスピンオフで、本作の死神が登場する短編を五作まとめて一冊の本にする予定です。昨年までに二作品の執筆を終えて、残り三作を完成させるのが、今年の最初の目標です。

できれば、二月中に脱稿して三月には出版したいと思っています。

その次は、ひょっとするとタイムスリップものを出版するかもしれません。すでに完成しているので、出版するタイミングを考えているところです。

新たに執筆する作品は、まだ悩んでいます。夫婦ものか青春SF小説のどちらにしようか。夫婦ものは、コメディ主体ですが、ちょっと社会派っぽい部分を絡めて、共同親権なんてものを取り上げたいと思っています。あまり堅苦しくなるのも面白くないし、思案しているところです。

青春SF小説は、新海誠監督「すずめの戸締り」を鑑賞して、「ふたりの余命」みたいな青春ものをもう一度書いてみたい思いが沸々と湧いてきました。大筋のストーリーラインはうっすらとできてきているけど、プロット作成にはまだ至らないところです。

「ふたりの余命」スピンオフを書いている間にどちらにするか決めたいですね。

2023年のブログ

2022年の前半はブログを毎日書いてきたけど、途中から小説に集中するために簡潔的にアップするようにしました。

今年も毎日書くことを目標にするのではなく、書きたいネタがあるときにはアップしていきたいと思います。

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2022回顧。小説編。今年出版した本は5冊で過去最多

2022年の執筆

今年の小説執筆は、長編小説を二作品、中編を二作品、初めて実用書を一冊の合計五冊を出版しました。今までで最も多かったですね。

今年は昨年末に出版した「ふたりの余命」を多くの方に読んでいただき、ロマンス部門で長らく1位を維持しています。

ふたりの余命」から著者を知ってくれた人が他の書籍も読んでくれたようで、読者数が飛躍的に増えました。本当にありがとうございます。今年一番嬉しかったことです。

年の瀬なので、今年出版した作品を振り返りたいと思います。

四度目のF

女子高生の恋愛小説「四度目のF」を出版したのが今年の春でした。春っぽい内容ですね。おかげさまで多くの方に読んでいただいています。一目惚れした女子高生の恋を何年にもわたって追いかけるのは楽しかったです。様々な女性を描くのも勉強になったなあ。

ちなみに「四度目のF」にでてくる人物名は、ある法則に基づいています。それが裏テーマになっているので、よろしかったら探ってみてください。

AirPods Proのすべて 

著者初の実用書「AirPods Proのすべて」を出版したのも今年。本ブログの中から、AirPods Pro関連の記事をまとめて本にしました。

ブログの記事を書籍にしたらどうなるだろうと試しにつくってみました。AirPods Proを使っている人、買おうかどうしようか検討している人におすすめです。

アインの追憶

著者初のSF小説である「アインの追憶」を出版したのは、7月1日でした。

中編小説なので、短い時間で気軽に読むことができます。廃炉で放射性物質「デブリ」を集めるアインの悲しくも強い物語です。多くの方に読んでもらっています。

昔から「ドラえもん」が好きで、SFはいつか書いてみたいと思っていたところ、名作「星を継ぐもの」などに刺激を受けつつ書いてみた物語です。手塚治虫っぽい感じもします。

雪の愛した物語

同じく中編小説「雪の愛した物語」も出版しましたね。こちらは著者の中では純文学に近い作品で、Amazonではあまりウケないだろうなと思っていましたが、着実に読んでもらえています。東京で働く孤独な女性が主人公で、江戸時代の冒険譚と並行してストーリーが進行します。

女性の方に読んでもらいたい小説です。

ニューバースの夜明け

今年最後に出版したのが「ニューバースの夜明け」です。「箱の中の優しい世界」の続編で、「箱の中」の前日譚である「Ork」と繋がっています。

パンデミックや電力危機、日本経済の凋落とリアルな現代に近い世界を舞台にしています。政治や経済みたいな大きなものにはあまり近寄らないようにしてきましたが、コロナ禍以降、色々と思うことがあったので、批判も承知であえて取り上げてました。

出版していない長編も

今年は、まだ出版していない長編小説を一作、短編四作を書き上げました。短編のうち二作品は「ふたりの余命」のスピンオフで、連作短編集になる予定です。年内は全部で五作品のうち二作品が完成しました。かなり良い出来だと思いますが、短編集を出版したことがないので、評価が気になるところです。来年には出版したいなあ。

おかげさまで、今年は多くの作品を書き、また多くの人に読んでいただけた良い年になりました。

来年も何卒よろしくお願いします。

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
ブロックチェーンなどITを題材とした小説の他に、ミステリー、恋愛物、児童文学など様々なジャンルの作品を取りそろえています。
Kindle Unlimited会員ならすべて無料、非会員の人にも0円からご用意していますので、お読みいただけると幸いです。感想もいただけたら感涙でございます。

今年買ったものベスト5【2022】最も感動した買い物はMacBook Air

今年買ったもの

例年に比べて、今年は買い物が多かった。基本的にミニマルな状態が好きで、持ち物を増やさないようにしているので、買い増すことはあまり多くない。

今年は持っているデバイスが買い替え時期に差し掛かったと思う。

今年買ったものを振り返り、ベスト5を選びます。

第1位:MacBook Air

今年一番の買い物はMacBook Air。2017年版MacBook Proを使っていたので5年ぶりの買い替え。カラーや構成を悩んだけど、基本的にデバイスはブラックで合わせているのでミッドナイトを選んだ。

使い始めて半年近く買ったけど、不満な点はほとんどない。ミッドナイトは指紋がつきやすいと心配していたけど、別に気にならない。天板の指紋は確かに目立つけど、拭けば済む話だ。

買う前はMacBook ProにあるTouch Barがなくなると不便だと思っていたけど、困ったことはまったくない。スクリーンショットのアイコンをTouch Barに置いていたが、キーボードショートカットを使えば良いことだった。

とにかく感動したのは動作がキビキビしていること。文章を書いたり、Webページを開くだけでも高速なのが実感できる(2017MacBook Pro比較)。

MagSafeも素晴らしい。近づけるだけで簡単に電源ケーブルを接続できる。USB-Cケーブルを挿し込む必要がない。

唯一気になったのは、空間オーディオ。Appleチップ搭載のMacだと空間オーディオに対応しているけど、Mac版Amazon Musicアプリが空間オーディオ非対応だ。iOSアプリは対応しているのに。それぐらいかな、困るのは。

第2位:Magic Keyboard

新製品じゃないけどMagic Keyboardを買った。小説を執筆するのにiPhoneとBluetoothキーボードを使うことが多いので、ちょっと良いキーボードが欲しかった。今まではAnkerのキーボードを使っていたけど、プラスティック感が強くて、打鍵すると全体が揺れるのが気になっていた。

Magic KeyboardはMacBook Airとまったく変わらない打鍵感で、高級感もある(実際に高いけど)。

スタンド機能付きMagic Keyboardカバーと併用したら、さらに便利になった。

よく知らないブランドだったけど、このカバーがかなり良かった。Magic Keyboardを持ち歩くのにキー部分がカバーで隠せると良いし、蓋部分がスタンドになって、iPhoneを立てかけることができる。スタンドを別途用意する必要がなく、iPhoneとMagic Keyboardだけを持ち歩けば執筆できるようになった。

自宅ではMacBook Airを使うことが多いけど、外出先にはAirを持ち出さず、Magic Keyboardだけを持ち歩いている。

第3位:SESAMEサイクル

自転車に装着するスマートロック「SESAMEサイクル」を買ったのも今年だった。スマホで自転車の解錠ができるこのスマートロックは快適で、自転車を乗る機会が増えた。鍵を抜いて持ち歩かなくて済むだけなのに、精神的にものすごく気楽になった。3,980円と比較的安価だし。

欠点は、Bluetooth接続なので近くに寄らないと反応しないことかな。あと、スポークがSESAMEサイクルに接していると開かないことがある。

それでも、自転車へ乗るなら、買っても損はない。

第4位:第2世代AirPods Pro

モデルチェンジが長かったAirPods Proの最新版が出たので、早速購入。ほぼ毎日使っている。慣れてしまうと、初代AirPods Proとの違いを感じることはほとんどない。イヤホンで音量を変更できるのが少し便利なぐらいかな。

バッテリーがなくなったとき、初代を使うシーンがたまにあるけど、自分の耳では音質の違いがほとんどわからない(慣れてしまったからかも)。ノイズキャンセリングがちょっと弱いと思うぐらい。

初代AirPods Proのバッテリーが劣化していないなら、買い替えなくてもよかったかな。

第5位:Apple Watch series 8

Apple Watchは今年買い替えるつもりなかったけど、長年使っていたseries 4のバッテリーが劣化して突然シャットダウンするようになったので、渋々買った。

買い替えたけど、使用感はほとんど変わらない。買って装着すると、新しいデバイスをつけている実感はなかった。常時点灯機能が一番の違いだが、そこまで便利になった感覚はない。暗がりで装着していると眩しく感じることがある。

他の新しい健康機能はほとんど使わないしね。

番外:MOFTマグネットスマホスタンド

マグネットスマホスタンドとして有名だったMOFTを買ってはみたけど、今はまったく使っていない。スタンドとして使っていても、タッチすると画面が揺れてしまうのが気持ち悪く、底面積が大きくて安定すると使いやすかったかも。

そんなところかな

今年買った大物はこんなものかな。買って一番よかったのはMacBook Air。昨年のM1チップ搭載モデルを買ってもよかったけど、MagSafe電源ポートがあるのでM2まで待ってよかった。

AirPods ProとApple Watchも買い替えたけど、そこまで劇的に使用感が変わったわけではなかった。便利になったというなら、SESAMEサイクルの方がよっぽど便利になった。

自分としては今年は買いすぎた気がするので、来年は控えようかな。iPhone 12 miniをいつ買い替えるか悩みところだけど、miniシリーズがなくなってしまったので、買い替えるなら13 miniでも良いと思っている。

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2022年最も読まれた記事ベスト5

2022年の記事

今年も多くの記事を書かせていただきました。10月までは毎日記事をアップしていたのですが、10月末から他の仕事に時間を費やすようにしたので、記事の更新は滞りがちでした。

今年書いたものの中で、2022年最も読まれた記事をご紹介します。

第5位:M2 MacBook Airを1週間使って気がついた9つのポイント。ミッドナイトの指紋はすぐにとれる

第5位は、M2チップ搭載MacBook Airを購入した感想の記事です。今年は久々にMacを買い替えました。購入してから半年近く経ちましたが、不満な点がまったくありません。ミッドナイトで懸念される指紋も全然気になりません。

本当に素晴らしい製品です。驚いたのは、その性能。2017年MacBook Pro Ultimateモデルからの買い替えだったのですが、Webページの描画速度だけでも段違いで、早く買い換えればよかったと後悔したほどです。

第4位:AirPods Proの「充電ケースのサウンドエフェクト」を有効にできない時の対処法

第4位は、新型AirPods Proの設定の問題でした。第2世代AirPods Proの充電ケースにはスピーカーが内蔵されていて、充電時に音が鳴る設定ができるのですが、いつの間にか設定項目がグレーアウトになっていました。グレーアウトしていると充電台に載せても音が出ません。

Appleに問い合わせたところ、現行ファームウェアの不具合だそうだ。だから再起動してもリセットしても改善しません。Apple曰く次のバージョンで改善するそうなので、それまで待ちましょう。

第3位:MacのKindleアプリが落ちる時の対処方法

第3位は、MacのKindleが落ちる場合の対処方法でした。使っていたMacのKindleアプリが起動しても必ず落ちるようになったので、改善させるために色々とトライしてみました。

結論から言うと、App Storeではなく、Amazonのサイトからダウンロードすれば良いだけです。AppleのApp Storeに最新版をアップしないのはAmazonの意地悪なのか怠慢なのか。

 

第2位:DHLの国内配送状況を確認する方法

第2位は、DHLの国内配送状況を確認する方法でした。今年MacBook Airを購入した時に、国外から国内への配送はサイトで確認できるのに、国内の配送状況がわかりづらいので記事にしました。AIチャットに質問すると、問い合わせ番号を教えてくれます。

AIチャットに質問しなくても、最初からリンクを用意してくれれば良いと思うけど。

第1位:Macで目覚ましアラームを設定する方法【Macの裏技】

第1位は、Macでアラームを設定する方法でした。MacにはiPhoneのような「時計」アプリがないので、アラームを設定できませんでした。しかし、Siriにお願いすることでリマインダーを作成してくれることを利用してアラームのように通知することができました。

過去形で書いているのは、今年発表された新しいmacOS「Ventura」には「時計」アプリがあり、アラームが設定できるようになったからです。

Ventureにアップグレードして、Siriに頼むと、時計アプリのタイマーを設定してくれます。

 

IT関連のブログをほぼ毎日更新していますが、本業は高山環(たかやま かん)というペンネームで小説を書いています。
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Orkシリーズ三部作の解説をしてみた

Orkシリーズ三部作

筆者の小説の中で唯一のシリーズ作品が「Orkシリーズ」です。一番最初に出版したのが「箱の中の優しい世界」で、その前日譚が「Ork-2006-」、今年になって「箱の中の優しい世界」の続編「ニューバースの夜明け」を出版しました。

一番最初に書いたのは「Ork -2006-」です。2006年あたりに書いたので、もう15年以上前になります。

「Ork」が書き終わったときに、なんとなくまだ物語が続いていると感じていて、桜田が生きているラストにしました。

それから、12年後の2018年に「箱の中の優しい世界」を書きました。当時はサトシ・ナカモトが提唱したブロックチェーンが流行していて、その誕生エピソードが面白くて小説にできないかと思ったのが執筆する動機でした。

それから四年後の2022年に「ニューバースの夜明け」を書いたのは、メタバースに興味を持ったからです。

このシリーズは、ITに変革があったときに書くようにしています。「Ork」はファイル共有ソフト、「箱の中」はクラウド、「ニューバース」はメタバースです。

作品中でもITテクノロジーを説明していますが、ここでもう少し細かく紹介したいと思います。

Ork -2006-

表題にある通り2006年が舞台になっています。初代iPhoneが発売されたのが2007年なので、この時代にはスマートフォンがまだありません。

当時話題になっていたのが「Winny」でした。天才プログラマー金子勇さんが開発したWinnyはP2P技術を採用したファイル共有ソフトです。中央にサーバーを置かず、クライアントPC同士が匿名でデータをやり取りする方式は画期的でした。

一方で、GoogleやMicrosoftなどの巨大IT企業がデータを集約し管理していました。クラウドは存在せず、いわゆる中央集権的なシステムがITの中心でした。

Orkでは、エンジニアの桜田がOrkというファイル共有ソフトを開発し、全世界に配布します。ユーザー同士がデータをやり取りしてしまうと影響力が低下してしまうことを恐れたOS開発企業がOrkを潰そうとします。

実際の世界では金子さんは警察に逮捕され、Winnyは公権力によって潰されてしまいます。

箱の中の優しい世界

「箱の中の優しい世界」の舞台は2015年あたりを想定しています。当時はすでにスマートフォン全盛で、IT業界は一気に変わりました。常時通信が可能なスマートフォンはデータをローカルに保持する必要がなく、クラウドにデータを保存するようになります。

よく言われますが、ITの歴史は集合と分散を繰り返しています。通信機能がなかった大昔のパソコンはローカルのハードディスクにデータを保存することしかできませんでした。ネットワーク機能が発達すると、データはサーバー・ストレージで管理するようになります。

Windows 95の発売に合わせてインターネットが発達すると、データは全世界のサーバーに保存され、どこにどのデータがあるか気にしない分散の時代が入ります。

ところが、Googleなどの検索サイト、FacebookなどのSNSが発達し、グローバル企業が自社のサービス経由で個人情報を収集し力を持つようになります。新たな集合の時代です。

「箱の中の優しい世界」は、まさにその集合の時代の話で、当時は個人情報を管理する巨大企業への批判が高まっていました。

そこに登場したのが、新しい分散システム「ブロックチェーン」です。ブロックチェーンは中央のサーバーを持たずに、分散コンピューティングを実現しました。分散コンピューティングの弱点だったデータの正当性を証明するために、データを繋げる点がとても画期的でした。

本作ではサクラダが提唱したボックスチェーンが登場し、クラウド企業との争いが描かれます。

「箱の中」には、まだ実現していないスマートイヤホンが登場します。イヤホンで音声操作ができるイヤホはスマートスピーカーから着想しました。便利そうなデバイスですが、現実化のネックになるのは、バッテリーでしょうね。同じようなことがスマートウォッチでは実現できているので、イヤホンの形状に小型化しても持続使用時間を確保できるぐらいにバッテリーが進化すれば、イヤホも作れるでしょうね。

https://www.amazon.co.jp/dp/B07JQJK6D6

ニューバースの夜明け

Orkシリーズの最新作が「ニューバースの夜明け」です。本作を書いたきっかけは、メタバースです。仮想世界であるメタバースについて、セカンドライフの没落を見てきた筆者は当初懐疑的でした。

ところが、色々調べていくと、メタバースが現状を打破する突破口になるかもしれないと思うようになりました。差別や偏見、エネルギー問題、貧富の格差、これらの現実の問題をメタバースで解決することができるかもしれません。

もちろん、現状のメタバースにはそのような実力はありません。メタバースが現実を凌駕するにはたくさんの障壁があります。

そこで、メタバースの上位概念として「ニューバース」を思いつきました。

本作は過去作にはないほど現実に密着しています。物語の世界でもパンデミックが起き、日本経済は沈みゆく巨大客船のようです。この国が抱える問題とニューバースを絡めて物語にしてあります。今議論されている円安や原発再稼働、感染拡大は本作の物語とリンクしているように思えます。

現実の問題を正面から扱うのには賛否両論あると思いますが、この国が現状抱えている問題はかなり深刻だと感じていたので、ストレートに伝わる内容にあえてしました。どうだったでしょうか?

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BM6DWMK8

次回作は?

「ニューバースの夜明け」に続く物語はすでに考えてあります。佐野の子供とか、伏線をいくつか散りばめてありますし、何よりニューバースがなにか? どうやってこの国を救うのか? という問いに対して、本作ではまだ回答を出していません。

いずれ続編を書きたいと思っています。

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藤田社長のインタビューからわかるABEMAの今後

藤田社長のインタビュー

サイバーエージェント藤田社長がABEMAのワールドカップ配信について総括したインタビューが面白かった。

ワールドカップを配信したことは社長の予想よりもはるかに成功したそうだ。日本がワールドカップに出場できるかわからない状況で契約し、厳しいグループに日本が入ったのでドイツに惨敗して盛り下がることも予想できたのに、見事な盛り上がりを見せた。

藤田社長は賭けに勝ったのだ。

おかげで、ABEMAは認知度を上げ、インターネットテレビが地上波テレビよりも便利なことを証明してみせた。

社長曰く、ワールドカップ終了後にABEMAの視聴者数は増えているそうだ。

ABEMAの限界

一方で、藤田社長はABEMAというかインターネットテレビの限界が見えたと正直に話している。

ひとつは同時視聴者数。クロアチア戦でABEMAは視聴者数制限を行なった。AWSなどのバックボーンの技術力やキャパが問題なったのではなく、日本のインターネット環境の限界だと社長は語っている。日本戦をABEMAだけで中継することは現時点では不可能だと述べている。

もうひとつの限界はタイムラグ。地上波テレビに比べてインターネットテレビはどうしても伝送速度が遅い。スポーツ観戦の場合、数十秒の遅れが致命傷になる。

ABEMAの特色の一つであるコメント機能を使って観戦していると「ネタバレ」を起こしてしまう。もちろん、コメントの他にもマルチカメラや追っかけ再生などABEMAが優位な点は多い。

だが、藤田社長は、地上波の優位点を正直に話し、ABEMAとの共存を目指すのが現状はベストだと考えているようだ。これにはABEMAがテレビ朝日との共同事業であることも関係していると思う。

語られない収支

藤田社長が語らなかったのは、今回のプロジェクトの収支だ。契約金が200億円と言われているが、AWSやAkamaiに支払う配信コストも膨大にかかったに違いない。

ワールドカップ中継の合間にCMが流れたが、あれだけで黒字になるわけがなく、ワールドカップ配信プロジェクト単体の収支は間違いなく赤字だろう。

もちろん、藤田社長もプロジェクト単体で黒字になるとは思っておらず、ABEMAの認知度が上がり視聴者数が増えることが目的だった。その成果は次の決算で具体的に明らかになるだろう。

これは推測だけど、藤田社長はABEMAが黒字になることはない、いや黒字にする必要がないと思っている節がある。以前にも「投資を抑えれば、黒字にするのは簡単だ」と発言していた。

サイバーエージェントグループ全体で黒字なら、世の中の人が便利に思い、大袈裟に言えば世界が少し良くなればそれで構わないと考えている。そんな気がしてならない。

ABEMA事業は楽天モバイルと比較されることもあるが、楽天が携帯電話事業を始めたのは携帯電話料金を安くすることが目的だった。地上波テレビの不便さから解放するのが目的のABEMAとは志が異なる。楽天モバイルが目指していた低価格は、ahamoなどが達成してしまった。

全国各地にインフラを用意する必要がある携帯電話事業は、新しいようで古いビジネスモデルで、ネットだけで完結するインターネットテレビとは大いに異なる。膨大なインフラコストを本業のインターネット通販で補填できずに楽天は莫大な赤字に苦しんでいる。

サイバーエージェントはウマ娘などのゲーム事業のおかげで黒字だが、ゲーム事業はナマモノだ。今後どうなるかはわからない。

成功した創業者が本業に飽き足らず、新規事業を始めることはよくある。楽天とサイバーエージェントの新規事業では、成功の優劣がつきつつあるが、将来どうなるかはまだわからない。

日本を代表するインターネット企業である楽天とサイバーエージェントの行き末が、日本のIT業界を左右するのは間違いないだろう。

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